間違えられた男
[Wikipedia|▼Menu]

間違えられた男
The Wrong Man

監督アルフレッド・ヒッチコック
脚本マクスウェル・アンダーソン
アンガス・マクファイル(英語版)
原作マクスウェル・アンダーソン
『The True Story of Christopher Emmanuel Balestrero』
ハーバート・ブリーン(英語版)
『A Case of Identity』[1]
製作アルフレッド・ヒッチコック
出演者ヘンリー・フォンダ
ヴェラ・マイルズ
音楽バーナード・ハーマン
撮影ロバート・バークス(英語版)
編集ジョージ・トマシーニ(英語版)
製作会社ワーナー・ブラザース
配給ワーナー・ブラザース
公開 1956年12月23日[2]
1957年6月19日
上映時間105分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
イタリア語
スペイン語
製作費$1,200,000[3]
テンプレートを表示

『間違えられた男』(まちがえられたおとこ、The Wrong Man)は、1956年アメリカ合衆国サスペンス映画。監督はアルフレッド・ヒッチコック、出演はヘンリー・フォンダヴェラ・マイルズなど。1953年ニューヨークで起きた事件をもとに[4]、強盗犯に間違われた男の悪夢のような恐怖を描いている[5]
ストーリー

ニューヨークのクラブで働くミュージシャンのマニーは、妻ローズと共に貧しい生活を送っていた。妻のために歯の治療費を借りようと、マニーはローズの保険証書を持って保険会社のオフィスを訪ねる。しかし、そのオフィスに2度も強盗に入った男にマニーがそっくりだったため、警察により連行されてしまう。さらに、目撃者たちによる目視確認と、犯人の残したメモと似た筆跡から、容疑者として逮捕・拘留される。

義弟のジーンらの尽力によって高額の保釈金が支払われ、自宅に戻ったマニーは紹介された弁護士オコナーに弁護を依頼する。マニーとローズは、オコナーの指示に従って事件当日のアリバイを証明してくれる証人を探すが、既に亡くなっているなど、確実な証人を見つけることができない。そして張り詰めた日々の中で、ローズは精神を病んで入院することになる。

裁判ではマニーを犯人と断言する証人らの証言が続く。オコナーは陪審員に問題があるとして審議をやり直すことを提案し、判事もそれを認める。裁判を一からやりなおすことになったマニーは神に祈ることしかできない。

そんな中、真犯人が同様の強盗事件を起こし、店主に取り押さえられて逮捕される。マニーを犯人と断言していた目撃者たちも捕まった男を犯人と認め、マニーの冤罪はようやく晴らされる。この吉報をマニーは入院中のローズに喜び勇んで報告するが、病の癒えないローズは事実をうまく理解できずにいる。

それから2年後、ローズは全快して退院し、一家はフロリダで幸せに暮らしていることが紹介される。
ヒッチコックの登場シーン

本作では、冒頭のスタジオでライトを背に浴びながら登場する。いつもなら、作品内でユーモラスに登場しているが、本作は内容が非常にシリアスであるために、『これは、実際に起こった出来事を基にした映画です』と珍しく生真面目に語っている。「アルフレッド・ヒッチコックのカメオ出演一覧」も参照
キャスト

※括弧内は日本語吹替(初回放送1967年9月17日『日曜洋画劇場』)

マニー: ヘンリー・フォンダ小山田宗徳) - バンドのベース弾き。38歳。

ローズ: ヴェラ・マイルズ真山知子) - マニーの妻。

フランク・オコナー(英語版)弁護士: アンソニー・クエイル仁内建之

バワーズ警部補: ハロルド・J・ストーン塩見竜介


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:22 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef