関西学院中学部・高等部
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度45分59.6秒 東経135度20分49.8秒 / 北緯34.766556度 東経135.347167度 / 34.766556; 135.347167
関西学院中学部・高等部(かんせいがくいん ちゅうがくぶ・こうとうぶ、英: Kwansei Gakuin Junior High School・Senior High School)は、兵庫県西宮市上ケ原一番町にある私立のキリスト教プロテスタント系中学校・高等学校。通称「関学」(商標登録番号3033847)。 『Mastery for Service』が、学院全体のスクール・モットー(校訓)である。1912年に、商学部の初代学部長であったC・J・L・ベーツ(後の第4代院長)が提唱した。ベーツは、『Our College Motto. Mastery for Service』という文章を、『商光』[1]第1号(1915年)に発表し、この校訓について解説をしている。関西学院の上ケ原移転後、学院全体のスクール・モットーとしてこの言葉は用いられるようになった。『Mastery for Service』は、1952年頃より『奉仕のための練達』と訳されるようになった[2]。 阪神間の私立中学として知られている。また、国際市民になるための教育が行なわれている。入学してすぐのキャンプで行なわれるメチャビーと呼ばれる泥んこラグビーが有名。戦後初代中学部長だった矢内正一の方針により、イギリスのパブリックスクールに範をとったエリート教育を旨としている。そのため、文武両道が強調される。そして、水曜日、土曜日以外は授業に駆け足という時間がある。関西学院独自の聖書と読書の時間もある。道徳は聖書の授業となっている。 スパルタ式の中学部とは違い、高等部は自由(放任)教育を旨としている。高校からの入学はかなりの難関だが、20名弱の例外を除いて、そのまま大学に進学する生徒が多い。授業内容は受験的な暗記ではなく、なぜそうなったかを考えさせる式のもの。高等部の前身が大学予科(新制での大学教養部に相当)[3]であったためか、第3学年度には大学レベルの授業が行なわれ、独・仏・韓国・中国語、経済学、法学、社会学、心理学などが選択可能。論文も必修。英語教育にとくに熱心。 関西学院は「英語の関学」として知られ、伝統的に英語教育に力を入れてきた。高校英語の基礎の上に英語を実際に使う訓練を行い、世界の人々とコミュニケーションをはかるための英語学習をめざし様々な工夫を行っている。 大きな特徴としては、英語を母国語とする外国人の先生が各学年に配置されていることや、「英語メディア教室」でCALL(Computer Assisted Language Learning)を活用して、日本にいながらにして国際人としての舞台に参加し、生徒自ら積極的にコミュニケーション能力を伸ばす環境が整っている。また、20人以下の「少人数クラス」採用で実践的な英語学習システムを導入している。 実用英語技能検定などの資格試験にも力を入れており、毎年多くの生徒が受験し、在学中に1級、準1級を取得する生徒がいる。「英語習熟度別クラス」では、英語が苦手な人は基礎から、海外経験があり高い英語力のある人には高いレベルの授業が受けられるようになっており、関西学院大学「英語インテンシブ・プログラム」を大学生に混じって受講する生徒もいる。 関西学院中学はキリスト教に則り、教育を行っている。 関西学院中学部・高等部は、関西学院大学への推薦入学制度を土台にしている。定められた学業成績の基準を満たし、その人物、態度が推薦に値すると判断された場合は、面接試験によって関西学院大学各学部へ入学が許される。 関西学院はそのキャンパスの自然の美しさで知られている。スパニッシュ・ミッションスタイルで統一されたベージュ色の校舎群が緑の中に調和している。なかでも、1989年の関西学院創立百周年を記念して完成した高等部新校舎は、総工費40億円を費やして造られ、地上3階、地下2階、延床面積約17,000平方メートルを誇っている。新校舎内には、1,200名収容の高中部礼拝堂をはじめ、最新AV機器を備えた300名収容の視聴覚教室、情報教育の中核を担うメディア教室、300名収容の大食堂、近代的な設備を持つ図書館などの設備を完備している。教室においても、冷暖房を完備した21の普通教室、20以上の特別教室を持っている。 エンブレムは、当時学院を構成していた中学部(三日月)・神学部(聖書)・文学部(ペンと松明)・高商部(ヘルメスの杖)を表し、特に三日月は関西学院では「新月」と呼ばれ、学院全体のシンボルマーク(校章、学院章)ともなっている。これは、創生期の学生が自らはどうあるべきか思索に耽っていたところ、中天に輝く三日月に啓示を受け、「今は未熟だが、三日月がやがて満月となるように、日々少しずつ成長していこう」と悟ったのを学院が校章として採用したと言われ、月が自ら光らぬように、我々人間も神の御光を受け地上を照らせる存在となりたい、との願いも込められている。 関西学院の校歌は複数あり、その数は20を超えるが、ここでは最も代表的な日本語校歌を記載する。 輝く自由 Mastery for Service 清明ここに道あり我が丘 関西 関西 関西 関西学院 ポプラは羽ばたくいざ響け我等 風 光 力 若きは力ぞ いざ いざ いざ上ケ原ふるえ いざ いざ いざ いざ上ケ原ふるえ
スクール・モットー (校訓)
校風
中学部
高等部
教育の特色
英語教育
キリスト教教育
一貫教育
教育環境
エンブレムと校章
エンブレム
校章
校歌
年間行事
中学部
4月 新入生オリエンテーションキャンプ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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