関西線 (名古屋地区)
紀勢本線・参宮線へ直通する快速「みえ」
基本情報
国 日本
所在地愛知県、三重県
種類普通鉄道(在来線・幹線)
起点名古屋駅
終点亀山駅
駅数19駅
経由路線関西本線
路線記号
開業1890年12月25日 (133年前) (1890-12-25)
所有者東海旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
運営者東海旅客鉄道
日本貨物鉄道(第二種鉄道事業者)
使用車両使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離59.9 km
軌間1,067 mm(狭軌)
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式
保安装置ATS-PT
最高速度120 km/h
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本項では関西線(かんさいせん)とも呼ばれる関西本線(かんさいほんせん)のうち、東海旅客鉄道(JR東海)が管轄する愛知県名古屋市中村区の名古屋駅から三重県亀山市の亀山駅までの区間について記述する。 愛知県から三重県の北勢・中勢地方を結ぶ。名古屋駅 - 四日市駅間では近畿日本鉄道(近鉄)の名古屋線と並走しており、近鉄との競争が激しい区間である。名古屋駅 - 河原田駅間は紀勢本線に付随する路線と化し、伊勢・南紀方面に向かう快速や特急が通過する一方で、河原田駅 - 亀山駅間は通勤・通学輸送に徹している。 全線複線でかつ四日市市の中心部にターミナル駅(近鉄四日市駅)を構える近鉄名古屋線に対し、JR関西本線は単線区間が多く残っている関係などで輸送力が低く、運行本数や所要時間の面で劣勢となっている。しかし、JR発足後の設備向上や一部複線化によってラッシュ時の増発が可能となり、快速「みえ」を設定するなどして近鉄に対抗している。運賃も特定区間運賃を設定して近鉄より安くなっており、輸送量はJR発足当時と比較して1999年ダイヤ改正後の時点で3倍の伸び率となっている[1]。名古屋駅 - 四日市駅間では日本貨物鉄道(JR貨物)による貨物列車も運行される。1992年の運輸政策審議会平成4年答申第12号では、名古屋駅 - 南四日市駅間を完全に複線化するという計画があり、1993年に一部区間が複線化された[1]が、それ以降は実施されていない。
概要
路線データ
管轄 :
東海旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
全区間、JR東海東海鉄道事業本部の管轄。
日本貨物鉄道(第二種鉄道事業)
路線距離(営業キロ) : 名古屋駅 - 亀山駅間 59.9km
軌間 : 1,067mm
駅数 : 19(起終点駅含む)
複線区間 :
名古屋駅 - 笹島信号場間
弥富駅 - 桑名駅間
朝明信号場 - 富田駅間
富田浜駅 - 四日市駅間
南四日市駅 - 河原田駅間
電化区間 : 全区間(直流1500V)
閉塞方式 : 自動閉塞式
運転指令所 : 東海総合指令所
最高速度 :
名古屋駅 - 河原田駅間:120km/h
河原田駅 - 亀山駅間:95km/h
保安装置 : ATS-PT
但し、亀山駅構内はATS-STを併設している。
IC乗車カード対応区間 : 名古屋駅 - 亀山駅間[2]