雑居時代
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この項目では、テレビドラマについて説明しています。氷室冴子の小説については「雑居時代 (小説)」をご覧ください。

雑居時代
ジャンルテレビドラマ
原作葉村彰子
脚本松木ひろし
千野皓司
窪田篤人
監督千野皓司 他
出演者石立鉄男
大原麗子
大坂志郎
杉田かおる
富士真奈美
川口晶
山口いづみ
音楽大野雄二
オープニング山口いづみ「そよ風のように」
製作
プロデューサー吉川斌
上野徹
制作日本テレビ(放送局)
ユニオン映画(制作)

放送
放送国・地域 日本
放送期間1973年10月3日 - 1974年3月27日
放送時間水曜 20:00 - 20:55
放送枠日本テレビ水曜8時枠連続ドラマ
放送分55分
回数26
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『雑居時代』(ざっきょじだい)は、1973年10月3日 - 1974年3月27日日本テレビ系列で放送された全26話のホームドラマ(テレビ映画)。石立鉄男&ユニオン映画シリーズの第4作に当たり、第1作『おひかえあそばせ』のセルフリメイクになる。
あらすじ

外交官・大場鉄也は、アフリカのケニンゴ(架空の国)へ赴任するにあたって、家屋を友人の栗山に格安で譲った。中年のサラリーマン・栗山は男やもめで、子供は娘ばかり5人という、完全な女性上位の家庭。

そこに、大場の一人息子で、勘当されているカメラマンの十一が同居することに。仕方なく女5人との共同生活となる。姉妹は、無神経で口の悪い長女・春子、しっかりものの次女・夏代、男勝りの三女・秋枝、いまいち大人になりきれない四女・冬子、おませな末っ子の阿万里(あまり)。

阿万里は十一になついているが、上の姉妹とは何かともめごとが絶えない。特に夏代と十一は、顔を合わせるたびにいがみ合ってばかりだが、そんな中でいつしかお互いを意識するようになり……。
配役
レギュラー
大場十一(おおば じゅういち)/
石立鉄男
貧乏カメラマン。皆からは名前の「じゅういち」をトランプの11(ジャック)に見立てて「(フーテン)ジャック」と呼ばれる。名前の由来は11月11日生まれだったことから。いい加減で粗野な性格のように見えるが、根は一本気で心優しい。
栗山 信/大坂志郎
父親。繊維会社に勤めるサラリーマン。真面目で気の弱い性格ゆえに、家では姉妹に押し捲られる。十一の人柄を理解する数少ない一人。十一のことを「十一くん」と呼ぶ。趣味は尺八。
栗山春子/富士真奈美
長女。夏代や冬子からは「姉さん」、秋枝からは「春姉貴」、阿万里からは「春姉ちゃん」と呼ばれている。仕事は看護婦。ケチで自己中心的、その上かなりのヒステリー。極度の近眼でしょっちゅう人を間違えたり物にぶち当たっている(十一を青木と間違えたり、病院で面会したときは夏代を見つけられなかったことがある)。青木という婚約者がいるにもかかわらず、吉永という外科の医師に恋心を抱く。
栗山夏代/大原麗子
次女。愛称は「姉御」。春子からは「なっちゃん」、秋枝からは「姉御」、冬子や阿万里からは「夏姉ちゃん」と呼ばれている。十一からは「スケバンの姉御」と呼ばれていたことがある。文字通り姉妹のボス的存在で、栗山家の家事一切を取り仕切っている。しっかり者で気が強いが、詩作もするロマンチスト。驚くとき「えーっ?」という声を発する(普通の場合と甲高い場合がある)。十一とはことあるごとにケンカするが……。
栗山秋枝/川口晶
三女。姉御(夏代)や春子からは「秋ちゃん」、阿万里からは「秋姉ちゃん」と呼ばれている。十一からは「チャンバラのお姉ちゃん」と呼ばれていたことがあった。ボーイッシュで活動的。居合い抜きの達人であり、なにかと真剣を振り回す(大根、花、木の枝、コケシの頭まで斬る)。空手、柔道も得意。立腹すると食欲がわく体質。指輪のセールスをしていたが、サバサバした性格が気に入られ、喫茶店の雇われママになる。姉妹間での話に阿万里が出しゃばると「チビは黙ってな!」とツッコミを入れる。
栗山冬子/山口いづみ
四女。愛称は「フーコ」。春子からは「冬ちゃん」、阿万里からは「フーコ姉ちゃん」、姉御(夏代)と秋枝からは「フーコ」と呼ばれる。気ままな大学生。勉強より遊びが優先で、いつも親友の秀子とつるんでいる。大人びた態度をとることもあるが、恋に憧れたり、すぐに泣きべそをかいたりと基本的には幼い性格。就寝中に布団を直してあげようとした十一を変態だと誤解して大騒ぎしたことがある。冬子を演じた山口いづみは、このドラマの主題歌も歌っている。
栗山阿万里/杉田かおる
五女。愛称は「マリ」(本名で呼ばれることもある)。おませで小悪魔的な小学生。栗山家の姉妹のなかで、唯ひとり十一と気が合う。十一と交流していくにつれて、十一に対して少し厳しくなる。十一がカラコルムに行くことになったとき、十一の部屋に閉じこもりしばらく出てこなかったことがある。実は、信の実子ではなく、他の4人とは異父姉妹。
稲葉勇作/川崎敬三
山岳専門のカメラマンで十一の師匠。一流の腕を持ちながら金や名声にはまるで欲がなく、いつも山にうつつを抜かしている。非常に呑気な性格で、なおかつ優柔不断。十一(じゅういち)のことを「といち」と呼んでいつも怒られる。夏代に想いを寄せるが……。
池田玄也/山本紀彦
十一の大学山岳部時代の後輩。小さなタレント事務所“池プロ”を経営しており、十一に写真のモデルを斡旋する。人が良く、いつも損するタイプ。後の『池中玄太80キロ』の名前のヒント。
秀子/浅野真弓
冬子の親友。愛称は「デコ」。言うことは大胆だが、実は臆病。女優になるのが夢。大学の女子寮に住んでいる。
青木誉/山田吾一
春子の婚約者。毒薬の研究所に勤める気弱なサラリーマン。春子のワガママぶりにいつも翻弄される。
神谷編集長/二見忠男
稲葉の作品を扱う雑誌社の編集長。十一に頭が薄いことをよくネタにされる。
ゲスト
大場鉄也/
山形勲
十一の父。外交官。信の古くからの友人。十年前に十一を勘当した。第1話でケニンゴに旅立つ。
大場邦子/加藤治子
十一の母。十一のことをいつも心配している。第1話で鉄也と共に旅立つ。
吉永政人/岡田真澄
春子が憧れる病院の外科部長。ハンサムで妻子持ち。春子のことを「栗田君」と間違って呼ぶ。
久保/天草四郎
喫茶店「シャングリラ」のオーナー。関西弁。秋枝の雇い主。
孝夫/小沢直平
喫茶店「シャングリラ」のボーイ。「コウちゃん」と呼ばれる。
杉村/津村秀祐
玄也が経営するタレント事務所の社員。どこか飄々としており、とらえどころがない。
林/森下哲夫
夏代の詩作仲間。
小学校の教師/西尾徳青野武
阿万里の通う小学校の教師。第8話に登場。

西尾徳は西尾得と表記されている。

小寺/犬塚弘
信の元部下(現在は自営)。
主題歌

『そよ風のように』 歌:山口いづみ/作詞:
なかにし礼/作曲:大野雄二 ※シングルとしてはリリースされず、1999年にバップから発売されたCD『コメディードラマ・ソングブック』にテレビサイズが収録されている[1]

スタッフ

企画 : 小坂敬(日本テレビ)

プロデューサー : 吉川アキラ(日本テレビ)、
上野徹(ユニオン映画)

原案:葉村彰子

脚本 : 植木昌一郎松木ひろし千野皓司窪田篤人

プロデューサー補:山本剛正(ユニオン映画)

音楽:大野雄二

撮影 : 岩佐一泉

照明 : 藤林甲

美術 : 佐谷晃能(東京テレビアート)

録音 : 片桐登司美

編集 : 西島豊

助監督 : 荒木功(ユニオン映画)

色彩計測 : 東原三郎

記録 : 中尾寿美子

タイトル : 土屋昭雄、豊島弘尚

現像所 : 東洋現像所

衣裳 : 東京衣裳

美術 : 東京テレビアート

装飾 : 高津装飾

アフレコ・ダビング・ネガ録音(リレコーディング) : 映広音響

協力 : キャラバン

選曲 : 鈴木清司

監督 : 千野皓司、平山晃生、手銭弘喜小山幹夫

製作 : ユニオン映画

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