ジャニーズJr.(ジャニーズジュニア)は、ジャニーズ事務所に所属するタレントのうち、公式サイトで単独ページを持たない者やCDデビューしていない者に対しての総称[1]。略称は「Jr.」。2016年7月時点で、東西合わせて約300人が在籍している[2]。
プロジェクト ジャニーズ 主としてジャニーズ事務所に所属する他の先輩デビューグループのバックダンサーを務める[1]。元々事務所は公式にタレント募集を行っていなかったが[注釈 1]、毎月多数の履歴書が送られてきたため、事務所社長のジャニー喜多川が自ら書類選考を行い、コンサート会場などで面接・実技といったオーディションが不定期で開催されるようになった[2]。合格すれば入所し、ダンスなどのレッスンを始めることになるが[1]、入所料やレッスン料は取られていない[2]。オーディション以外では、向井康二のようにジャニー喜多川から直接スカウトされたり[5]、地優吾のように番組のオーディションで入所する者もいる[6]。 入所後はレッスンを受けながら先輩のステージに立ったり、ジャニーズJr.の単独公演に出演したりとファンの前でパフォーマンスをする機会も与えられ[7]、個人、あるいはユニットごとにドラマ出演やデビューを目標に経験を積んでいく[2]。しかしこのユニットは常に解体の可能性を秘めており、デビュー目前のように見えても自然消滅することが多々ある[8]。デビュー発表までは本人達もどうなるかわからず、誰かが抜けたり1人増えたり、明日にはどうなるかわからないという不安要素があると述べる者もいる[9]。解散したグループについては「#解散したグループ」を参照 一般のファンクラブに該当するものに「情報局」がある。CDデビューを果たしたメンバーがジャニーズJr.と呼ばれなくなり、ジャニーズJr.からの卒業とみなされていたが[10][11]、事務所の公式サイト「Johnny's net」や「Johnny's web」が設置されてからは、CDデビューはしていないものの個人で舞台出演やドラマでの俳優活動で実績を積んだ生田斗真[1]・佐野瑞樹・屋良朝幸・風間俊介・長谷川純らのように、事務所公式サイトで単独ページが作成されたことでJr.からは卒業とされた者もいる[12]。卒業のタイミングや理由ついては、ネット上で「最年長ジャニーズJr.」と話題になったことがある佐野が「20代後半から役者としてやっていたので、もうジュニアは取れていた」[13]、風間が「(ホームページなどで若いジャニーズJr.の情報を見に来たファンが、30代のメンバーの情報が並ぶことで違和感を抱かないようにという配慮から)『Jr.』と呼ぶのはやめようと取り決められた」と明かす[14]など様々。ふぉ?ゆ?はメンバー全員が三十路を迎えた2017年秋にジャニーズ史上初めてグループとしてJr.を卒業した[15][注釈 2]。また一度Jr.を卒業しても、内博貴や草野博紀のようにその後不祥事等でグループから除名され、デビュー前のジャニーズJr.よりも下の位置づけとされる研修生の立場に戻る場合がある[17][18][19]。 1998年から2002年頃[20]は、番組名に「ジュニア」「J」の名を冠したテレビ番組が多数放送され、その後も東京ドームなどの3大ドームや日本武道館でコンサートを行い、事務所の先輩をしのぐほどの人気を獲得[20]。主に滝沢秀明、渋谷すばるが率いていたことから「東のタッキー、西のすばる」「Jr.黄金期」などと呼ばれた[20][21]。
目次
1 概要
2 所属メンバー
2.1 ジャニーズJr.
2.2 関西ジャニーズJr.
2.3 退所したジャニーズJr.
3 所属グループ
3.1 MADE
3.2 Snow Man
3.3 Travis Japan
3.4 SixTONES
3.5 HiHi Jets
3.6 宇宙Six
3.7 美 少年
3.8 7 MEN 侍
3.9 少年忍者
3.10 Jr.SP
3.11 なにわ男子
3.12 Lil かんさい
3.13 Aぇ! group
4 解散したグループ
5 出演
5.1 ジャニーズJr.
5.1.1 テレビ番組
5.1.2 テレビドラマ
5.1.3 ラジオ
5.1.4 ネット配信
5.1.5 コンサート
5.1.6 舞台
5.1.7 ビデオ
5.2 関西ジャニーズJr.
5.2.1 テレビ番組
5.2.2 ラジオ
5.2.3 コンサート
5.2.4 舞台
6 書籍
6.1 JOHNNY'S Jr.名鑑
6.2 主な雑誌
7 脚注
7.1 注釈
7.2 出典
8 外部リンク
概要