電光超特急ヒカリアン
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電光超特急ヒカリアン
LIGHTNING ATTACK EXPRESS
ジャンル
子供向けアニメ
ロボットアニメギャグアニメ
アニメ
原作すずきいおり(原案)
監督大庭秀昭
シリーズ構成井上敏樹
キャラクターデザイン宮尾岳
メカニックデザイン片平正史、征矢浩志
音楽林有三
アニメーション制作東京キッズ
製作テレビ東京、東宝
放送局テレビ東京系列
発表期間2002年4月7日 - 2003年3月30日
話数全52回(77話)
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『電光超特急ヒカリアン』(でんこうちょうとっきゅうヒカリアン)は、2002年4月7日から2003年3月30日までテレビ東京系列にて、毎週日曜8:30 - 9:00(JST)に全52回(77話)が放送された、日本子供向けアニメ作品[1]。正式名称は『電光超特急ヒカリアン LIGHTNING ATTACK EXPRESS』[1]

本放送の終了後も、2003年10月から2004年3月まで毎週月曜17:25 - 17:55、2004年4月から2004年6月まで日曜7:30 - 8:00にそれぞれ再放送が行われた。目次

1 概要

2 ストーリー

3 登場組織・メカ

3.1 JHR

3.2 ブラッチャー軍団


4 登場人物

4.1 レギュラー陣

4.2 JHR / AHR関係者

4.2.1 ヒカリアン

4.2.2 ブラッチャー


4.3 ゲストキャラクター


5 トイのみのキャラクター

6 スタッフ

7 放送局

8 主題歌

9 各話リスト

10 脚注

11 外部リンク

概要

同局にて放送されていた幼児向け番組『のりもの王国ブーブーカンカン』内のコーナードラマとして、1997年から2000年まで放送された『超特急ヒカリアン』の続編に当たる。ストーリーも同作品の数年後が舞台となっているが、作品設定やキャラクター、それに声優はほぼ一新されている。

版権を有するトミー(当時)から発売される同名の玩具のタイアップ番組にして子供向けアニメではあるが、ティーンズや成人層以上の年齢をターゲットにしたジョーク(実在する事柄のパロディや番組の内輪ネタ)が随所にちりばめられている。その一環として、本放送時には「必殺仕掛人のテーマ」や「地上の星」などの曲のメロディラインを改変したパロディサウンドトラックBGMとして使われており、こちらはビデオソフト化時に番組固有のBGMに差し替えられる措置が行われている。

また開始当初はロボットアニメとドタバタギャグを調合させる「風変わりなヒーローアニメ」テイストだった。しかし中盤に差し掛かる第13、14話では、それまでのギャグアニメ展開とはうって変わり、ヒカリアンたちが本当に殺されてしまったり、戦闘で崩壊した世界が描かれる(しかも夢オチではなく現実で)など、ハードでシリアスなストーリーが展開される(が、その実は2話分をかけたロボット宇宙戦争アニメのパロディである)。終盤では前作の主人公テツユキが復帰する。

テレビ東京の本放送時での番組スポンサーは、前半2クールまでは冠スポンサートミー(現:タカラトミー)とショウワノートなど複数社提供。第3・4クール分はトミーの一社提供番組となり、他のスポンサーはスポットCM扱いとなっている。
ストーリー

ヒカリアン・ブラッチャー両軍が地球を去って数年。ブラッチャーの襲撃がもはや無いことと判断され、JHRも閉鎖されることとなった。そんな折、ブラッチャーが再び地球に襲来。今度の彼らの狙いは人間を不幸にすることで、地球人をヒカリアンの先祖である「前向きで強い心を持つ人間」から自分達ブラッチャーの先祖である「不満ばかりで弱い心を持つ人間」にすることだった。ブラッチャーたちはさっそく地球人の小学生、聖橋ケンタを言いくるめて悪事に協力させるが、そんな中、ケンタは誤って500系新幹線に轢かれそうになる。その時、宇宙から光エネルギーが飛来、間一髪500系と合体して、ヒカリアン・ライトニング ウエストに変形。ヒカリアンとブラッチャーの新たな戦いが始まった。
登場組織・メカ
JHR

ヒカリアンたちを支援するために地球人が造った鉄道会社。実態はブラッチャーの侵略から地球を守るための防衛組織。正式名称は、「Join Hikarian Railroad.(直訳:ヒカリアンの線路を繋げよう)」で、前作の「JAPAN HIKARIAN RALLROAD(日本ヒカリアン鉄道)」とは異なっている。

前作アニメではその設定に反して勤務していたのはヒカリアンばかりだったが、今回は人間がメインとなっている。また、一見ちゃらんぽらんな外見に反して、巨大ロボット・JHRガルーダや攻撃監視衛星(第32話に登場)を持つなど、そこそこのオーバーテクノロジーも有している。
ライトニングガルーダ
JHRがブラッチャーのクロガネに対抗するために開発した、巨大ロボット型の「戦略型格闘兵器」。ホバーブロックというコックピットユニットと合体した状態が本来の姿「JHRガルーダ」だが、14話でホバーブロックの代わりにウエストと合体し、以後はウエストとケンタの二人によって運用されることになる。ジェット形態の「スカイガルーダ」に変形可能で、その際はケンタがパイロットを務める。初登場時は時定が搭乗。後にブースターユニットを追加され、「ライトニングガルーダMkII」に改修された。第34話では『
超時空シリーズ』のガウォークに似た中間形態に変形しており、脚本でもこの形態を「ガウォーク・ガルーダ」と表記している。

全高:18.4m

重量:117t

最高出力:60億メガライフ

最高加速(スカイガルーダ時):300G

材質:無重力製カーボニウム。

ブラッチャー軍団

ヒカリアンと敵対関係にあるブラッチャール星から地球に到来したエイリアンたち。シルバーエクスプレスの命により「ブラッチャール作戦」という地球を侵略する暗黒作戦を実現すべく、ブラックエクスプレスを隊長とする「ブラッチャー」がヒカリアンたちに攻撃を仕掛ける。時にはヒカリアンたちよりもお人好し。人類を自分たちの先祖である「不満ばかりで弱き心」を持つ人間にしてしまうのが目的で、様々な作戦を用いて人間を不幸にしようとする。エネルギー源は人間の心にもあるという「暗黒エネルギー」。劇中で描写されたのは僅かだが、ブラッチャーモードのみならず、特急・機関車形態でも飛行が可能。なお、本作品では、ブラッチャーの特急形態はほとんど登場しない。変形時のコマンドコードは「ブラッチャールチェンジ」。
登場人物
レギュラー陣
聖橋ケンタ(ひじりばし-)
声 - 木村亜希子本作品の主人公。内気だが、ヨーヨーを手にすると自分の手足の如く操る小学校4年生。ヨーヨーをコレクションしており、自室の机の引き出しには数多くのヨーヨーが入っていた。エビチリが苦手。笛太郎より支給されたJHRヨーヨーでブラッチャーに立ち向かう。登場当初は引っ込み思案だったが、物語が進むに連れ明るくなっていった。基本的には素直で押しが弱いため、周囲に振り回されることが多い。だが、第9話でやる気をなくしたヒカリアンたちに啖呵を切って、彼らの考えを改めさせたこともある。ここ一番の勇気と度胸だけは誰にも負けない。ウエストとは、互いのラーメンの食べ方を熟知している程の仲(第18話より)。また、たとえ相手がブラッチャーであっても、悪事を行っていない時であれば偏見なく普通に接し、Xがシルバーの策略でシャドーXと化した際も最後まで信じ抜く、サンタクロースの存在を信じているなど、性格は非常に純粋。第40話にてブラックが「アイツ(ケンタ)は俺様たちの心のオアシスだからな?」と発言したこともある。最終的にはテツユキに正面切ってJHRとAHRが共闘するように抗議できるまでになる。ライトニングガルーダ唯一の搭乗者で、ガルーダは彼とウエストの心がシンクロすることでしか、本来の性能を発揮できない。


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