関屋記念
開催国 日本
主催者日本中央競馬会
競馬場新潟競馬場
創設1966年10月2日
2022年の情報
距離芝1600m(外)
格付けGIII
賞金1着賞金4100万円
出走条件サラブレッド系3歳以上(国際)(特指)
出走資格も参照
負担重量別定(本文に記載)
出典[1][2]
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関屋記念(せきやきねん)は、日本中央競馬会(JRA)が新潟競馬場の芝1600メートルで施行する中央競馬の重賞競走(GIII)である。
競走名の「関屋」は、1964年までの旧新潟競馬場の所在地(新潟県新潟市関屋字青山下百問割)に由来している[3][4]。
正賞は新潟県知事賞[1][2]。 新潟競馬場が新潟市郊外の笹山に移転した翌年の1966年に、4歳(2001年以降の馬齢表記法では3歳)以上の馬によるハンデキャップの重賞競走として創設。新潟競馬場で施行される重賞競走では、新潟記念についで古い歴史を持つ[3]。2012年からはサマーマイルシリーズの第2戦(2020年からは第3戦)に指定されている[3]。 施行距離は当初右回り芝2000m(内回り)だったが、1970年から右回り芝1800m(内回り)に、1975年から右回り芝1600m(外回り)に変更された。その後、2001年のコース改修で右回りから左回りに変更されたため、以降は左回り芝1600m(外回り)となり現在に至っている[3]。 負担重量も1973年は別定で施行したが、翌年(1974年)から1982年までは再びハンデキャップに変更。1983年以降は再び別定重量となっている[3]。外国産馬は1995年から、地方競馬所属馬は1996年から出走可能になったほか、2005年からは外国馬の出走も可能になった[5]。 サマーマイルシリーズに指定されてからの優勝馬では、2014年のクラレント[6]、2015年のレッドアリオン[7]、2021年のロータスランド、2022年のウインカーネリアン[8]がシリーズチャンピオンになった。 以下の内容は、2022年現在のもの[1][2][9]。 2022年の1着賞金は4100万円で、以下2着1600万円、3着1000万円、4着620万円、5着410万円[1][2]。 優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。 コース種別を記載していない距離は、芝コースを表す。 第35回までは右回り、第36回以降は左回り。 回数年月日競馬場距離優勝馬性齢タイム優勝騎手管理調教師馬主
概要
競走条件・賞金
競走条件
出走資格
サラブレッド系3歳(旧4歳)以上の競走馬
JRA所属馬
地方競馬所属馬(認定馬のみ、2頭まで)
外国調教馬(優先出走)
負担重量
3歳53kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減
日本馬:収得賞金3000万円超過馬は超過額2000万円毎に1kg増
外国調教馬:GI競走1着馬は5kg増、GII競走1着馬は3kg増、GIII競走1着馬1kg増(ただし2歳時の成績を除く)
賞金
歴史
1966年 - 4歳(現3歳)以上の馬によるハンデキャップの重賞競走として創設、新潟競馬場の芝2000mで施行。
1970年 - 施行距離を芝1800mに変更。
1973年 - 負担重量を別定に変更。
1974年 - 負担重量をハンデキャップに変更。
1975年 - 施行距離を芝1600mに変更。
1983年 - 負担重量を別定に変更。
1984年 - グレード制施行によりGIIIに格付け。
1988年 - この年に限り、福島競馬場・芝1200mで実施。
1995年 - 混合競走に指定。
1996年 - 特別指定交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走可能となる。
2001年
馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上」から「3歳以上」に変更。
施行コースが左外回りの芝1600mに変更。
2005年 - 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は5頭まで出走可能となる。
2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が9頭に拡大。
2010年 - サマージョッキーズシリーズの対象競走に指定。
2012年 - サマーマイルシリーズに指定。
2020年 - 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、「無観客競馬」として実施[10][11]。
歴代優勝馬
第1回1966年10月2日新潟2000mセエチヨウ牡42:03.7清水美波藤本冨良伊東二郎
第2回1967年6月4日新潟2000mタマクイン牝42:04.4小島太高木良三
第3回1968年10月20日新潟2000mスズハヤテ牡42:02.8池之上豊佐藤正二ワイ・エス・エス
第4回1969年7月27日新潟2000mアマノガワ牡42:01.3嶋田功稲葉幸夫那須野牧場
第5回1970年10月4日新潟1800mヒガシライト牡31:49.7矢野一博尾形藤吉坂本清五郎
第6回1971年7月18日新潟1800mトウショウピット
第7回1972年10月15日新潟1800mパッシングゴール牡61:49.0新田幸春大久保石松山本愼一
第8回1973年10月28日新潟1800mサンヨウコウ牡41:49.6古賀一隆宮沢今朝太郎山口幸保
第9回1974年5月12日新潟1800mノボルトウコウ牡51:48.9安田富男加藤朝治郎