電通大
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

東京通信大学」、「東京電機大学」、「大阪電気通信大学」、あるいは「電通」とは異なります。

電気通信大学

正門(2021年)地図
大学設置1949年
創立1918年
学校種別国立
設置者国立大学法人電気通信大学
本部所在地東京都調布市調布ケ丘一丁目5番1号
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度39分21.9秒 東経139度32分38.6秒 / 北緯35.656083度 東経139.544056度 / 35.656083; 139.544056座標: 北緯35度39分21.9秒 東経139度32分38.6秒 / 北緯35.656083度 東経139.544056度 / 35.656083; 139.544056
キャンパス調布ケ丘(東京都調布市)
学部情報理工学域
研究科情報理工学研究科
ウェブサイトhttps://www.uec.ac.jp/
テンプレートを表示

電気通信大学(でんきつうしんだいがく、英語: The University of Electro-Communications)は、東京都調布市調布ヶ丘一丁目5番1号に本部を置く日本国立大学1918年創立、1949年大学設置。略称は電通大、UEC。
概観
大学全体講堂

1918年に社団法人電信協会に無線電信講習所が設立されたことが起源である。その創立経緯から当初は電気通信に関する研究教育が中心であったが、電子工学、機械工学に分野を広げ、今日では情報通信分野に重点がある工学系の単科大学である点が特徴的である。
名称

地名の付かない大学名を採用することで「日本全国に開かれた大学を造る」という建学精神を表している。2020年現在、国立大学法人が設置する学部組織を持つ大学で唯一
地名(都市名、地域名)が入らない大学である[1][2][注 1]

英語表記は The University of Electro-Communications(略称: UEC)である[3]。また、創立100周年に向けての大学のビジョンとして、UECを頭文字に用いて「Unique & Exciting Campus」を掲げている。

学部名の「電気通信学部」も国内唯一であったが、2010年(平成22年)に「情報理工学部」へと名称変更、私立大学を含めてもその名称は珍しかった[注 2]

2018年の100周年を迎えるにあたり、学際色を打ち出すため、2016年に「情報理工学域」とそのT類?V類の3類に改組した[4]

広告代理店の電通とは無関係である。

理念

電気通信大学は「人類の持続的発展に貢献する知と技の創造と実践を目指す」として、以下の3つの理念を掲げている[5]
万人のための先端科学技術の教育研究

自ら情報発信する国際的研究者・技術者の育成

時代を切り拓く科学技術に関する創造活動・社会との連携

沿革
略歴

電気通信大学の起源は1918年(大正7年)東京市麻布区飯倉町(現・港区飯倉)に社団法人電信協会が設立した無線電信講習所である[4]1942年(昭和17年)に逓信省に移管され官立無線電信講習所となり、大戦中の1945年に中央無線電信講習所と改称された。1948年には所管が文部省に移り、1949年(昭和24年)に新制大学に改組されて「電気通信大学」が誕生した。1957年(昭和32年)に目黒区 (旧: 荏原郡目黒村)から調布市[注 3]に移転、1980年代には学部・大学院の改組が行われ(後述の沿革を参照)、2004年度(平成16年度)には国立大学法人となり、現在に至っている。
年表

1893年 電信協会設立。

1916年 安中電機製作所が敷地内に帝国無線電信講習会を設立。

1918年 社団法人電信協会無線電信講習所が創立、この年を以って電気通信大学の創立年とする。

1920年 荏原郡目黒村下目黒(現・目黒区)に移転。

1942年 逓信省に移管。官立無線電信講習所となる。

1944年 藤沢分教場を開設。

1945年 4月(戦時中)、中央無線電信講習所に改称。

1948年 文部省に移管。

1949年 新制電気通信大学となる。

1952年 北多摩郡調布町東京学芸大学分教場の校地に調布校舎開設。

1953年 電気通信大学短期大学部を併設。

1957年 目黒校舎から調布校舎へ移転統合を完了。

1988年 電気通信学部改組、5学科制へ移行と同時に夜間主コースを設置。これに伴い短期大学部募集停止。

1999年 電気通信学部改組、7学科制へ移行。

2004年 文部科学省直轄より、国立大学法人法施行に伴い「国立大学法人電気通信大学」となる。

2007年 情報システム学研究科改組、4専攻制へ移行。

2010年 4月1日、電気通信学部および電気通信学研究科を情報理工学部(4学科)および情報理工学研究科(4専攻)に、夜間主コースを先端工学基礎課程に改組。

2012年5月7日、「UEC保育園どんぐり」を開設。女子率の低さを改善すべく打たれた策の一つであり、育児と学問を両立できる環境が整備された[6]

2016年4月1日 - 1学部4学科+先端工学基礎課程、大学院2研究科8専攻であったのを1学域3類+先端工学基礎課程、1研究科4専攻に改組[7]

2017年4月1日 - オープンイノベーション拠点「UECアライアンスセンター」を核とする100周年キャンパスUEC Portを開設[8]

2019年4月1日 - 東京外国語大学東京農工大学文理協働の共同サステイナビリティ研究専攻を設置[9][10]、1学域(3類+1課程)、1研究科(5専攻)となる。

基礎データ
所在地

公式所在地(東地区キャンパス) -
東京都調布市調布ケ丘1丁目5番地1

西地区キャンパス - 東京都調布市富士見町2丁目11番地

100周年キャンパス (UEC Port) - 東京都調布市小島町1丁目1番地1

多摩川グラウンド - 東京都調布市多摩川7丁目38番地1

菅平宇宙電波観測所 - 長野県上田市菅平高原字菅平1223番地

電通大スカイオフィス - 渋谷区神宮前5丁目52番2号 青山オーバルビル15階

象徴
校章

周波数比5対6のリサジュー図形に「大學」の文字をあしらった図案[11]

新制大学発足時の1949年、学生・教職員を対象に懸賞募集を行い、松村定雄教授から出された図案が採択された

描かれている曲線は、周波数比 5 : 6、位相差0度で得られる

「5 : 6」は東日本と西日本それぞれの商用電源周波数、50ヘルツと60ヘルツに対応している。これにより、日本全体の調和と、地名が付かない唯一の国立大学として開かれた機関たらんとする建学の精神を表している。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:124 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef