さかもと じゅんじ
阪本 順治
第31回東京国際映画祭にて(2018年10月)
生年月日 (1958-10-01) 1958年10月1日(65歳)
出生地 日本・大阪府堺市
職業映画監督、脚本家
ジャンル映画、ミュージック・ビデオ
活動期間1989年 -
主な作品
『どついたるねん』
『顔』『KT』
『亡国のイージス』
『闇の子供たち』
『大鹿村騒動記』
『北のカナリアたち』
『半世界』
『せかいのおきく』
受賞
日本アカデミー賞
最優秀監督賞
2001年『顔』
ブルーリボン賞
監督賞
2001年『顔』
その他の賞
日本映画監督協会新人賞
1989年『どついたるねん』芸術選奨
文部科学大臣新人賞
1989年『どついたるねん』高崎映画祭
最優秀作品賞
2000年『顔』
2017年『エルネストヨコハマ映画祭
監督賞
2001年『顔』
脚本賞
2001年『顔』
2020年『半世界』日本映画プロフェッショナル大賞
監督賞
2000年『顔』
2022年『冬薔薇』TAMA映画祭
最優秀作品賞
2016年『団地』
特別賞
2011年『大鹿村騒動記』キネマ旬報ベスト・テン
監督賞
2001年『顔』
脚本賞
2001年『顔』
2020年『半世界』
2024年『せかいのおきく』
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阪本 順治(さかもと じゅんじ、1958年10月1日[1] - )は、日本の映画監督、脚本家。『大鹿村騒動記』や『北のカナリアたち』などを手がけたことで知られている[2]。 大阪府堺市出身[3]。実家は仏具店で、家の前に東映の封切館「堺銀座東映パール」があった[4][5][6]。子どもの頃は東映ヤクザ映画の全盛期で[4]、お客が映画館に押し寄せ、紛れてタダ見した[4][5][6]。もし家の前の映画館が東映ではなく松竹だったら、人情喜劇でデビューしていたと思うと話している[6]。東映作品を一本だけ選ぶなら『森と湖のまつり』という[6]。大阪府立三国丘高等学校時代は家に閉じこもり、友達は一人もいなかったという[4][7]。大きな影響を受けたのが大島渚で[4][5]、大島のシナリオを読み漁っていたら、学生運動をしないといけないと思うようになった[4]。それでまだ学生運動をやっているところはないかと探したら横浜国立大学がまだやっていたことが分かり[4]、一浪して同大学教育学部入学[4]。しかし大学生活は面白くなく、すぐに行かなくなり10ヶ月で中退[4][8]。映画の世界に行くしかないとは考えていたが、製作現場に入る方法が分からず、テレビドラマでエキストラのアルバイトなどをする[4][5]。偶然、石井聰亙と知り合いになり「『爆裂都市 BURST CITY』を撮るけど、美術助手なら空いてるよ」と誘われ、初めて映画製作の現場を体験する[4]。同作の撮影は5ヵ月続き、毎日徹夜で現場で寝たという[4]。ギャラは月4万円と安かったが、3食メシが出るし映画の撮影が楽しく映画をやっていきたいと思うようになった[4]。以降、助監督として井筒和幸や川島透の現場にスタッフとして参加する[4][9]。 1989年、赤井英和主演の『どついたるねん』にて監督デビューを果たし、芸術選奨文部大臣新人賞、日本映画監督協会新人賞、ブルーリボン賞作品賞を受賞する[10]。2000年、深作欣二監督『仁義なき戦い』(1973年)をリメイクした『新・仁義なき戦い』を監督する[11]。同年、藤山直美主演の『顔』で第25回報知映画賞作品賞を受賞した[12]。 2002年、日韓合作映画『KT』が公開される[13][注 1]。
経歴