阪急電鉄正雀工場(はんきゅうでんてつしょうじゃくこうじょう)は、大阪府摂津市にある阪急電鉄(阪急)の車両工場。京都線正雀駅と正雀車庫に隣接している。目次 1968年、西宮工場と旧正雀工場を統合して開設された[1]。建設当時は民鉄界で東洋一とも呼ばれた工場であった[2]。阪急と能勢電車の全車両が対象。 2004年には、アルナ車両の工場が阪急正雀工場内に移転した[4]。 以下の車両が保存されている。 年2回、春と秋に工場公開イベントとして「阪急レールウェイフェスティバル」が開催されている。公開イベントは正雀工場25周年を記念して1994年に開催された「工場見学会」が始まりで、1997年に「阪急レールウェイフェスティバル」に改称し、年齢層の幅を広げたイベントとなった[11]。 [ヘルプ]
1 概要
2 保存車
3 公開イベント
4 脚注
5 参考文献
6 関連項目
概要
工場内では全般検査・重要部検査を中心に、新車両の搬入、改良工事や更新工事を行っている[2]。定期検査で入場した車両は、台車を外して35tクレーンで移動される[1]。このクレーンは100形(P-6)の車体重量を意識した設計である[3]。
保存車 新京阪デロ10
1形(1号) - 鋼体化改造後の仕様[5]。
10形(10号) - 30号を10号に復元[6]。
100形(116号) - 1972年廃車後保存[7]、1997年に動態復元[8]。
600形(602号) - 2010年に川崎重工業より譲受[9]。
900形(900号) - 1978年廃車後保管[7]、2000年に動態復元[8]。
2300系(2301号+2352号) - 2016年2月廃車、保存整備[10]。
公開イベント 正雀工場内での阪急レールウェイフェスティバルの様子
脚注
^ a b 『私鉄の車両5 阪急電鉄』136頁
^ a b 『日本の私鉄 阪急』1997年、129頁。
^ 吉岡照雄『RM LIBRARY 110 阪急P-6 -つばめを抜いた韋駄天-』、ネコ・パブリッシング、2008年、11頁。
^ アルナ車両株式会社
^ 山口益生『阪急電車』42-43頁。
^ 山口益生『阪急電車』72頁。
^ a b 『日本の私鉄 阪急』1997年、132-133頁。
^ a b ⇒P-6(116号車)・900形車両 をリフレッシュ 阪急未来線、阪急電鉄、2019年4月3日閲覧。