阪神バス
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}阪急阪神東宝グループ > 阪急阪神ホールディングス > 阪神電気鉄道 > 阪神バス

阪神バス株式会社
HANSHIN BUS CO,LTD.
種類株式会社
本社所在地 日本
660-0072
兵庫県尼崎市大庄川田町108-1
本店所在地662-0971
兵庫県西宮市和上町3-3[1]
設立2005年12月14日
業種陸運業
法人番号1140001072148
事業内容乗合バス事業・貸切バス事業
代表者

代表取締役社長 上田晋也[2]
資本金9000万円
純利益3億7596万5000円
(2023年3月期)[3]
純資産51億1080万6000円
(2023年3月期)[3]
総資産85億4864万2000円
(2023年3月期)[3]
従業員数502名[2]
主要株主阪神電気鉄道 100%
外部リンク ⇒http://www.hanshin-bus.co.jp/
特記事項:営業開始は2006年6月14日。阪神電鉄バス時代の西宮営業所は、阪神西宮駅前にあった。現在も折返し基地として使用。2009年4月1日より阪神電気鉄道自動車部の事業を分割。減資を実施。
テンプレートを表示
尼崎市にある阪神バス本社(建て替え前の社屋)

阪神バス株式会社(はんしんバス、英称:HANSHIN BUS CO,LTD.)は、阪神電気鉄道の子会社で、阪急阪神東宝グループバス事業者
概要2系統、山手東回りのバス。阪神バスの自社発注車のため、ロゴマークが正面下と右上に入っている

阪神電気鉄道が行ってきた直営バス事業(阪神電気鉄道自動車部)を、2006年から2009年にかけて分社化により設立した企業。兵庫県尼崎市西宮市を中心に宝塚市芦屋市神戸市にかけての阪神間をカバーする一般路線、大阪・神戸・尼崎・西宮から大阪国際空港および関西国際空港への空港連絡バス、大阪・神戸から中国地方四国地方への高速バスおよび観光バス事業を行っている。阪神バスの設立に伴い、在阪大手私鉄系列のバス事業はすべて分社化(当初から独立会社だった阪急バス京阪バスも含む[注釈 1])された。

一般路線の運行エリアは、西宮市南部を中心に、東は尼崎市の杭瀬駅及び阪急園田、西は神戸市中央区神戸税関前、北は宝塚まで広がる。大阪ローカル線・北大阪線・尼崎西宮線・西宮神戸線など、旧路面電車線である国道線北大阪線などをそのまま代替した路線、尼崎宝塚線のように鉄道未成線を代替した路線も存在する。特に、西宮市・芦屋市宝塚市尼崎市[注釈 2]には市営交通事業がないため阪急バスとともにその代わりを担っている。なお、西宮市内ではJR神戸線以南が阪神バス、以北が阪急バスと役割が分担されている(一部で重複あり)。阪急バスとは阪急阪神ホールディングス統合後に相互に乗り入れる新路線も開設されたが、後に廃止または減便となっている。また杭瀬駅御影駅で見られるように、駅の近くにバス停(「?駅北」)を設置してはいるものの駅前には乗り入れない、ターミナルを構えないという特徴もある。

社章は、Hanshin Busの頭文字「HB」をハートの形にしたもの。路線車においては、社名部分の変更と前面行先表示脇・側面・後面に阪神バス社章を張り付けている。分社化以前に購入した車両のうち、阪神バスに完全移管される前に阪神バス西宮浜営業所に所属していた車両については一部を除き、阪神電気鉄道の社章である稲妻がレールを囲んだマークを残すが、それ以外の分社化以前の車両は社名部分の変更のみが行われている。阪神バス籍で購入した車両については、当初より阪神電気鉄道の社章に代えて阪神バス社章を取付けている。

事業者としては目立たないが、1982年に業界で初めてMCA無線を導入[4]。これを利用した運行管理システムも整備した[5]。また、2002年2月1日には、一般路線バスの運賃を全線均一の210円(大阪市内・神戸市内で市バスと競合する区間のみ200円で、この区間の利用のみ整理券が必要。いずれも当時の運賃)としたことでも注目された。長距離乗車では大幅な値下げとなったが、阪神バスでは元々ほとんどの乗客が短距離の初乗り区間利用であったため、同年3月の「スルッとKANSAI」導入に際し乗車口へのカードリーダ設置を省略することでコストダウンを図った方が得策という判断であった[注釈 3][7]。なお、現在はICカードに対応させるため、乗車口にICカードリーダーを設置している。詳細は「#一般路線バスの運賃制度」を参照

呼称は阪神電鉄直営時代は「阪神電鉄バス」としていたが、現在の社名でもある「阪神バス」と呼ばれることもあった。また、沿革で述べる歴史的な事情から、今もなお「阪国バス」と呼ぶ人もいる[8]

2016年3月20日に尼崎市交通局からバス事業が移譲され、「尼崎市内線」として同社の路線網に組み込まれる事となった[9]。同年4月1日よりSuicaなど交通系ICカード全国相互利用サービスに対応を開始した。既存の阪神バス路線は「阪神線」として区別されている。
営業所

本社所在地: 尼崎市大庄川田町阪神電鉄バス時代は電鉄本社(
梅田野田阪神)とは別にこの地に自動車部本部を設置していた。そのため阪神電鉄バスは兵庫県のバス事業者という扱いをされていた。尼崎浜田車庫を併設する。なお、阪神バスとしては西宮市内を先に分社化した関係で当初は西宮浜に本社を置いていたが、全面分社化により本社機能を移転し自動車部本部が本社となった。


尼崎営業所(浜田車庫)所在地: 尼崎市大庄川田町108-1最寄停留所: 尼崎浜田車庫前[注釈 4]本社所在地にある阪神バスにおける基幹となる車庫。国道2号に面する。車庫前を通る路線(尼崎西宮線、杭瀬尼崎甲子園線、杭瀬尼崎宝塚線)はここで運転士の交代が行われる。建物はボウリング場(ボウル阪神。1968年営業開始、2013年1月27日営業終了)を併設していた。隣接して阪神タイガース二軍がかつて本拠地として使用した浜田球場があったが、この旧浜田球場は国道線電車の車庫跡であった。敷地は広く、隣接して阪急阪神エムテックの自動車整備工場(尼崎工場。旧・阪神モータードック)もある。2016年11月中旬より2018年8月下旬まで、前記の自動車整備工場と共に建て替え工事が行われ、延床面積合計約8,400m2の鉄骨造2階建て等が新築された[10]。浜田球場も併せて解体され、現在はその跡地に商業施設が営業中である。担当路線:甲子園浜田車庫線、杭瀬宝塚線、尼崎宝塚線、尼崎スポーツの森線、伊丹立花線、尼崎西宮線、宝塚甲子園線、武庫川団地線、高須東線、鳴尾浜線、浜甲子園線、誠成公倫線、空港リムジン(大阪空港 - 大阪駅前・西宮線、関西空港 - 大阪駅前・尼崎・西宮線)、高速バス(神戸徳島線を除く各線)[11]


大阪営業所(野田車庫)所在地: 大阪市福島区海老江一丁目最寄停留所: 野田阪神前大阪側の拠点として設置。この営業所に所属する車両はなにわナンバー(他は神戸ナンバー)となる。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:263 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef