陰陽師II
[Wikipedia|▼Menu]

陰陽師
監督
滝田洋二郎
脚本福田靖
夢枕獏
江良至
製作東北新社
TBSテレビ
電通
角川書店
東宝
製作総指揮植村伴次郎
出演者野村萬斎
伊藤英明
小泉今日子
真田広之
音楽梅林茂
撮影栢野直樹(J.S.C.)
編集冨田功
冨田伸子
配給東宝
公開 2001年10月6日
上映時間116分
製作国 日本
言語日本語
興行収入30億1000万円[1]
次作陰陽師II
テンプレートを表示

『陰陽師』(おんみょうじ)は、2001年滝田洋二郎監督、野村萬斎の主演で製作された日本映画夢枕獏原作の陰陽師安倍晴明の活躍を描いた伝奇小説陰陽師』の映画化作品。本項では続編の『陰陽師II』も扱う。
ストーリー(陰陽師)

上役の依頼を受けた源博雅は陰陽師の安倍晴明の屋敷を訪れ、それをきっかけに二人は顔見知りとなる。平安京では左大臣藤原師輔の娘・任子敦平親王を出産し、師輔の権勢が増していった。これに対し、娘・祐姫を入内させていた右大臣藤原元方はライバルの師輔への憎悪を抱き、その心を見透かした陰陽頭・道尊は元方を利用して都を滅ぼそうと企む。道尊は敦平親王に呪詛をかけて殺そうとするが、博雅の依頼を受けた晴明と巫女・青音の力によって阻止される。これに焦った元方は二人を捕えて呪詛の罪で処刑しようとするが、師輔の命令で二人は解放される。しかし、道尊に操られた兵士が晴明に襲いかかり、彼を守ろうとした青音が殺される。博雅は青音が死んだことを悲しむが、彼女はその日の夜に生き返った。驚く博雅に対し晴明は、彼女が桓武天皇の命令で人魚の肉を食べ不老不死となり、150年間都を守護してきた巫女であることを伝える。

道尊は次の一手として祐姫を操り、帝と敦平親王を殺させようとする。師輔の依頼を受けた晴明と博雅は、帝の側に控えて祐姫をおびき寄せるが、そこで博雅は自分が夜ごと会って想いを寄せていた女性の正体が祐姫だったことに気付く。祐姫も博雅の存在に気付き正気を取り戻すが、道尊の術によって鬼に変化させられてしまう。博雅は祐姫をかばうが、彼女は帝への嫉妬に駆られて鬼になった自分を見られたことに傷つき自害し、父親の元方も道尊のやり方に恐怖を感じ、彼の正体を書状に記して自害する。

追い詰められた道尊は、150年前に無実の罪で追われ悪霊として封印された早良親王を復活させ、国中の悪霊を使い都を襲う。博雅は祐姫の仇を討つため道尊と戦うが歯が立たず、道尊によって殺されてしまう。駆け付けた晴明は悲しむが、青音が自分を生贄にして博雅を生き返らせるように促す。晴明は青音の命を使い博雅を生き返らせ、二人は道尊と対峙する。その時、博雅の身体の中に宿っていた青音の魂は、かつて愛し合っていた早良親王の魂と再会し、彼の兄である桓武天皇が早良親王を死に追いやったことを悔いていたことを告げる。青音の言葉を聞いた早良親王は彼女に寄り添い、成仏していく。取り残された道尊は晴明を味方に引き入れようとするが、拒否されたため彼に一騎打ちを挑む。晴明は道尊を結界の中に封じ込めて力を奪い、観念した道尊は自ら命を絶つ。

全てが終わり、晴明邸を訪れた博雅は再び酒を酌み交わしながら笑い、一時を楽しむのだった。
キャスト(陰陽師)

安倍晴明野村萬斎

源博雅伊藤英明

道尊真田広之

青音:小泉今日子

蜜虫:今井絵理子

祐姫:夏川結衣

瓜の女:宝生舞

早良親王萩原聖人

藤原元方柄本明

岸部一徳

藤原師輔矢島健一

桓武天皇の時の陰陽頭:石丸謙二郎

藤原兼家石井愃一

源忠正:螢雪次朗

小野清麻呂:下元史朗

桓武天皇木下ほうか

任子国分佐智子

橘右近:八巻建弐

伴高綱:白石雅士

長正:二橋進

康頼:大村正泰

産婆:小柳友貴美

綾子:立原瞳

静宮:山口美香

敦平親王:高橋拓未

広平親王:神宮卓

幻覚の信者町民:宝井誠明

晴明邸の式神の女:山本麻生、内田陽子、平山美花

陰陽師:平井賢治、高尾一生、中島崇文、岩瀬裕二、入江康之、城戸裕次岡元次郎清家利一、武田滋裕、藤田健次郎、岡田良治


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:65 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef