電撃G's_magazine
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電撃G's magazine

愛称・略称G's
ジャンルアニメ・ゲーム雑誌
読者対象10 - 30代男性
刊行頻度月刊
発売国 日本
言語日本語
出版社メディアワークスアスキー・メディアワークス(2008年の会社統合による出版社変更)→KADOKAWA(2013年の会社統合による出版社変更)
発行人青柳昌行
編集人高野希義
刊行期間1992年12月26日 - 2022年10月28日
発行部数120,000部( ⇒[1]調べ)
レーベル本文を参照
姉妹誌本文を参照
ウェブサイト ⇒電撃G'smagazine.com
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『電撃G's magazine』(でんげきジーズマガジン)は、KADOKAWA アスキー・メディアワークス(旧メディアワークス)が日本1992年から2022年まで発行していたアニメ雑誌ゲーム雑誌。創刊から2014年5月号までは左綴じ、同年6月号から最終号までは右綴じで、毎月30日(2・12月および、その他の月でも日曜日と重なる場合は例外あり)を発売日とする月刊誌であった。

前身の『電撃PCエンジン』は表題の通りPCエンジンPC-FXの専門誌であったが、改題を重ねてハードを問わず主として家庭用ゲーム機向けのギャルゲーの情報を中心に取り扱うようになり、次いで美少女キャラクターに関するアニメやPCゲームも題材とする総合エンタテインメント誌となった。なお一時期は漫画ライトノベルの連載枠が増加して漫画雑誌的な傾向を強めていた。

雑誌上でオリジナルの読者参加企画を連載し、そこからゲーム化・アニメ化といったメディアミックス展開を行うことが多かった。
雑誌の沿革

1993年2月号(1992年12月26日発売) - 「PCエンジン&PC-FX専門誌」『電撃PCエンジン』として創刊

1996年6月号(4月30日発売) - 『電撃G'sエンジン』に誌名変更

1997年8月号(6月30日発売) - 「GAME美少女キャラクター専門誌」『電撃G'sマガジン』に誌名変更

2000年5月号(3月30日発売) - 通巻100号を達成

2002年5月号(3月30日発売) - 誌名表記を現在の『電撃G's magazine』に変更

2005年11月号(9月30日発売) - 「美少女キャラクターエンタテイメント総合誌」として、アニメ記事増量など大幅リニューアル

2007年10月号(8月30日発売) - 通巻200号を達成

2008年6月号(4月30日発売) - 発行社名が「アスキー・メディアワークス」に変更

2009年3月2日 - 専用モバイルサイト「電撃G'sモバイル」開設

2012年10月号(8月30日発売) - 通巻300号を達成

2013年2月号(前年12月30日発売) - 創刊20周年特集号として、歴代の読者参加企画の特集「G'sガールズメモリアル」を掲載

2013年12月号(10月30日発売) - 発行社名が「KADOKAWA」に変更

2014年6月号(4月30日発売) - 「ハイレゾリューションアニメマガジン」として、連載漫画の大半を『電撃G'sコミック』に移籍してアニメ・ゲーム情報中心の誌面となる

2018年2月号(前年12月27日発売) - 創刊25周年特集号として、歴代の読者参加企画の特集「G'sガールズミュージアム」を掲載

2018年4月号(2月28日発売) - 通巻400号を達成

2019年8月号(6月29日発売) - 「キャラクター専門誌」として、人気キャラクターを毎号1人ピックアップして特集する豪華付録つきキャラクターマガジンにリニューアル

2022年12月号(10月28日発売) - この号を以て紙媒体での発行を終了し廃刊、一部連載をウェブ媒体『G'sチャンネル』へ継承、本誌の増刊扱いだった『LoveLive!Days』が雑誌コードを引き継ぎ独立創刊

上記の通巻号数には各種の増刊を含むため、本誌に限定した累計は30年間で全359号である。2022年12月27日には「30周年感謝号」が刊行されたが、本誌からのスピンオフで雑誌コード(16459)を引き継いだ『LoveLive!Days』の増刊として「主従逆転」のような形を取っている。
1992年 電撃PCエンジン創刊

角川書店でゲーム雑誌の編集やキャラクター商品事業を手がけていた角川メディアオフィス社のスタッフが「お家騒動」により同社から一斉に離脱し、メディアワークスを立ち上げたのに伴い(詳しくはメディアワークスの設立の経緯を参照のこと)、旧『マル勝PCエンジン』の編集者が1992年12月に『電撃PCエンジン』を創刊。残された『マル勝PCエンジン』は外部の編集プロダクションにより1994年3月号まで発行が続けられた。

創刊当時は題号が示す通り、NECホームエレクトロニクス(NEC-HE)の家庭用ゲーム機であるPCエンジン(後にPC-FXも含む)の情報誌であった。NECアベニューがパソコンの人気育成シミュレーションゲームであった『卒業 ?Graduation?』を同機に移植した際、メディアワークスが社を挙げて同タイトルのメディアミックス展開を行うにあたり創刊直後だった本誌がその中核を担った。

また、表紙デザインもマル勝PCエンジンから引き続きイラストレーターの佐々木晃(TONG KING SHOW)が担当。マル勝PCエンジン誌上で行っていた『ファージアスの邪皇帝』『女神スタジアム』などの読者参加企画を、本誌でもこの路線を継承して創刊時より『女神天国』を連載している。

1994年1月には『マル勝PCエンジン』と発売元の小学館の方針により総合誌『ゲーム・オン!』へ移行した『月刊PCエンジン』の競合2誌が同時に廃刊となり、PCエンジン専門誌は本誌と『PC Engine FAN』(徳間書店インターメディア)のみとなった。そこで、廃刊になった両誌の読者が本誌へ流れて来たのに加え、5月にはコナミが『ときめきメモリアル』を発売した影響も重なり、部数は好調を維持する。

同年12月に増刊として『電撃PlayStation』を発売。同誌は翌年から独立創刊し、プレイステーションのシェア拡大に伴い、メディアワークスの主力誌となった。その反面、本誌はPCエンジンの後継機であるPC-FXがいわゆる「次世代機戦争」で全く成果を挙げられなかったことから、他誌からの読者流入による一時的な特需が終わると部数が減少してしまう。

それからは、テコ入れ策として『コンプティーク』(角川書店)の二番煎じであることを承知の上で袋とじページを作成したり、NEC-HEのライセンスを受けていない非正規タイトルやパソコン用のアダルトゲームを特集するなど、アナーキーな路線を取り始める。
1996年 電撃G'sエンジン、そして「GAME美少女キャラクター専門誌」電撃G'sマガジンへ

結局、シェア争いでの敗北が確定し、ソフトの発売本数も月に1本か2本のペースだったPC-FXの情報のみでは誌面を構成することが著しく困難になり、1996年6月号より『電撃G'sエンジン』に誌名を変更、NEC-HE系ハード専門誌の看板を下ろすことになる(ちなみに、PC-FXの最後のソフトは1998年4月24日発売の『ファーストKiss☆物語』。PC-FXについては、非ギャルゲーも最後までフォローした)。これに前後して袋とじも廃止された。誌名の「G's」とは「Gals」と「Games」の両方の意味を持ち、この時からハードを問わず家庭用ゲーム機で発売されるギャルゲーの情報を取り扱うスタイルが確立された。さらに1997年8月号から『電撃G'sマガジン』に誌名を変更する。表紙デザインは電撃PCエンジンより引き続きイラストレーターの佐々木晃(TONG KING SHOW)が担当し、リニューアル前の電撃G'sマガジン1999年2月号までは氏のデザインのキャラクターが毎号表紙を飾っていた。

本誌を特に有名たらしめたのは、読者参加企画『シスター・プリンセス』(画:天広直人・文:公野櫻子)である。1999年3月号で始まった『シスプリ』はまたたく間に主力連載となり、2000年3月号からは「妹」たちが表紙を飾るようになる。そして読者の圧倒的な支持のもとにゲーム化・アニメ化と順調にメディアミックスを展開。その一方、本誌での連載終了後にアニメを中心に人気が出た『HAPPY★LESSON』(画:ささきむつみ)のようなケースもある。ギャルゲー専門誌である本誌では、本来は『シスプリ』のような読者参加企画は「従」の位置付けであったが、ギャルゲーというジャンルそのものの市場縮小もあって、読者の大きな支持を受けた『シスプリ』をきっかけに、本誌はオリジナル企画を主力とした路線を歩むこととなる。
2002年 電撃G's magazineへ改名、『シスプリ』終了


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