このページのノートに、このページに関する疑問があります。(2022年11月)
疑問の要約:電気バスの運転に必要な免許について
関電トンネル電気バス
扇沢駅に停車中の車両
基本情報
国 日本
所在地長野県、富山県
種類電気バス
開業2019年4月15日(トロリーバスより転換)
所有者関西電力
運営者関西電力
詳細情報
総延長距離6.1 km
駅数2駅
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関電トンネル電気バス(かんでんトンネルでんきバス)は、長野県大町市の扇沢駅と富山県中新川郡立山町の黒部ダム駅との間を関電トンネル経由で結ぶ、関西電力(関電)のバス路線である。立山黒部アルペンルートの一部を構成する。
長野・富山県境の交通は飛騨山脈(北アルプス)後立山連峰の急峻な地形によって阻まれ、一般の車両が通行可能な道路がないため、本路線は両県境を直接行き来することができる唯一の交通機関となっている[1]。
本項では、前身として2018年まで運行していた「関電トンネルトロリーバス」についても記述する。 関電が2018年まで運営していた無軌条電車(トロリーバス)の路線(関電トンネルトロリーバス、詳細後述)を引き継いだもので、2019年から電気バスによる営業運行を行っている[2]。関電のグループ企業が運営する北アルプス交通(関電アメニックス)や黒部峡谷鉄道と異なり、本路線は関電の黒四管理事務所運輸課による直営である[3]。 関電トンネルは扇沢駅から505 mの地点に位置し、黒部ダム駅はトンネル内部にある[4]。 おおむね30分間隔で運行し正午時間帯は60分間運行がない。11月4日から30日までは減便となって始発便が遅くなり、最終便が早まる。12月1日から4月14日はアルペンルートが閉鎖されるため運休となる。 電気バス化後の車両は、ジェイ・バス製の日野・ブルーリボンをベースとしたノンステップバス[5]で、2020年現在、15台が配備されている。 車載パンタグラフ経由で蓄電池(リチウムイオンバッテリー、モジュール数48、総電力量52.8 kWh)に充電する方式で、扇沢の乗り場に設置された充電設備により、10分間で急速充電する。主電動機は永久磁石式三相同期電動機で、トロリーバスの約2倍の出力となる最大出力230 kW[6][7]。最高速度は50 km/h[6]。トロリーバス時代と比べて座席数は36席から33席に減ったものの、定員は72名から80名に増加している[6]。車体は北アルプスの雪に着想を得た白を基調色とし[8]、「黒四」にちなんだ黒色の線が4本入っている[5]。また、退役したトロリーバス車両から取り外した関電の社章が前面に取り付けられている[8]。車内のつり革のデザインは、黒部ダムのマスコットキャラクターである猫「くろにょん」をモチーフにしている[9][10]。湿度の高いトンネル内の結露対策として、バス本体とは別の三菱ふそうバス製造製の三菱ふそうエアロエース・エアロクイーン用の電熱ヒーター付きバックミラーが取り付けられている。
概要
運行形態
車両
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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