雪の女王
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「雪の女王」のその他の用法については「雪の女王 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

"雪の女王"
フィンランド人画家ルドルフ・コイブ(フィンランド語版)の挿絵 "The Snow Queen"(1946年)
著者ハンス・クリスチャン・アンデルセン
原題"Sneedronningen"
国 デンマーク
言語デンマーク語
ジャンルメルヘン
収録『新童話集』第1巻第2集 (Nye Eventyr. Forste Bind. Anden Samling, 1845.)[1]
出版形態メルヘン集
出版元コペンハーゲン: C.A. Reitzel[2]
媒体形態書籍
出版日1844年12月21日[1]
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.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ポータル 文学スコットランド人画家アン・アンダーソンのイラストレーション "The Snow Queen"(20世紀前半)ベラルーシの記念切手(2005年)

『雪の女王』(ゆきのじょおう、ゆきのじょうおう、: Sneedronningen)は、デンマークの代表的な童話作家詩人であるハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話。[3][4]

1844年12月21日初版の『新童話集』第1巻第2集に発表された[1]。最初の日本語訳は、1893年明治26年)9月初版の内田魯庵『鳥留好語』(警醒社)に同じ題名で収められている[5]
あらすじ

ある所にカイという少年とゲルダという少女がいた。二人はとても仲良しだった。しかしある日、悪魔の作った鏡の破片がカイの眼と心臓に刺さり、彼の性格は一変してしまう。その後のある雪の日、カイがひとりでソリ遊びをしていたところ、どこからか雪の女王が現れた。そして、魅入るようにして彼をその場から連れ去ってしまった。

春になると、カイを探しに出かけるゲルダの姿があった。太陽や花、動物の声に耳を傾け、少女は旅を続ける。花園のある魔女の家でカイを探しに旅に出た事を魔法で忘れさせられるが、薔薇の花によって記憶が蘇り再び旅に出る。途中、王子と王女の助けによって馬車を得るものの、それが元で山賊に襲われる。あわや殺されようとするところを山賊の娘に救われたゲルダは、娘が可愛がっていたに、カイは北の方に行ったと教えられる。山賊の娘が用立ててくれたトナカイの背に乗って、ゲルダはとうとう雪の女王の宮殿にたどり着く。

カイを見つけたゲルダは涙を流して喜び、その涙はカイの心に突き刺さった鏡の破片を溶かす。少年カイは元の優しさを取り戻し、二人は手を取り合って故郷に帰った。
派生作品
映画(実写)

雪の女王/THE SNOW QUEEN
ロシア語: Снежная королева):1966年制作。監督:ゲンナジー・カザンスキー

雪の女王/THE SNOW QUEEN(フィンランド語: Lumikuningatar):1986年制作。

スノー・クイーン ?雪の女王?(The Snow Queen):2002年製作。

雪の女王 (DIE SCHNEEKONIGIN ドイツ/フィンランド) 2014年製作。

テレビドラマ

フェアリーテール・シアター(Faerie Tale Theatre) :1985年放送。メリッサ・ギルバート主演で映像化された。

The Snow Queen :2005年放送。BBCで映像化された。

アニメ

この作品は、日本を含めいくつかの国で何度かアニメ化されている。
ソビエト連邦

雪の女王(Снежная королева / Snezhnaya koroleva):1957年ソ連サユースムリトフィルムによって製作された長編アニメーション作品。監督はレフ・アタマーノフ。

ロシア

雪の女王
(Снежная королева):2012年制作のCGアニメーション。監督はヴラド・バルベ、マキシム・スベシニコフ。声の出演はジェシカ・ストラウス、マリアンヌ・ミラー、ダグ・アーホルツ(吹き替え:浅野真澄、たなか久美、高木渉)。

雪の女王 新たなる旅立ち(Снежная королева 2):2012年制作の劇場アニメ「雪の女王」の続編にあたる作品。日本では、2015年7月18日に公開[6]

雪の女王と火の魔王(英語版) THE SNOW QUEEN 3: FIRE AND ICE(2016年)アレクセイ・ツィツィリン監督。上記作品の続編。シリーズ第3作。

雪の女王 ゲルダの伝説(英語版) The Snow Queen: Mirrorlands (2018年)アレクセイ・ツィツィリン監督。シリーズ第4作。

イギリス

The Snow Queen(1976年) - BBCエンタープライズ(旧BBCワールドワイド)で放送された、実写とアニメーションを融合したテレビ映画。イアン・キルが製作し、アンドリュー・ゴズリングが監督を務めた
[7]

アメリカ合衆国

アナと雪の女王(Frozen):2013年製作・公開。ディズニー映画の例に漏れず、ストーリーは大きく改変されている。

アナと雪の女王2(Frozen II):2019年製作・公開。上記の作品の続編。

日本

フジテレビ1971年1月3日から12月26日にかけて放送された虫プロダクション制作の『アンデルセン物語』の1エピソードとして、1971年2月12日と19日の2回に分けて放送された。ゲルダは野村道子、カイは野沢雅子が演じた。

TBS :『まんが世界昔ばなし』(1976年10月7日 - 1979年3月28日)の1話として1977年12月29日に放送された。アニメーション制作はダックスインターナショナルが行なっている。

東京12チャンネル:人形アニメーション『世界名作ものがたり』(1981年4月15日 - 9月23日)全24話の第7話として放映。

NHK2005年に大幅に内容を改変・追加して全36話で放送。監督は出崎統。詳細は記事『雪の女王 (NHKアニメ)』を参照のこと。

その他

カートゥーン ネットワークの『アンデルセン・ストーリーズ』25話・26話(前後編)で放送。日本語版ではゲルダは桑島法子、カイは竹内順子が声を演じる。

小説

『雪の女王』(The Snow Queen):
ジョーン・D・ヴィンジによるサイエンス・ファンタジー小説。原著は1980年に刊行された。日本では1982年に岡部宏之の翻訳により早川書房海外SFノヴェルズより刊行、1987年にハヤカワ文庫に収録された。

漫画

雪の女王:
藤田貴美漫画


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