関水金属
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株式会社関水金属
Sekisui Kinzoku Co., Ltd.

ホビーセンターカトー東京店
上層階に本社機能を有している
種類株式会社
略称KATO
本社所在地 日本
161-0031
東京都新宿区西落合1丁目30番15号
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度43分16.8秒 東経139度40分45.7秒 / 北緯35.721333度 東経139.679361度 / 35.721333; 139.679361座標: 北緯35度43分16.8秒 東経139度40分45.7秒 / 北緯35.721333度 東経139.679361度 / 35.721333; 139.679361
設立1957年8月
(関水金属彫工舎)
業種その他製品
法人番号4011101011071
事業内容鉄道模型の企画、製造、販売
代表者代表取締役社長 加藤 浩
資本金3,600万円
売上高30億5,100万円(2006年5月期)
従業員数400人
主要子会社株式会社カトー
株式会社ホビーセンターカトー
KATO U.S.A., INC.
関係する人物加藤祐治(創業者・代表取締役会長)
外部リンクwww.katomodels.com
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ホビーセンターカトー(旧社屋)

株式会社関水金属(せきすいきんぞく、: Sekisui Kinzoku Co., Ltd.[1])は、日本鉄道模型メーカーである。車両や線路、ストラクチャーや制御機器などを扱う総合メーカーである。ブランド名はKATO(カトー)。
企業概要

1957年加藤祐治によって創業された関水金属彫工舎を前身とする。関水金属は鉄道模型専業であり、直流二線式のNゲージおよびHOゲージ・16番ゲージの車両、線路、ストラクチャー・アクセサリー、制御機器などを製造する。日本国内向け製品だけでなく外国向け製品も製造し、輸出比率は事業の3割を占める。

日本向け製品は子会社の株式会社カトーを、アメリカ向け製品は、現地法人KATO USA (KATO U.S.A.,Inc.) を通して発売される。ヨーロッパ向け製品は、現地メーカーからの受注生産という形態で製造を担当している。日本では「カトー」と呼称されるが、アメリカでは「ケイトゥ」と呼称されることが多い。

主な生産国は日本で、埼玉県鶴ヶ島市坂戸市に2工場を稼動させている。内製化率が高く創業時から自社開発と自社製造に対するこだわりが強い。

2004年、加藤祐治は経営から退き、息子の加藤浩を中心とする経営体制となった。2007年9月現在の執行役員は、創業者の加藤家と国竹家で占められており同族経営となっている。

同社の製品は模型専門店のほかに模型の取り扱いがある家電量販店や玩具店などでも販売されている。系列会社である株式会社ホビーセンターカトーが東京(本社ビル内[注 1])と京都(京都府下京区、京都駅構内)にて直営ショップを開設しているほか、ホビーセンターカトーによりインターネット通信販売も行われている。

なお、埼玉工場の敷地内には、国鉄EF65形電気機関車(536号機)の先頭部カットボディが展示されており、この16番モデルがホビーセンターカトーで発売されている(2013年12月現在)。その後、鉄コン2020東京大会オンライン開催記念として製品化されている。
沿革
創業からNゲージ製造開始まで

加藤祐治は1949年に交通博物館で開催された鉄道模型コンクールにおいてHOゲージの車両が入賞したことがきっかけとなり[3]実家の加藤金属(世田谷)から独立し[4][5]1957年8月、東京都文京区関口水道町[注 2]に鉄道模型用金属部品工場を興し、この地にちなんで関水金属彫工舎と名づけた。当初はドロップフォージングにてHOゲージの台車枠などの部品を他社向け(アトラス工業、天賞堂カワイモデルカツミ模型店つぼみ堂模型店、アカネ、トビー[5])にOEM生産していた。

加藤は1960年代初頭、普及型鉄道模型の量産を計画し、小型鉄道模型の構想・開発に着手した。当初TTゲージ(1/110・12mmゲージで制作)のC50を試作したが[6]鉄道模型趣味(TMS)』主筆・山崎喜陽のアドバイスで、1964年にはNゲージ完成品分野への進出を正式に発表し、翌1965年に射出成型によるプラスチック製の国産初の本格的Nゲージ製品として 国鉄C50形蒸気機関車オハ31形客車が発売された。当時は、小型模型に適したモーターネジ等の部品がなく、工作機械も未整備だった黎明期に独自の設備と技術の自助努力によって模型を作り上げた。1965年に制定された社章
年譜[7]


1957年8月 - 有限会社関水金属彫工舎創業。

1963年 - 9mmゲージ (Nゲージ) 鉄道模型のスケールモデルの開発を開始。

1965年 - 国産初のNゲージ製品 C50形蒸気機関車・オハ31形客車発売。

1966年 - 103系電車、固定式線路発売。

1967年3月 - 有限会社関水金属に改称。

1968年 - ニュルンベルクにてNゲージカプラー規格の国際統一を図る。ALCO PA-1発売。

1969年 - 自社製品のカプラー(連結器)をNMRAタイプ (X2F) からアーノルトカプラー(ラピードカプラー) に変更。

1970年 - 米国・Con-Cor社向けにハドソン型蒸気機関車ペンシルバニア鉄道塗装のキハ20EF70を輸出。

1971年 - C62形蒸気機関車(初代)発売。 

1973年 - D51形蒸気機関車発売。

1975年 - KATO Nゲージ 10周年。画期的な構造を持つキハ82系気動車 (初代) 発売。

1977年7月 - 株式会社関水金属に改組。新宿区高田馬場1丁目の明治通り沿いにホビーセンター (ショールーム) 開設。

1980年 - 営業部門を分社化し、株式会社カトーを設立。ユニトラック発売。

1985年 - KATO Nゲージ 20周年。記念製品「C50特別セット」発売。

1986年 - HOゲージ16番ゲージ (車両・線路) に進出する。日本型第一作はTR23台車[8]。ショールームを西落合に移転し、ホビーセンターカトーとして開業。米国法人KATO USA操業開始。

1987年 - KATOの新ブランドマークを制定[注 3]。ただし単品ケースや床板などは引き続き社章が使われている。

1989年 - フライホイール搭載のNゲージ EF81形電気機関車、ユニトラックがグッドデザイン賞を受賞。

1995年 - KATO Nゲージ 30周年。記念製品「あさかぜ」発売。

1996年 - 振り子機構を搭載した「E351系」発売。

1997年 - 鶴ヶ島に新金型工場(埼玉工場)が竣工。

1999年8月20日: ホームページを開設[9]


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