陸前高田市立図書館
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陸前高田市立図書館
Rikuzentakata City Library
施設情報
事業主体陸前高田市
開館1964年4月1日
所在地岩手県陸前高田市高田町字馬場前89-1
.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}陸前高田市
ISILJP-1000235
統計・組織情報
蔵書数約65,000冊[1](2017年7月時点)
条例 ⇒陸前高田市立図書館条例
職員数12人(うち嘱託職員4・臨時職員6人)[2]
公式サイト ⇒公式ウェブサイト
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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陸前高田市立図書館(りくぜんたかたしりつとしょかん、Rikuzentakata Public Library)は、岩手県陸前高田市高田町公共図書館。1964年に設置された。2011年3月11日の東日本大震災で壊滅的な被害を受け、2012年からはログハウスの仮設館で業務を行っていたが、2017年7月20日に新図書館が開館した[3]。震災後には市立図書館のほかに3館の私設図書館が陸前高田市内で活動を行っている。
歴史
前史臨時の海浜図書館が置かれた高田松原

陸前高田市の前身となる自治体では、1924年1月26日に竹駒村の竹駒村立小学校に竹駒村立図書館が、同年3月8日に米崎村の米崎村立小学校に米崎村立図書館が、同年3月15日に広田村広田村立小学校に広田村立図書館が、いずれも「摂政宮(後の昭和天皇)殿下御成婚記念事業」として設置された[4]。竹駒村立図書館と米崎村立図書館では小学校長が図書館長を兼任している[4]

1930年12月1日には高田町高田町立小学校に高田町立図書館が設置され、翌1931年5月に高田町青年会館に移転した。この図書館は425冊の図書を備え、年間2,000人が利用したが、施設は不十分だったという[4]。1931年7月23日から8月31日には、風光明媚な高田松原に臨時の海浜図書館が開設された[4]
陸前高田市立図書館の設置

1955年には高田町を中心とする3町5村が新設合併して陸前高田市が成立した。1959年4月、陸前高田市字本丸29にある陸前高田市役所の一室に陸前高田市中央公民館図書部が設置された[5]。1964年には陸前高田市立図書館条例を制定し、4月1日には中央公民館図書部が陸前高田市立図書館に改称された[6][5]陸前高田市立高田中学校が移転すると、1967年7月15日には高田中学校の校舎に移転し、2階西側の3教室を用いて図書館業務を再開した[5]。同年11月1日には巡回文庫(移動図書館)を開始したが[7]、トラックにテントを張った簡素な車両だった[8]。中央公民館時代の図書館の蔵書数は約11,000冊だった[8]
陸前高田市体育文化センター時代

陸前高田市立図書館
情報
構造形式鉄筋コンクリート造2階建
延床面積891 m²
所在地
029-2205
岩手県陸前高田市高田町字砂畑61-1
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯39度00分49.6秒 東経141度37分59.0秒 / 北緯39.013778度 東経141.633056度 / 39.013778; 141.633056
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陸前高田市は1972年から1974年に22,562m2の公共施設建設用地を取得[9]。1976年から1979年にかけて陸前高田市民体育館、陸前高田市中央公民館、陸前高田市立博物館を建設しており、1977年9月5日から1978年2月28日には891 m2の図書館を建設[9]。総工費は1億2858万9000円[10]。1978年3月12日に新館の開館記念式典を行い、10,870冊を備えて4月に開館した[9][10]。新設された建物は鉄筋コンクリート造2階建であり、床面積は1階が477m2、2階が414m2で計891m2である[11]。公共施設の集合体である陸前高田市体育文化センターは岩手県有数の施設として賞賛され[12]、岩手県のみならず東北地方の各県や近畿地方などからも視察者が訪れた[13]

1階に学生閲覧室、児童閲覧室、研修室、閉架書庫・車庫などがあり、2階に一般閲覧室、研修室、貴重本書庫、ブラウジングコーナーなどがあった[14][15]。1階には学生用の席が24席、児童用の席が24席設けられており、2階には一般用の席が36席設けられていた[14][15]。1979年度の蔵書数は15,393冊、貸出冊数は13,955冊だったが、1984年度には蔵書数が28,533冊、貸出冊数が28,183冊、1988年度には蔵書数が36,426冊、貸出冊数が30,338冊と、9年間でそれぞれ2倍以上に増加している[16][17]図書館に隣接する体育館と中央公民館を隔てる時計塔

1985年頃には図書館と地元の郷土史家が協力して、吉田家文書の解読作業を開始した[18]。1988年には1階の児童閲覧室に書架を設置し[19]、1989年4月には1階に学生閲覧室と研修室を新設[20]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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