電脳戦機バーチャロン
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『電脳戦機バーチャロン』(でんのうせんきバーチャロン、CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON)は、セガの3D対戦ロボット格闘ゲーム。および、同作を第1作とし、1990年代中盤から2000年代初頭にかけて設定やゲームシステムを共有する作品群(様々な家庭用ゲーム機やデジタルデバイスに移植された版や家庭用ゲーム機オリジナル作品についての詳細は、本項の「シリーズ構成」に記した、各作品概要などに記載)。

第1作は、日本で1995年12月よりアーケードゲームとして稼働を開始し、後に家庭用ゲーム機に移植された。 筐体内部の本体システム基板は「セガ・モデル2」を使用している。
概要

3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)で描かれた空間の中で「バーチャロイド」と呼称される戦闘用の巨大ロボットを操縦し、敵プレイヤーと対戦するTPS形式の対戦アクションゲーム。本作のプロデューサーであるセガ社員・亙重郎の構想の下、メカニックデザイン(バーチャロイド)にカトキハジメを起用し、このイメージを基本として小説や設定資料集、ドラマCDなどの形で作品世界の構築が行われた。
ゲームデザイン

本作がリリースされた当時、プレイヤー対プレイヤーの対戦アクションゲームは『ストリートファイターII』シリーズを筆頭とした人間(型キャラクター)同士の対戦型格闘ゲームが主流で、前進・後退・ジャンプのみという狭い自由度でしか移動できないものであった。

『バーチャロン』は3D格闘ゲームと後述するような本作以前に存在した数種のロボットゲーム(のルール・システム)をミックスして「良いとこ取り」をした点が最大の特徴と言える。もう少し仔細に述べると「操作系を対戦前提にシェイプアップしたことにより、格闘ゲームにあるスピーディさと緊迫感を手にしている」という事である。また、亙プロデューサーが「アクション詰め将棋」と形容する、高速で撃ち合いつつもある程度制限された動作の中で相手を理詰めで追い詰め、高速で機動しながらの射撃戦・近接格闘戦が楽しめるゲーム性が指向された[1]

このようなゲーム性を実現するため、本シリーズでは、プレイヤーは自機の後方の視点から3D空間で形成された戦闘フィールドを見て、前後左右空中と自由な機動を楽しめるようになっている[注 1]。また操作キャラクターがロボット(バーチャロイド)であることを生かしたメカニカルな動作や光学的・SF的な武器・攻撃は、セガのゲーム全体に良く見られる傾向であり、本作を「未来的なカッコ良いゲーム」に仕立てている。
開発経緯

本作リリース以前のロボットゲームは単に「キャラクターがロボットというだけの爽快感重視系アクションゲーム」か、あるいはリアルさを追求しすぎ「操作は複雑でアクション性に乏しい、地味でマニアックなシミュレーター」という印象の作品が多く存在し、商業的成功を得たものは少なかった。それ故『バーチャロン』以前のゲーム業界では「ロボットものは売れない」という評価が一般的であった。それにもかかわらず、毎年セガに入社してくる新人の中にロボットゲームの企画書を上げてくる者が多くおり、彼らに「そんなゲームは売れないのだ」という現実を分からせるべく、(亙は100%売れないとは考えていなかったようだが)「あえて失敗させるためのプロジェクト」という名目で企画に許可が下され[3]、『バーチャロン』の開発は始められた。しかし、会社のこの想定に反して完成した作品は大ヒットし、今もなおセガのゲーム史におけるマイルストーン的立ち位置となっている。
ロボット対戦格闘ゲームとしての本作の立ち位置

日本においてロボットゲームの代表的な作品と見なされる事の多い本作だが、しばしば「ロボット(対戦格闘)ゲームの草分け的存在」とも称される。厳密にいえばソレは正鵠を射た表現ではなく、本作以前にも『バトルテック』などのロボットゲームのタイトルや、『サイバースレッド』のように類似したインターフェースを持つFPS形式の対戦アクションゲームは存在していた。しかし、それらのゲームは「(いわゆるリアルロボット)アニメのように操縦桿を使ってロボットを操作するエースパイロットの気分に浸れる」事に重点が置かれ「対戦」はそれに付随するものでしかないか、もしくは逆にロボットゲーム独自の操作性や「けれん味」が重視されていなかった。これらを上記のような対戦重視のゲームデザインとして洗練して実装したという点で、本作は「ロボットゲーム(に変革をもたらした、様々な作品)の草分け的存在」と言って良い。
シリーズ構成

『バーチャロン』シリーズは、大きく分けると4作品[注 2]だが、さらに移植作品やマイナーチェンジなども多数存在するため、シリーズにおける統一的なバージョンであるM.S.B.S.Verが設定されている。※ 各シリーズ作品の移植版については、それぞれの項目先に詳述するが、2019年11月27日に発売されたPlayStation 4版(PS4版)についてのみ項目を別途に設けて簡易的に記述する。※ゲーム『とある魔術の電脳戦機』についてはクロスオーバーの節に記載。
電脳戦機バーチャロン

電脳戦機バーチャロン
CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON
電脳戦機バーチャロン
(撮影:
ゲーセンミカド
ジャンル3D対戦アクションシューティング
対応機種アーケード(MODEL2
セガサターン
Windows
PlayStation 2
PlayStation 3
Xbox 360
PlayStation 4[4]
開発元第3AM研究開発部
発売元セガ
人数2人(対戦)
発売日1995年12月15日
対象年齢[PS2]CERO:A(全年齢対象)
デバイス[SS]ツインスティック
[XB360]ツインスティックEX
[PS3]ツインスティック3
テンプレートを表示

1995年12月にアーケードゲームとして登場したシリーズ第1作[5][6]。バーチャロイドと呼ばれる8種のロボットが登場する。遊園地テーマパークなどに遊びにきた人達が、ロボットを操作してゲームを楽しんでいるという設定[7]操縦桿2本という斬新な操作インターフェースを採用した。バーチャロイドはこの操縦桿の操作に応じてダッシュやジャンプ、攻撃などを行う。次作以降と区別する場合、背景設定の「オペレーション・ムーンゲート」に因んだ『O.M.G.』もしくはドットのない『OMG』、単に『初代』とも呼ばれる。
M.S.B.S.Ver.3.3b
1995年12月15日[5][6]1996年年始とも[8])稼動開始。アーケード用。初期バージョン。攻撃を受けた時の無敵状態がしゃがみ攻撃を続けることにより永久に持続した。視点切り替えに上視点、横視点などもある。少数ながら存在。
M.S.B.S.Ver.3.3c
アーケード用。上記3.3bのバグを改修したバージョン。
M.S.B.S.Ver.3.3s
1996年11月29日[9]に発売されたセガサターン移植作。スタンドアローン版とXBAND対応版がある。ダッシュ攻撃時の振り向きウエイトが少ない等ゲームバランスがアーケードと大幅に異なる他にXBAND対応版には対戦で使用する自機のカラーエディットモードがある。
M.S.B.S.Ver.3.3w
Windows 95移植作。1997年1月末よりMMX Pentium CPUを搭載したNEC製PCのValueStarシリーズ、パナソニック製PCのWOODY PD等のデスクトップPC向けにMMX専用版がバンドル版として製品版に先駆けて先行リリースされた。製品版は1997年6月13日[10]に発売された。MMX専用版とPC-3Dエンジン2(PowerVR)専用版がある。2000年10月10日には廉価版としてMMX専用版がメディアカイトよりUltra2000 電脳戦機バーチャロンとして再リリースされている。メディアカイト版はDC版オラトリオタングラムと同じ12.4mmのワイドケースと通常のCDケースと同じものが存在する。ワイドケース版は当時発売された他のソフトの紹介の冊子が入っている。当時隠し要素として入れられていた60フレーム/秒表示やPowerVR専用版ではPowerVRの性能を活かしたフォグ(霧)モードなどもありアーケードと遜色ないゲーム環境となった。画面解像度をアーケードよりも上下の視野を広げた640(H) x 480(V)に設定できる[11]ゲームポートで接続する専用のツインスティックPCが発売された。セガサターン版のツインスティックとほぼ同じパーツや金型を使用しているが、右上のスタートボタン穴がない。なお「通信対戦やユーザー主催のインターネット大会などがいまだに行われている」との記述もあるが、Windows 95は既にサポートが終了しているレガシーOSであるため、最新のPCへは普通のやり方でインストールすることはできない。当時のPC機器にインストールしてネットにつなぐのは完全な自己責任となる。
M.S.B.S.Ver.3.3
2007年10月25日[12]に発売されたPlayStation 2移植作。セガエイジス2500シリーズVol.31として発売された。基本的にはアーケード版の忠実な再現を目指したものとなっているが[13]、オプションとしてオリジナルの特殊技や隠しキャラクターが使用できたり、機体が2頭身のちびキャラに変化したりといったゲームモードも用意されている[14]。画面分割対戦の他にはLANを用いた通信対戦に対応。解説書(マニュアル)の後半には開発スタッフや関係者による合計38ページの開発エピソードが読み物として収録されている。開発エピソードの記事は、2018年の『とある魔術の電脳戦機』PS4初回限定版同梱の冊子『CHRONICLE20』にも再録された。
M.S.B.S.Ver.3.3
2013年2月13日配信開始[15]のXbox 360およびPlayStation 3版。「MODEL2 COLLECTION」シリーズの一つとして発売。オンライン対戦に対応しているが、過去の家庭用にあった隠し要素はない。2017年9月14日にXBOX ONE後方互換に対応。
電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム

電脳戦機バーチャロン
オラトリオ・タングラム
電脳戦機バーチャロン
オラトリオ・タングラム Ver.5.66
CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON
ORATORIO TANGRAMジャンル3D対戦アクションシューティング
対応機種アーケード(
MODEL3)ver.5.2 5.4
アーケード(NAOMI)ver.5.66
ドリームキャスト ver.5.45
Xbox 360(Xbox Live Arcade)(Xbox One後方互換対応)ver.5.66
PlayStation 4[4]
開発元[AC/DC]第3AM研究開発部/ヒットメーカー
[XBLA]第2AM研究開発部・監修:第3AM研究開発部
発売元セガ
人数2人(対戦)
発売日1998年3月15日
対象年齢[XB360]CERO:A(全年齢対象)
デバイス[DC]ツインスティック、ビジュアルメモリ
[XB360]ツインスティックEX
売上本数[DC]143,283本[16]
テンプレートを表示

1998年3月[17]にアーケードゲームとして稼動開始。1対1を追求したシリーズ2作目、通称『オラタン』または『OT』。バーチャロイドの種類も計11機種へと増えており「ターボショット」などの新要素も加わっている。ステージ上の仕掛けも移動を制限する沼などの地形をはじめ宇宙空間や水中など通常とは異なる場所も多くあり対戦ステージも一新されている。[18]機体毎の防御力の差の表現に「V-アーマー」が導入された。動作パターンも大幅に追加され「クイックステップ」「バーティカルターン」「空中ダッシュ」「スライディング(しゃがみダッシュ)攻撃」「ダッシュ近接」などの操作が可能となり、攻撃も左右ターボボタンの使い分けにより多彩なものとなった。またシステム基板の性能向上によってバーチャロイドのデザインにも制約が少なくなり[注 3]、エフェクトもシンプルだった『O.M.G.』に比べ派手なものになった。発売直前のAMショーのバージョンでも、グラフィックの向上が見られたが、テムジンの前ダッシュボムがOMGのままだったりと試行錯誤が開発にあった。
M.S.B.S.Ver.5.2
1998年3月15日[17]稼動開始。アーケード用。なお各種バグ修正のため大型パッチがCD-ROM形式で二度提供されており、5.2?5.2aを経て、最終バージョンは5.2bとなっている。後に発売されたドリームキャスト版でも、ゲーム上で一定条件を満たすことによりVer.5.2b準拠のレギュレーションでプレイすることができる[20]


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