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『闘魔鬼神伝ONI』(とうまきしんでん オニ)は、1995年10月5日から1996年3月21日まで、テレビ東京木曜日朝7:35 - 8:05のあにめあさいちの枠内の一つとして放送されたテレビアニメ。全25話で、1話あたり約10分。和風RPG『ONIシリーズ』の世界観を元にしている。 山の村の長老に拾われて育った朱羅丸は村人と共に狩りをして生活をするも人間離れした強い力を持つことを疎まれ「鬼っこ」と呼ばれ上手くいかない。ある日の狩りで仕留めた猪の親の大猪が大暴れし萌黄を襲おうとしたところを力を使って助ける所から物語ははじまる。一方遠い未来、人類は出生率の急激な低下により、滅亡の危機に瀕していた。人類を救わんとする頭脳集団「七福神」は遺伝子に原因があると考えて過去に戻り、劣悪な遺伝子を持つ人間を抹殺することで問題を解決しようとする。しかし、不思議な力を持つ朱羅丸ら隠忍たちの活躍により、計画はうまくいかない。やがて隠忍の生物として異常な力に対し、抹殺を主張するハジャオウとその力を解明し人類の遺伝子の改良を試みる他のメンバーとの間で対立、強行的なクーデターが発生する。 低下していく人類の出生率を高くするために未来からやってきた七人の集団。
あらすじ
主な登場人物
主要人物
朱羅丸(しゅらまる)
声 - 石田彰本作の主人公。赤子の時、山の村の長老に拾われ育てられる。しかし、七福神の襲撃の折りに異形な姿に転身した際、もともと偏見を持っていた一部の村人により放火と長老殺害という無実の罪を着せられ、村八分にされてしまう。その後、七福神との戦いや深青などの自分と同じ能力を持つ人達との出会いによって、徐々に成長する。レギュラーキャラの中では小柄な方(萌黄や深青よりも小さい)だが、転身後の姿は最も巨漢となる。腰と背中に二振りの刀を持っているが、二刀流を見せたのはOPのみで、戦闘時は基本的に一本のみを用いて戦う。鬼神の化身に転身し、転身後はエネルギーを纏った拳による殴り合いか、エネルギーを直接ぶつける戦法で戦う。基本カラーは青。ハジャオウとの最終決戦の最中、萌黄を守るという気持ちから赤いカラーリングのより大柄な鬼神へと二段転身を果たす。
萌黄(もえぎ)
声 - 氷上恭子本作のヒロイン。里の村の民。森で巨大猪に襲われた際に朱羅丸に助けられて以来、彼に興味を持ち始める。特段これといった戦闘能力を持つわけではないが彼が異形な存在であっても物語の最後まで分け隔てなく接する数少ない理解者である。
深青(みさお)
声 - 岡村明美綾人と行動を共にしているくの一。勝気でお転婆、かつ好戦的な性格。綾人を守ることこそが、自分の生き甲斐だと思っている。また同じ能力者だが実戦経験が乏しい朱羅丸に興味を抱いている。基本武装は苦無と短刀。また転身時のみかぎ爪も用ている。猫又の化身に転身し、転身後は炎の力で戦う。基本カラーは桃。シュリとの一対一の戦いで力を使い果たし再び生きるための力を取り戻すまでの果ての無い期間小さな石に封印されてしまう。
聖綾人(ひじりあやひと)
声 - 加瀬康之深青と行動を共にしている青年。冷静沈着で、実戦経験も豊富だけに戦場慣れしている。深青とは仲間以上の意識を持っており、そのためにシュリとの戦いで力尽き封印した深青を肌身離さず大事にしている。狐の化身に転身する。武器は用いず、転身前後とも掌からエネルギーを発して戦う。基本カラーは白。
南郷武蔵(なんごうむさし)
声 - 大川透大柄だが穏やかな性格の武将。中盤に登場。かつて婚約者がいたが、彼女に思い人がいる事に気づき自身の異形な存在に転生できる能力が彼女を不幸にすると考え自ら引いた過去を持つ。常人相手なら睨むだけで圧倒するほどの威圧感と、槍を用いて戦う。神熊の化身に転身する。転身後は敵を重力の球に封じ込める戦い方をする。基本カラーは萌黄。蛇精へと転じたサラとの交戦後に助からないほどの怪我を負う。人の身を捨てさせられた彼女の哀れみ、自身の重力球によって共に消えた。
七福神