電光超人グリッドマンの登場怪獣
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電光超人グリッドマンの登場怪獣(でんこうちょうじんグリッドマンのとうじょうかいじゅう)では、円谷プロダクション製作の特撮テレビドラマ電光超人グリッドマン』に登場した怪獣の詳細を記述する。並び順は登場話数順。
特徴

藤堂武史がパソコンで描いた怪獣のイラストを、カーンデジファーが実体化させることで誕生する。

武史とカーンデジファーが標的とするのは機械化・オートメーション化がなされていて、プログラムに欠陥が生じると致命的な被害に遭うような場所であり、「諸悪の根源はカーンデジファーだが、人間に直接被害を与えるのは人間が作ったシステムの暴走」という図式が成立する。

怪獣たちはコンピュータ・ワールド内で暴れることにより、現実世界に恐ろしい現象をもたらす。電子機器の能力を超えた暴走を引き起こすことができるばかりか、パソコンの画面から直接人間に干渉して洗脳するなど、電子機器に関係のない超常現象すら実現可能。特に、中盤からはそうした傾向が顕著に見られるようになる。

これらの異常現象に見舞われた人間はうろたえ、無力さをさらけ出す。これは、機械に依存しすぎた人間がしっぺ返しを食っていると見ることもでき、番組そのもののテーマを示唆していると言える。しかし最終的には直人たちの活躍で事件が解決するため、「機械の問題を解決するのもまた人間である」という希望的な面も見受けられる。

本作品における怪獣は基本的にコンピュータウイルスの類として描かれるが、カーンデジファーが次元を捻じ曲げるようなことがあれば、現実世界に怪獣が送り込まれる可能性もある。各怪獣には現実世界に出現した際の身長・体重が設定されている。

シリーズ前半での怪獣の出現シーンは、ターゲットとなるコンピータ・ワールド内に怪獣の姿が徐々にフェードインする、という演出がなされていたが、25話のベノラ以降はグリッドマンと同様にパサルートから出現する形に変更されている。

怪獣の声は役者の声を加工したものや、過去の円谷怪獣の声をベースに仕上げたものもある[1]
デザイン・造形

デザインは商品化を前提としていたため、スポンサーのタカラ(現・タカラトミー)側が担当し[2][3]、初期の怪獣は複数のカラーパターンが検討された[4]。深川昌之によるラフデザインをもとに、『グリッドマン』担当チームの赤松和光が商品化やアクション、着ぐるみの改造を考慮してクリーンナップを行っている[5]。怪獣の名称もほとんどが赤松による[6]。また、ギラルスとバモラのみ、山口修によってクリーンナップが行われた[7][6]。商品化の予定がない後半の怪獣は、円谷プロ側で自由にデザインされた[7][注釈 1]

怪獣の着ぐるみの製作は開米プロダクションが受け持っており、新規に製作された怪獣スーツは予算の関係から初期第1クールに登場した13体のみとなっている[出典 1]。第2クール以降は最も転用回数が多いフレムラーを筆頭に、その13体を改造しながら物語を進行させており、メタラスとジェネレドン以外は全て別の怪獣に改造されている[9]。スーツを改造してシルエットを変化させるという案は、かつて成田亨に師事していた経験のある赤松が、成田がデザインした『円盤戦争バンキッド』の宇宙人から着想を得たものである[2]。第13話以降の怪獣の着ぐるみの改造は円谷プロの現場の美術スタッフによって行われた[2][10]。当初は初期13体すべてがメカ化される予定であった[11]。また、各怪獣のパーツを一体化させた「最強合体獣ジエンドラ」という怪獣もデザインされていた[11]

怪獣を倒すことが弱い者いじめに見えないよう、グリッドマンのスーツアクターを中肉中背の人物にし、怪獣の造形を大きくすることで、ヒーローが大きな怪獣と命がけで戦っているように見せている[6]。また、残酷描写を避けるために怪獣が切られても血が出ないプログラムという設定にしている[6]

武史のパソコン上のシーンは、グリーンバックで撮影された[7]
魔王 カーンデジファー


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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