陽子
[Wikipedia|▼Menu]

陽子(プロトン

組成uud
粒子統計フェルミ粒子
グループバリオン
相互作用弱い相互作用
強い相互作用
電磁相互作用
重力相互作用
反粒子反陽子(p)
発見アーネスト・ラザフォード (1917)[1]
記号p
質量1.672621898(21)×10?27 kg[2]
938.2720813(58) MeV/c2[3]
電荷1.602176634×10?19 C(正確に)[4]
荷電半径0.8751(61) fm[5]
磁気モーメント1.4106067873(97)×10?26 J/T[6]
カラー持たない
スピン.mw-parser-output .frac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .frac .num,.mw-parser-output .frac .den{font-size:80%;line-height:0;vertical-align:super}.mw-parser-output .frac .den{vertical-align:sub}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}1⁄2
バリオン数1
ストレンジネス0
アイソスピン1⁄2
超電荷1⁄2
パリティ+1
テンプレートを表示

陽子(ようし、(: : : : : proton)とは、原子核を構成する粒子のうち、正の電荷をもつ粒子である。英語名のままプロトンと呼ばれることも多い。陽子は電荷+1、スピン1/2のフェルミ粒子である。記号 p で表される。

陽子とともに中性子によって原子核は構成され、これらは核子と総称される。水素(軽水素、1H)の原子核は、1個の陽子のみから構成される。電子が離れてイオン化した水素イオン(1H+)[注釈 1]は陽子そのものであるため、化学の領域では水素イオンをプロトンと呼ぶことが多い。化学的な水素の陽イオンの性質については「ヒドロン」を参照

原子核物理学素粒子物理学において、陽子はクォークが結びついた複合粒子であるハドロンに分類され、2個のアップクォークと1個のダウンクォークで構成されるバリオンである。ハドロンを分類するフレーバーは、バリオン数が1、ストレンジネスは0であり、アイソスピンは1/2、超電荷は1/2となる。バリオンの中では最も軽くて安定である。原子核内で核子同士をまとめておく力については「パイ中間子」を参照
諸定数
電荷

陽子の電荷は、符号が正で大きさが電気素量 e に等しい。その値は

+ e = + 1.602   176   634 × 10 − 19   C {\displaystyle +e=+1.602~176~634\times 10^{-19}\ {\text{C}}} (正確に)

である(2018 CODATA推奨値[4])。
質量

陽子の質量 mp は

m p = 1.672   621   923   69 ( 51 ) × 10 − 27   kg = 938.272   088   16 ( 29 )   MeV / c 2 {\displaystyle {\begin{aligned}m_{\text{p}}&=1.672\ 621\ 923\ 69(51)\times 10^{-27}\ {\text{kg}}\\&=938.272\ 088\ 16(29)\ {\text{MeV}}/c^{2}\end{aligned}}}


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:38 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef