「闘牛」(とうぎゅう)は、日本の作家・井上靖が42歳の時に書いた短篇小説。第22回芥川賞受賞作。 『文學界』1949年12月号初出。社運を賭けた闘牛大会の実現に奔走する新聞編集局長の情熱と、その行動の裏側に潜む人生に賭けきれない知識人の孤独な心模様や戦後の日本社会に漂っている悲哀を、敗戦直後の混乱した世相の中に描き出した作品。戦後を代表するイベントプロモーター・小谷正一が西宮球場で仕掛けた闘牛大会をモデルとしている。なお井上と小谷は元々大阪毎日新聞の同期入社で親しい関係にあった[1]。 主な舞台は阪神間と呼ばれる兵庫県西宮市近辺で、戦後間もない頃の阪神間モダニズムも知ることができる作品である。 [ヘルプ]
概要
書誌情報
猟銃・闘牛(新潮文庫、1950年)ISBN 978-4101063010
脚注
^ ⇒「井上靖 人と文学3 ?新聞記者時代?」展 - 井上靖記念館
表
話
編
歴
流転 - 猟銃 - 闘牛 - 戦国無頼 - 風林火山 - 氷壁 - 天平の甍 - 楼蘭
蒼き狼 - しろばんば - あすなろ物語 - 北の海 - 淀どの日記 - 敦煌 - 風濤 - おろしや国酔夢譚 - 額田女王 - 本覚坊遺文 - 孔子
関連施設井上靖記念館 - 井上靖文学館 - アジア博物館・井上靖記念館
カテゴリ井上靖
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更新日時:2016年4月19日(火)21:43
取得日時:2019/07/05 01:10