院内駅
駅舎(2018年7月21日)
いんない
Innai
◄*及位 (8.6 km) (4.0 km) 横堀►
所在地秋田県湯沢市上院内字小沢115北緯39度2分58.5秒
東経140度24分50.1秒
院内駅(いんないえき)は、秋田県湯沢市上院内字小沢にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線の駅である。
秋田県内の駅としては最も南に位置する。ここから次駅の及位駅まで8.6 kmは複線区間になっている[2]が、列車本数は10往復と少ない。
当駅で秋田方面に折り返す列車も設定されている(2020年現在では2本[2])。また当駅以北は秋田支社の管轄になる。目次 単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。駅舎は郷土資料館「院内銀山異人館」を併設した鉄筋コンクリート造2階建てで、明治時代に院内銀山に招聘されていたドイツ人技師の住宅をモデルとし、赤煉瓦調の洋風建築となっている[2][4]。当時、駅舎の所在していた雄勝町が建設費1億3,400万円を負担して建設された[4]。 湯沢駅管理の無人駅である。 番線路線方向行先備考 (出典:JR東日本:駅構内図 JR東日本によると、2007年度(平成19年度)までの1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。 乗車人員推移
1 歴史
2 駅構造
2.1 のりば
3 利用状況
4 駅周辺
5 その他
6 隣の駅
7 脚注
7.1 記事本文
7.2 利用状況
8 参考文献
9 関連項目
10 外部リンク
歴史
1904年(明治37年)10月21日:鉄道作業局(国鉄)の駅として雄勝郡院内町(現在は同郡雄勝町を経て湯沢市)に開業[1]。
1986年(昭和61年)11月1日:簡易委託化。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
1988年(昭和63年)
2月2日:火事で木造の旧駅舎が焼失[3]。
9月:合築駅舎に建設に着手[4]。
1989年(平成元年)
3月11日:駅舎部分の利用を開始[4]。
4月8日:「院内銀山異人館」が開業し、合築駅舎が完成[4]。
2002年(平成14年):東北の駅百選に選定される。
2009年(平成21年)3月31日:簡易委託解除。
駅構造
のりば
1■奥羽本線下り秋田方面
2上り新庄・山形方面
3下り秋田方面一部の列車
上り新庄・山形方面
3番線は上下共用の待避線である。
当駅では最終電車の旅客扱い終了後は夜間滞泊を行わずに横手駅に回送する。
利用状況
年度1日平均
乗車人員出典
2000年(平成12年)69[利用客数 1]
2001年(平成13年)63[利用客数 2]
2002年(平成14年)58[利用客数 3]
2003年(平成15年)59[利用客数 4]
2004年(平成16年)55[利用客数 5]
2005年(平成17年)55[利用客数 6]
2006年(平成18年)49[利用客数 7]
2007年(平成19年)47[利用客数 8]
駅周辺 駅舎に併設された院内銀山異人館
院内郵便局
岩井堂洞窟(国指定史跡)
道の駅おがち小町の郷
リフレッシュ交流センターほっと館[2]
雄物川
秋田県道278号雄勝湯沢線
その他
「秋田県最南端の駅、郷土博物館併設の駅舎」として、東北の駅百選に選定された。
夏祭り「えびすだら」の最寄り駅。
隣の駅
東日本旅客鉄道(JR東日本)
■奥羽本線及位駅 - 院内駅 - 横堀駅
脚注(国立国会図書館デジタルコレクション)
^ a b c d 『鉄道ジャーナル』通巻653号、pp.28 - 30
^ 朝日新聞1988年2月3日付朝刊27面「院内駅が全焼 JR奥羽線」
^ a b c d e “院内銀山異人館が完成” 秋田魁新報 (秋田魁新報社): p13. (1989年4月9日 朝刊)