陰謀論者
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「陰謀説」「陰謀史観」はこの項目へ転送されています。

陰謀そのものについては「陰謀」をご覧ください。

具体的な陰謀論の事例については「陰謀論の一覧」をご覧ください。

陰謀論(いんぼうろん、: conspiracy theory)とは、なんらかの有名な出来事や状況に関する説明で、根拠の有無にかかわらず「邪悪で強力な集団(組織)による陰謀が関与している」と断定したり信じたりしようとするものである[1][2][3]。この言葉は、偏見や不十分な証拠に基づいて陰謀の存在を訴えているという、否定的な意味合いを持って使われることが多い[4][5]。「陰謀論」という言葉は、単純に秘密の計画を指す「陰謀」とは異なり、科学者歴史家などその正確性を評価する資格のある人々の間で主流の見解に反対しているなどの特定の特徴を持つ「仮説上の陰謀」を指すものである[6][7][8]
概説
陰謀との違い

「陰謀論」という用語は、特定の特徴を持つ「仮説的陰謀」を指すものであり、単純に2人以上の人物が関与するあらゆる秘密計画を指す「陰謀」とは異なる[7]。例えば、陰謀論者の信念には、科学者歴史家など、その正確性を評価する資格のある人々の間で主流の意見に必ず反対しているといった特徴がある[8]。陰謀論者は、社会的に迫害されている知識に特権的にアクセスしているか、あるいは社会的に非難される考え方を持っているために、公式的な説明を信じている大衆から自分たちは引き離れていると考えている[7]。マイケル・バークンは、陰謀論を「出来事に上辺だけの秩序を与えるために世界に押し付けられるテンプレート」と表現している[7]

実際の陰謀は、たとえ非常に単純なものであっても、隠蔽するのは困難であり、日常的に予期せぬ問題が発生する[9]。対照的に、陰謀論では非現実的に陰謀が成功することが示唆され、陰謀の首謀者とされる集団(例えば官僚組織など)は、ほぼ完璧に近い能力と秘密主義に基づいて行動することが可能であるとされる。事象や状況の原因は、複雑な要因や相互作用する要因、および単なる偶然や意図しない結果などを排除するために単純化される。ほぼすべての発見は、首謀者によって意図的に計画されたものとして説明される[9]

陰謀論では、首謀者は極端な悪意を持って行動していると通常は主張される[9]。ロバート・ブラザートンは次のように説明している[9]。.mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}ほとんどの陰謀論で想定されている邪悪な意図は、私利私欲・汚職・残虐性・犯罪性から生まれる一般的な陰謀を遥かに超えている。想定されている首謀者は、単に利己的な意図や異なる価値観を持つ人々ではない。むしろ、陰謀論では、善と悪が戦っている白黒の世界が想定されている。一般人は組織的な迫害の犠牲者とされ、首謀者とされる人々の動機は、純粋に狂人的な悪に近いものであることが多い。少なくとも、首謀者たちは、一般市民の基本的な自由と幸福をほとんど非人間的に無視していると言われている。より壮大な陰謀論では、首謀者は、我々が苦しむすべての悪事を引き起こし、日常からは想像もつかない忌むべき残虐な行為を行い、最終的には我々が大切にしているすべてのものを堕落させ、破壊しようと目論んでいる悪の化身であるとされている。
概説
起源

オックスフォード英語辞典は、陰謀論を「ある出来事や現象が、利害関係者による陰謀の結果として発生するという説。特に、秘密にされているが影響力を持つ機関が、(典型的には政治的な動機と抑圧的な意図で)ある説明のつかない出来事に関与しているとする信念」と定義している。そこでは、最も古い使用例として『The American Historical Review』に掲載された1909年の記事が引用されているが[10][11]、1870年4月には早くも紙面で使用されていたようである[12]。英語の conspiracy という言葉は、「共に」「一緒に」という意味のラテン語の接頭辞 con- および「呼吸する」という意味のラテン語の単語 spirare に由来している。

Robert Blaskiewicz(ロバート・ブラスキエヴィチ)は、この言葉の使用例は早くも19世紀に見られ、その使用法は非常に軽蔑的だったと述べている[13]。Andrew McKenzie-McHarg(アンドリュー・マッケンジー=マクハーグ)の研究によると、19世紀における陰謀論という用語は、単に「陰謀のもっともらしい仮説を提案するもの」であり、そのような仮説は批判されることもあったが、「この段階では否定的あるいは肯定的な意味合いもなく」使用されていた[14]。ランス・デヘイブン=スミスによると、ウォーレン委員会が調査結果を発表し、ニューヨーク・タイムズ紙が陰謀論という用語を含む記事を5つ掲載した1964年以降、この用語は米国内で日常的に使用されるようになったという[15]

なお、「陰謀論」という用語自体も陰謀論の対象となっており、陰謀論の支持者(特にウォーレン委員会の批判者)を嘲笑の的にすることで、人々から信用されないようにするために、CIAの工作員によって広められたという説もある[16]
陰謀論者の論法、陰謀論者の精神的傾向

陰謀論は反証に抵抗し、循環論法によって強化される。つまり、陰謀と矛盾する証拠があったり、陰謀の証拠自体が存在しない場合であっても、どちらも陰謀が存在する証拠として再解釈されてしまうため[4][17]、結果として陰謀論は証明されたり反証されたりするものではなく、信仰するものとなってしまう[18][19]

一部の人は、陰謀論者は自分たちの議論にオッカムの剃刀を適用することができていないと指摘している[20]。(ほぼ同様の意味で)陰謀論者的な信念というのは「他の説明のほうがより正しそうな状況でも、不必要なまでに陰謀を想定すること」[21]と指摘した人もいる。

一部の研究者は、陰謀論を信じてしまうことは心理的に有害(あるいは病理的)であり、低い分析的思考能力(英語版)、低い知能心理的投影パラノイア、およびマキャヴェリズム(英語版)との相関があることを示唆している[22][23][24][25]

心理学者は通常、陰謀論を信じることや、何もないところに陰謀を発見しようとしてしまうことは、パラノイアやスキゾタイピー(英語版)、ナルシシズム、および愛着障害などの多数の精神病理学的状態[6]、あるいはアポフェニアなどの認知のゆがみに起因すると考えている[26][27]


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