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やノートページでの議論にご協力ください。電子書籍(でんししょせき)とは、紙ではなく電子的に記録され、画面で読む本や雑誌をいう[1]。電子ブック、デジタル書籍、デジタルブック、Eブック、オンライン書籍とも呼ばれる。PCやスマートフォン、タブレットで閲覧用アプリを用いたり、電子書籍リーダーなどで閲覧する。既に出版された印刷書籍を電子ファイル化することで、印刷、製本、在庫確保、流通、その他経費を大幅に削減し再販でき、絶版を避けられる。また個人が出版社などを介する事無く独自で出版出来るのも電子書籍の魅力である。
歴史
1970年代
1971年 - マイケル・S・ハートが著作権が切れた作品を電子書籍化しインターネット上で公開する電子図書館、プロジェクト・グーテンベルクを創設。
1980年代
1985年11月 - 三修社が日本初のCD-ROM『最新科学技術用語辞典』発売[2]。
1986年7月 - 日本電子出版協会が設立される[2]。
1987年7月 - 岩波書店が『広辞苑第三版』CD-ROM発売[2]。当初は富士通のワープロOASYS100用であった。
1990年代
1990年7月 - ソニーが電子ブックプレーヤー「DATA Discman DD-1」発売[2]。
1993年6月 - アドビシステムズ(現:アドビ)よりPDF作成ソフトであるAdobe Acrobat発売。
1993年11月 - ボイジャー社がエキスパンドブック日本語版を発売。当時はApple社MacintoshのHyperCardベースだった。
1993年11月 - NECが「デジタルブック」を発売[3]。
1995年11月 - フジオンラインシステム(現:株式会社パピレス)が、日本初の電子書籍ストア「電子書店パピレス」を開始[4]。
1995年 - ボイジャー社よりエキスパンドブック・ツールキットU発売。当初はMacintoshのみだったが、後にWindowsに対応した。
1995年12月 - 新潮社がCD-ROM版『新潮文庫の100冊』発売[3]。エキスパンドブックを採用。
1996年7月 - アオキシステムが、「ソフトアイランド」(現DLsite)を開始。個人出版のデジタルコミックを販売。
1997年6月 - 凸版印刷、電子書籍ダウンロードサイト「BookPark(コンテンツパラダイス→ビットウェイブックス)」を実験開始。
1997年9月 - 電子図書館、青空文庫を公開。
1997年10月 - 富士ゼロックス(現:富士フイルムビジネスイノベーション)が新規事業としてオン・デマンド出版サービスBookParkを運営開始。
1997年12月 - 光文社が『光文社電子書店』を開始。
1998年7月 - ボイジャー社がT-Timeをリリース。
1998年7月 - デジタル書店グーテンベルク21を開始。
1998年11月 - 米国NuvoMediaが電子書籍リーダーRocket eBookを発売。
1999年11月 - 電子書籍コンソーシアムが通信衛星を利用して電子書籍を配信するブックオンデマンドシステム総合実証実験を開始。
1999年12月 - 光文社、講談社、角川書店、集英社、新潮社、中央公論新社、徳間書店、文藝春秋の出版社8社が共同で出版社の権利保護(直交渉阻止)を目的として電子文庫出版社会を発足[5]。
2000年代
2000年9月 - 出版社8社の電子文庫出版社会が電子文庫ストア「電子文庫パブリ」を開設[6]。
2000年7月 - DMMがDMM内でオンラインコミックを開始
2001年3月 - 大日本印刷が、電子書籍とオンデマンド本の販売サイト「ウェブの書斎」を開始[7]
2001年6月 - イーブックイニシアティブジャパンが、インターネットカフェ「Necca」へ電子書籍サービスを提供開始。
2001年1月 - ミュージック・シーオー・ジェーピー、Pocket PC、Windows CE向けの電子書籍サイト「PDABOOK.JP」を開始[8]
2002年1月 - 新潮社とNECインターチャネルが共同で有料小説配信サービス「新潮ケータイ文庫」をEZweb公式メニューで開始。
2002年6月 - イーブックイニシアティブジャパンとハドソンが、岩波文庫電子版を岩見沢市立図書館に提供[9]。
2003年8月 - 角川デジックス(現:角川アスキー総合研究所)とバンダイネットワークスが、NTTドコモiモード向け電子書籍『文庫読み放題』をサービス開始。
2003年6月 - ミュージック・シーオー・ジェーピーが、EZweb向けの電子書籍配信サービス「快読!ケータイBookクラブ」を開始[10]
2003年10月 - パピレスがEZweb向け電子書籍販売サイト「電子書店パピレス」を開始[11]。
2003年12月24日 - 凸版印刷が、CDMA 1X WIN向けに「Handyブックショップ(現:ブッコミ)」を開設し、世界初の携帯電話向け電子コミック配信サイトを開始[12]。
2004年2月 - ミュージック・シーオー・ジェーピー、EZweb向けの電子書籍配信サービス「どこでも読書」を開始
2004年4月 - ソニーが、E Inkディスプレイを採用した電子書籍リーダーLIBRIeを発売。
2004年8月16日 - NTTソルマーレがFOMA900 i専用のiモード公式サイト「コミックi(現:コミックシーモア)」をサービス開始
2004年12月 - Googleが提携図書館の蔵書をデジタル化し、検索可能にするGoogle Print Library Projectを発表。