阪神高速道路(はんしんこうそくどうろ)
都市高速道路の名称。
上記高速道路を運営する「阪神高速道路株式会社」。阪神高速道路公団の後身。
本項ではこれらを総括して詳述する。
阪神高速道路(はんしんこうそくどうろ、英語: Hanshin Expressway)は、大阪市・神戸市とその周辺の地域に路線網を有する総延長294.7km(管理260.5km、新設34.2km)の有料の自動車専用道路。略称は阪神高速、阪高、阪神。なお、「阪神高速」は阪神高速道路株式会社の登録商標である。
道路法上は一般国道・大阪府道・兵庫県道、または大阪市・神戸市の市道である(府県道及び政令市の市道)。正式には、「○○府(県・市)道高速△△□□線」などの路線名が付けられているが、府道・県道番号は付かない。地域高規格道路の計画路線に指定されている。 阪神高速道路株式会社
阪神高速道路株式会社
Hanshin Expressway Company Limited
本社が入居する中之島フェスティバルタワー・ウエスト
種類株式会社
略称阪神高速、阪高
本社所在地 日本
〒530-0005
大阪府大阪市北区中之島三丁目2番4号
中之島フェスティバルタワー・ウエスト
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度41分36.4秒 東経135度29分44.6秒 / 北緯34.693444度 東経135.495722度 / 34.693444; 135.495722
阪神高速道路株式会社(はんしんこうそくどうろ、英: Hanshin Expressway Company Limited)は、2005年10月1日、高速道路株式会社法により設立された。道路関係四公団民営化により、阪神高速道路公団の業務を日本高速道路保有・債務返済機構とともに承継した。
政府及び地方公共団体が常時三分の一以上の株式を保有する特殊会社で、当分の間政府から債務保証を受ける。一方、営業年度毎の事業計画や社債の募集、資金の借入については国土交通大臣の認可を要する。
また会社は機構との協定に従い、政令で定められた機構への出資金・補助金の中から、建設費の一部につき無利子貸付が受けられる。
コーポレートスローガンは「先進の道路サービスへ」である。
財務情報[2]年度売上高営業利益経常利益純利益 従来の阪神高速道路の範囲において、日本高速道路保有・債務返済機構と締結した協定に基づき以下の業務を行う。 いわゆる上下分離方式を採用した中での「上」に相当する。 また、大阪市港湾局が管轄する大阪港咲洲トンネルおよび夢咲トンネルの管理運営を行っている。 2008年9月に、民営化直後の2005年10月から2008年3月までの3年間に渡り、約5億円の申告漏れを国税庁から指摘された。このうち約1億5,000万円については意図的な所得隠しと認定され、重加算税など約2億円を追徴課税された[3]。この法人税の申告漏れ問題は、東日本・中日本・西日本の各高速道路会社でも判明している。 2013年6月には5億9,000万円の申告漏れを国税庁から指摘され、2億9,000万円を追徴課税された。高架橋工事に係る費用を経費(修繕費)として一括処理していたが、大阪国税局の調査で資本的支出と認定され、耐用年数に応じて経費を分散させる減価償却の処理を取るよう指示された[4]。 首都高速道路と同じように、右側車線での分合流が多数ある。日本の道路では、一番右側の車線を追越車線、その他左側の車線が走行車線であるが、阪神高速道路にはこれが当てはまらず、単に右側車線、左側車線と呼ばれる。しかしながら高速車が右側車線、低速車が左側車線を走るのは、他の高速道路と同様である[注釈 1]。 路線のほとんどが高架である。例外は、山地部や地下を通る7号北神戸線と31号神戸山手線、山岳トンネルを通る32号新神戸トンネル、11号池田線の伊丹トンネル、大部分が都市トンネルを通る2号淀川左岸線と6号大和川線である。また、13号東大阪線の難波宮跡付近では、遺跡保護のため地上を走る。11号池田線の梅田出入口はビル(TKPゲートタワービル)を貫通する特殊な構造である[5]。 4号湾岸線と5号湾岸線と16号大阪港線が通る港大橋は日本第1位、世界第3位の最大支間長(510m)のトラス橋である。二階建て構造であり、上層の大阪市内方面を16号大阪港線、下層の神戸方面を5号湾岸線が通っている[6][7]。 道路交通情報では、船場ランプは無いにもかかわらず「船場を先頭に渋滞○キロ。」と言う表現がなされることがある。13号東大阪線の西船場JCT - 東船場JCT間は船場センタービルの屋上に道路があり、この付近発生の渋滞の先頭は全て「船場-」と表される。環状線を通じて、全ての放射線に渋滞が渡っている事が多い。 以下の路線がある。1桁の路線番号は基幹となる路線、10番台は1号環状線からの放射線、30番台は3号の枝線の意味合いがある[8]。これはスペインの高速道路でみられる路線番号の付け方に似ている。
平成17年度1,051億4,700万円46億8,300万円46億8,500万円11億9,400万円
平成18年度1,885億5,300万円21億3,800万円22億3,400万円17億200万円
平成19年度2,135億7,800万円35億6,400万円38億9,400万円29億3,400万円
平成20年度2,224億1,900万円36億9,500万円47億4,300万円36億400万円
平成21年度1,782億3,300万円43億7,700万円52億3,800万円30億4,700万円
平成22年度2,507億7,800万円34億2,100万円45億2,300万円43億6,800万円
平成23年度2,368億4,600万円27億2,100万円35億2,400万円11億8,200万円
平成24年度2,364億500万円25億2,000万円31億5,500万円17億2,700万円
業務の範囲
高速道路の新設又は改築、完了時には、道路資産と債務がともに機構に帰属する。
機構の保有する道路資産を有償で借り受けての、かかる高速道路の管理。
子会社等
連結子会社
阪神高速サービス(株) - 休憩施設及び駐車場施設の運営・広報等
阪神高速技術(株) - 保全点検・維持修繕・道路情報サイト「はしれGo!」の運営
阪神高速パトロール(株) - 交通管理
阪神高速トール大阪(株) - 大阪地区の料金収受
阪神高速トール神戸(株) - 兵庫地区の料金収受
阪神高速技研(株) - 調査・設計・積算等
関連会社
(株)情報技術
(株)テクノ阪神
内外構造(株)
(株)ハイウェイ管制
阪神施設調査(株)
関連公益法人
(財)阪神高速道路管理技術センター
(財)阪神高速地域交流センター
法人税の申告漏れ
路線
営業路線 京阪神地域におけるルート図。赤線が阪神高速。
8号京都線は2019年4月1日から第二京阪道路へ編入。
上図破線部一部の6号大和川線は全線開通済み。
1号環状線(環状部分)
2号淀川左岸線 (北港JCT - 海老江JCT)
3号神戸線 (阿波座 - 月見山(第二神明道路))
4号湾岸線 (天保山JCT - 南港JCT - りんくうJCT)
5号湾岸線 (南港JCT - 天保山JCT - 六甲アイランド北、名谷JCT - 垂水JCT)
6号大和川線 (三宝JCT・出入口 - 三宅JCT)
7号北神戸線 (伊川谷JCT - 西宮山口JCT、有馬口JCT - 柳谷JCT)
11号池田線 (中之島JCT - 池田、蛍池JCT - 池田木部)
12号守口線 (天神橋JCT - 守口、城北JCT - 森小路)
13号東大阪線 (西船場JCT - 水走(第二阪奈道路))