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『陽あたり良好!』(ひあたりりょうこう)は、あだち充による日本の漫画作品、およびそれを原作としたテレビドラマ、アニメ作品。 『週刊少女コミック』(小学館、1980年2号?22号、24号?1981年15号)にて、掲載された少女漫画。連載終了後、実写ドラマとアニメでそれぞれ映像化された。原作漫画のストーリーは登場人物達が野球部で甲子園を目指す第1部と、それ以降の日常が描かれる第2部に分けられる。連載終了後、その後のひだまり荘について(読者からの質問が多かったためとされている)あだち充本人が調査人として出演した番外編が描かれ(『週刊少女コミック』1982年10号に掲載。相戸が留守番をするひだまり荘をあだちが訪れ、かすみ、勇作ら他の住人5人が帰宅したところでページ切れとなる)、小説版(かすみが原作漫画のラストの勇作の告白を受け入れるという内容)に収録された[1]。 武居(たけい) 声 - 菅原淳一 関に続く新キャプテン。 山松(やままつ) 声 - 西尾巧 関と同学年のセンター(背番号4番)。かつて、野球の練習試合の終わりに、彼はボールをキャッチした後、たまたま左腕の骨に壊すをかけてしまったため、高杉は数か月後に戻ってくるまで中堅手としてのポジションを引き継ぎました。 服部(はっとり) 声 - 松尾貴司 斉藤(さいとう) 声 - 西尾巧 清水(しみず) 声 - 久保田雅人 立花(たちばな) 声 - 西尾巧 辻本(つじもと) 声 - 北島淳司 監督(かんとく) 明条野球部の監督。名前は不明。 その他 モミアゲ 明条高校応援団の主な先輩。帽子をかぶっている。 イガグリ 明条高校応援団の先輩一人。メガネをかけている。 リーゼント 明条高校応援団の先輩一人。 陽あたり良好! 1982年3月21日より9月19日まで、日本テレビ系列で毎週日曜日20:00 - 20:54に全19話が放送された。東宝制作。原作とアニメでは舞台となる高校は「県立明条高等学校」だが、テレビドラマでは「明条大学附属明条高校」である。
概要
登場人物
下宿「ひだまり」
岸本 かすみ(きしもと かすみ)
主人公。叔母の管理する下宿「ひだまり」に居候し、県立明条高校に通い、入学後最初の試験で満点を取るなど成績も良く、コミック・ドラマではテニス部、アニメでは陸上部に所属。おばの千草の甥にあたる村木克彦と長年付き合っているが、ひょんなことから下宿の風呂場で鉢合わせして以来、最初は反発するも、次第に勇作の存在が気になり始める。
高杉 勇作(たかすぎ ゆうさく)
副主人公。下宿「ひだまり」3号室の住人。岸本かすみのクラスメートで、応援団に所属。一生懸命な人間を応援するのが好きな根っからの応援団気質。小柄だが空手が得意で、かすみ同様試験でも満点を取る。野球部にセンターのレギュラー・赤松の練習試合での怪我で助っ人で参加したときは、野球の初心者ながら飲み込みが早く、俊足と強肩で1番打者として活躍した。原作では助っ人部員であり、地区予選終了後は応援団に戻っている。アニメではその後野球部に入部することになる。
有山 高志(ありやま たかし)
下宿「ひだまり」2号室の住人。体が大きく陽気で人当たりがよい男で、明条高校サッカー部のゴールキーパーを務める。関圭子に片思い。巨漢だが運動神経が良く、俊敏で強肩なところを買われ、勇作に引き抜かれて、一時野球部の助っ人捕手を務める。原作、アニメでは、圭子を巡って美樹本と殴り合いのケンカをしている(解決はせずにフェードアウトして完結)。
美樹本 伸(みきもと しん)
下宿「ひだまり」4号室の住人。長髪で眼鏡をかけた二枚目だが、かなりのスケベで趣味は天体望遠鏡を使ったのぞき。運動神経抜群で、あらゆるスポーツを難なくこなす。関圭子に片思いしており、圭子を追ってテニス部に入部するも、圭子の気を引くために彼女の兄・真人がキャプテンの野球部に自ら助っ人として参加し、4番・三塁手として活躍する。その後はテニス部に戻って圭子とダブルスを組んでいる。原作のスキー旅行のエピソードでは出発前夜、覗きをしていたが、相手の顔を見ようとした瞬間、入浴中の老婆を覗いていた事に気づき、ショックもあってか、木から落下、脚を捻挫している。
相戸 誠(あいと まこと)
下宿「ひだまり」1号室の住人。明条高校でかすみたちと同学年だが、牛乳瓶の底のような眼鏡をかけ、普段はどこで何をしているのかわからない謎の少年。同級生のかすみや勇作たちとも丁寧語で話す。一行がスキーに行くエピソードの際には、初心者の圭子にスキーを教えている。原作ではストーリーにあまり関与しない謎の存在だったが、ドラマ版では医学部を目指す秀才としてオリジナルエピソードが存在した。
退助(たいすけ)
高杉勇作が路上で“手持ちの全財産”(100円)をはたいて買ったネコ。名前の由来は旧百円札の図柄から。何故か、アニメでは、夏休み後のストーリーから最終回までの間、ほとんど登場する回はなかった。
水沢 千草(みずさわ ちぐさ)
岸本かすみの叔母。かすみの母の末の妹。夫に先立たれ、自宅を男子学生専用の下宿にする。
村木 克彦(むらき かつひこ)
かすみの幼馴染でもあり恋人。千草の甥だが、亡夫の兄の息子であるため、かすみとの血縁は無い。親の仕事の関係でアメリカ暮らしの大学生で、容姿端麗、成績優秀、運動神経も良い好青年。夏休みにかすみへのプロポーズのために一時帰国するが、かすみの心の中で勇作の存在が大きくなっていることに気づき、プロポーズを封印して勇作に堂々とかすみを賭けた恋愛勝負を持ちかけるなど、大人の対応を見せる(最終回でプロポーズすると明言)。アニメでは、甲子園地区予選決勝戦に合わせたように帰国、中盤からは野球部の監督に就任する。
県立明条高校の関係者
関 圭子(せき けいこ)
明条高校野球部キャプテン・真人の妹。かすみや勇作と同じクラスで友人になる。控えめな性格で、伸や高志から好意を持たれるが、本人は勇作に想いを寄せている。かすみと同じテニス部所属。
関 真人(せき まさと)
圭子の兄。弱小明条高校にいながら、甲子園を目指すエース兼キャプテン。
坂本(さかもと)
元明条高校応援団長。自宅は喫茶店を経営していて、姉が亡くなった両親に代わり、店主を務め、自身も休日には店を手伝っている。ケンカが強く、他校の番長グループから何通も果し状などが届くほどの人物だが、両親代わりに自身を育ててくれ、結婚を控えていた姉の幸せと「俺が、卒業するまでケンカしない保証などない、エースの関には最後の夏、勝っても負けても悔いのないよう、戦って欲しい」と前年、自身の暴力事件が原因で、直接は無関係にもかかわらず、甲子園地区予選不参加を余儀なくされた野球部への罪滅ぼしのため、退学、店を継ぐ。アニメでは、退学後のストーリーには登場する事はほとんどなかったが、終盤、野球部復帰を躊躇う高杉や、最終回目前、転校し、実家へ戻る事に迷っているかすみにアドバイスをしている。応援団はアニメ、原作では名前は最後まで出なかったが、容姿から「モミアゲ」「イガグリ」「リーゼント」と3人の団員がいて、坂本の退学後、野球部の助っ人を一旦終えた高杉と応援団を引っ張って行くが、坂本同様、初登場時は威圧感のある人物に描かれていたが、ストーリーが進むにつれ、「連中、コミックバンドか?」と美樹本らに言われるぐらい徐々にキャラが軟化して行く。
明条高校
野球部
テレビドラマ
ジャンルテレビドラマ
原作あだち充
企画吉川斌(日本テレビ)
山本悦夫(東宝)
脚本金子裕
塩田千種
柏原寛司
今井紹司
奥村俊雄
原節夫
河井莞爾
演出木下亮
鈴木一平
萩原鐡太郎
出演者竹本孝之
伊藤さやか
製作
プロデューサー堀越徹(日本テレビ)
武田和(東宝)
制作日本テレビ
東宝
放送
放送国・地域 日本
放送期間1982年3月21日 - 9月19日
放送時間日曜日20:00 - 20:54
放送枠日本テレビ日曜8時連続ドラマ
放送分54分
回数19
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キャスト
ひだまり荘
高杉 勇作
演 - 竹本孝之長崎県出身。「一生懸命な人を応援する」という性格を持つ。明条大学附属明条高校入学にあわせて「ひだまり荘」に下宿する。父は長崎県在住。長兄は東京の新聞社勤務、長兄の妻は明条高校の非常勤音楽教諭という家族構成。学業、部活動、スポーツなどあらゆる分野で大活躍を見せる主人公。ドラマでは、野球部に助っ人入部した際のポジションはサード。
岸本 かすみ
演 - 伊藤さやか長野県出身。東京都田園調布駅周辺に在る叔母の家の下宿「ひだまり荘」に住み込み手伝いをしながら明条高校に入学、通学することになる。音楽はオフコースを好む。最愛の克彦は米国留学中であり文通で互いの気持ちを確かめ合っている。
美樹本 伸
演 - 田中浩二茅ヶ崎市生まれの湘南ボーイ。南米大使館職員の父を持ち、容姿も良くスポーツ万能だが、ポルノ映画や窃視が趣味の軟派男。野球部でのポジションはファースト。
有山 高志
演 - 水嶋聡実家は農家でサッカー留学で高校入学した。部屋にはスナック類が常にある大食漢。
相戸 誠
演 - 松田辰也実家は長野県の相戸病院(産婦人科)。哲学書を読んでいたり、PCの前身というべきマイコン(HAL-900と名付けている)を駆使して色々と勇作たちの相談を引き受けるブレイン的存在ではあるが、それによって混乱を招くことも多い。成績優秀キャラクターのようだが、学内1位の成績を収めて彼自身は非常に驚く。
水沢 千草
演 - 木内みどり夫を亡くした後に下宿「ひだまり荘」を経営する岸本かすみの叔母。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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