関取在位後に4階級以上陥落した力士一覧
[Wikipedia|▼Menu]

関取在位後に4階級以上陥落した力士一覧(せきとりざいいごによんかいきゅういじょうかんらくしたりきしいちらん)は、関取経験者(最高位が十両以上)でかつ、自身の最高位より4階級以上下回る番付上の地位に在位した経験を持つ大相撲力士の一覧である。
概要・凡例

2024年5月場所番付発表時点の記録。

本表(「該当力士数」「該当力士一覧」)では、明治以降の明確な記録が残っている力士に限定して記し、江戸時代の
看板大関等の記録については、近現代ほど記録が明確でないため参考記録として分離する。

幕内については、横綱大関関脇小結前頭(平幕)の区分があるが、本項ではその各々を独立した階級として定義する。ただし横綱については制度・立場上下位への陥落が起こり得ないため必然的に本項の対象外となる。

「該当力士数」の表の空欄は該当者なしを意味する。

「該当力士一覧」の表について

「陥落時の最低地位」は、陥落から引退もしくは復帰までの期間に在位した最も低い地位を示す。

「復帰後の最高地位」の空欄(-)は、最低地位に在位中またはその場所の番付発表前に引退した、もしくは最低地位に在位した状態で現役を務めていることを示す。

複数回記録した力士は、各回を分離して記載する。


該当力士数

該当力士数陥落前の最高位
大関関脇小結前頭十両
陥落後の最低位十両5人本項対象外
幕下16人本項対象外
三段目1人3人6人対象外
序二段1人1人13人対象外
序ノ口4人7人
番付外1人3人

該当力士一覧
最高位大関の力士
陥落後の最低位十両(最高位大関)

四股名陥落前の最高位十両陥落場所陥落時の最低地位復帰後の最高地位最高地位の場所備考
大受久晃東大関1977年5月西十両筆頭-陥落場所初日から3連敗を喫して途中休場、9日目限りで引退、年寄・楯山を襲名。
雅山哲士西大関2010年9月東十両2枚目東小結2012年1月大相撲野球賭博問題により、2010年7月場所を謹慎休場。
2013年3月東十両9枚目-陥落場所千秋楽限りで引退、年寄・二子山を襲名。
把瑠都凱斗東大関2013年9月東十両3枚目-陥落場所前(番付発表後)に引退。出場せず。
琴奨菊和弘東大関2020年11月西十両3枚目-陥落場所6日目まで1勝5敗で途中休場、8日目に引退、年寄・秀ノ山を襲名。
栃ノ心剛史東大関22023年3月東十両5枚目-最低地位場所5日目まで5連敗、6日目に引退。

陥落後の最低位幕下(最高位大関)

該当力士なし
陥落後の最低位三段目(最高位大関)

四股名陥落前の最高位三段目陥落場所陥落時の最低地位復帰後の最高地位最高地位の場所備考
朝乃山広暉東大関2022年7月西三段目22枚目東小結2024年5月現役。新型コロナウイルス対応ガイドライン違反により、2021年7月場所から2022年5月場所まで出場停止。

陥落後の最低位序二段(最高位大関)

四股名陥落前の最高位序二段陥落場所陥落時の最低地位復帰後の最高地位最高地位の場所備考
照ノ富士春雄東大関2019年3月西序二段48枚目第73代横綱2021年9月以降現役

陥落後の最低位序ノ口(最高位大関)

該当力士なし
陥落後の最低位番付外(最高位大関)

該当力士なし
最高位関脇の力士
陥落後の最低位幕下(最高位関脇)

四股名陥落前の最高位幕下陥落場所陥落時の最低地位復帰後の最高地位最高地位の場所備考
羽黒花統司東関脇1965年9月西幕下51枚目-陥落後2場所連続で全休してそのまま引退、年寄・大鳴戸を襲名。出場せず。
小城ノ花正昭西関脇1967年5月東幕下2枚目-陥落後全休してそのまま引退、年寄・高崎を襲名。出場せず。
前田川克郎西関脇1967年5月西幕下筆頭-陥落前の場所で9勝6敗と勝ち越したが「番付削減」の影響で幕下陥落。陥落場所に出場し引退。
琴風豪規西関脇1979年5月西幕下30枚目東大関1981年11月 - 1985年5月(22場所)[注 1]。引退後に年寄・尾車を襲名。
鳳凰倶往東関脇1986年3月東幕下4枚目西十両筆頭1986年9月
1987年3月東幕下8枚目東前頭9枚目1989年1月
1989年7月西幕下53枚目-最低地位在位場所を全休してそのまま引退。
若翔洋俊一東張出関脇1997年9月西幕下13枚目-最低地位在位場所4日目限りで引退、年寄・音羽山を襲名。
追風海直飛人西関脇2005年9月東幕下49枚目-最低地位在位場所を休場中に引退。
隆乃若勇紀東関脇2007年7月西幕下3枚目西幕下2枚目2007年9月陥落場所を勝ち越すも十両復帰ならず、翌場所を4連敗から途中休場し14日目限りで引退。
土佐ノ海敏生東関脇2011年1月東幕下筆頭-陥落場所前(番付発表前)に引退、年寄・立川を襲名。出場せず。
北勝力英樹西関脇2011年5月西幕下13枚目-陥落場所休場中に引退、年寄・谷川を襲名。出場せず。
若の里忍東関脇2015年9月西幕下4枚目-陥落場所前(番付発表前)に引退、年寄・西岩を襲名。出場せず。
豊ノ島大樹東関脇2016年11月西幕下35枚目東前頭14枚目2019年7月
2020年3月西幕下7枚目-最低地位在位場所前(番付発表前)に引退、年寄・井筒を襲名。
朝赤龍太郎西関脇2017年1月西幕下14枚目-最低地位在位場所前(番付発表前)に引退、年寄・錦島を襲名。
琴勇輝一巖東関脇2021年3月西幕下41枚目-最低地位在位場所前(番付発表前)に引退、年寄・君ヶ濱を襲名。出場せず。
魁聖一郎東関脇2022年9月東幕下筆頭-陥落場所前(番付発表当日)に引退、年寄・友綱を襲名。出場せず。
若隆景渥東関脇2023年11月東幕下6枚目西十両6枚目2024年5月現役

陥落後の最低位三段目(最高位関脇)

四股名陥落前の最高位三段目陥落場所陥落時の最低地位復帰後の最高地位最高地位の場所備考
出羽ヶ嶽文治郎東関脇1938年5月東三段目11枚目西幕下10枚目1939年5月復帰後の最高地位在位中に引退、年寄・田子ノ浦を襲名。
栃赤城雅男東関脇1990年3月東三段目4枚目-陥落場所前(番付発表前)に引退。出場せず。
勢翔太西関脇2021年7月東三段目21枚目-陥落場所前(番付発表後)に引退、年寄・春日山を襲名。出場せず。

陥落後の最低位序二段(最高位関脇)

該当力士なし
陥落後の最低位序ノ口(最高位関脇)

該当力士なし
陥落後の最低位番付外(最高位関脇)

該当力士なし
最高位小結の力士
陥落後の最低位三段目(最高位小結)

四股名陥落前の最高位三段目陥落場所陥落時の最低地位復帰後の最高地位最高地位の場所備考
大豊昌央西小結1985年11月西三段目24枚目西幕下3枚目1986年5月引退後に年寄・荒汐を襲名。
巴富士俊英西張出小結1998年7月東三段目85枚目-陥落後2場所連続で全休してそのまま引退。出場せず。
千代天山大八郎西小結2007年5月西三段目16枚目西幕下56枚目2007年9月
2007年11月西三段目27枚目東三段目4枚目2008年1月復帰後の最高地位在位中に引退。
時天空慶晃東小結2016年7月東三段目87枚目-陥落後2場所連続で全休してそのまま引退、年寄・間垣を襲名。出場せず。
常幸龍貴之東小結2016年11月西三段目23枚目東十両7枚目2021年5月
千代鳳祐樹西小結2018年3月東三段目3枚目西十両5枚目2021年1月引退後に年寄・佐ノ山を襲名。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:53 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef