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デンカ株式会社
Denka Company Limited
本社がある日本橋三井タワー
種類株式会社
市場情報東証プライム 4061
デンカ株式会社(英文名: Denka Company Limited)は、日本の総合化学品会社。化学肥料・セメントの商標は軍配印[1]。旧社名は「電気化学工業株式会社」(でんきかがくこうぎょう)。三井グループと第一勧銀グループに所属している[2]。日経平均株価の構成銘柄の一つ[3]。
沿革三居沢発電所に建つ創業者・藤山常一の胸像
1915年(大正4年) - 電気化学工業株式会社を設立。
1916年(大正5年) - 大牟田工場(福岡県大牟田市)を開設[4]。
1921年(大正10年) - 青海工場(新潟県糸魚川市)を開設。
1938年(昭和13年) - 目黒研究所を開設。
1949年(昭和24年) - 東京・大阪・名古屋の各証券取引所に株式上場(翌年福岡証券取引所に上場)。
1955年(昭和30年) - 東洋化学に資本参加。
1958年(昭和33年) - 群馬化学(現: 渋川工場)を設立。
1962年(昭和37年) - 中央研究所開所(東京都町田市) 並びにデンカ石油化学工業(現:千葉工場)を設立。
1976年(昭和51年) - アクゾ・ザウト・ケミー社(オランダ)と合弁でモノクロル酢酸の製造販売会社デナックを設立。
1979年(昭和54年) - 東京芝浦電気(現:東芝)から東芝製薬(現:デンカ生研)の株式を譲受。
1980年(昭和55年) - デンカシンガポールを設立。
1987年(昭和62年) - モノシランガス製造販売の合弁会社デナールシランを設立。
1989年(平成元年) - シンガポールにデンカアドバンテックを設立。
1992年(平成4年) - 住友化学工業との合弁で千葉スチレンモノマーを設立(2014年3月清算)。
1996年(平成8年) - 塩化ビニル樹脂事業を、東ソー・三井化学との合弁会社大洋塩ビに移管。
1998年(平成10年) - ポリスチレン事業を新日鐵化学(現:日鉄ケミカル&マテリアル)、ダイセル化学工業(現:ダイセル)と統合し東洋スチレンを設立。
1999年(平成11年) - デンカ生研が株式店頭公開。
2002年(平成14年) - 株式交換により東洋化学を完全子会社化。
2003年(平成15年) - 東洋化学を吸収合併し、デンカアヅミンを設立。
2004年(平成16年) - 中国に電気化学工業(上海)貿易有限公司を設立。
2006年(平成18年) - 中国に電化精細材料(蘇州)有限公司を設立。
2008年(平成20年) - 香港に電気化学工業(香港)有限公司を設立。
2009年(平成21年) - デンカケミカルズホールディングスアジアパシフィックを設立。
2010年(平成22年) - 韓国に電気化学工業韓国株式会社を設立。
2011年(平成23年) - 中国に電化新材料研発(蘇州)有限公司を設立。
2012年(平成24年) - ポリマー・加工技術研究所を開設。
2013年(平成25年)9月 - 新潟市にある陸上競技場「新潟スタジアム(ビッグスワン)」の命名権取得契約を結ぶ。これにより2014年(平成26年)1月1日より3年間(再契約により2025年まで延長[5])「デンカ ビッグスワンスタジアム」に名称変更となる。但し、FIFA(国際サッカー連盟)主催・主管サッカー国際試合を除く。
2015年(平成27年)10月1日 - 創立100周年を機に、「デンカ株式会社」に社名変更。
2020年(令和2年) - デンカ生研を吸収合併。
2021年(令和3年)- 住設事業と、金属雨どいの製造・販売会社である100%連結子会社の中川テクノ株式会社を統合し、新会社「デンカアステック株式会社」を設立予定。
2022年(令和4年)- セメント事業を明星セメントに譲渡することを発表[6]。
事業
エラストマー・機能樹脂 - 樹脂原料・合成樹脂・アセチル系化成品・合成ゴム等
インフラ・無機材料 - 肥料無機化学品・セメント・特殊混和材
電子・先端プロダクツ - 電子部材・電子包材・機能性セラミックス
生活・環境プロダクツ - 食品包材・建築資材・産業資材・医薬関連
水力発電 - 新潟県内の自家発電および子会社の黒部川水力発電を含めると、2022年現在の最大出力は合計約14万kW。民間製造業では国内第2位の規模[7]。
事業所
本社:東京
支店:大阪/名古屋/福岡/新潟/北陸/札幌/東北
営業所:長野/群馬/広島/四国/秋田
デンカイノベーションセンター(東京都町田市)