閃光ばなし
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(Microsoftコードページ932はしご高))が含まれています(詳細)。

閃光ばなし
脚本福原充則
登場人物

佐竹是政:安田章大

佐竹政子:黒木華

柳英起:片桐仁

底根八起子:桑原裕子

白渡由乃:安藤聖

加古一郎:小林けんいち

菊田甚八:みのすけ

野田中報労:佐藤B作

初演日2022年9月26日
初演場所 日本ロームシアター京都
オリジナル言語日本語
ジャンル戯曲
舞台設定昭和38年東京都葛飾区
公式サイト

映像外部リンク
舞台「閃光ばなし」京都公演 - YouTube

『閃光ばなし』(せんこうばなし)は、演出家・福原充則が作・演出を手掛け、2022年9月26日から同年10月29日[注 1]にかけて上演された舞台作品[1][2][3][6][7][8]。主演は安田章大[9][10][11][12][13]
概要

本作は、主演の安田章大と脚本・演出の福原充則のタッグによる舞台作品として、2017年上演の『俺節[14]、2019年上演の『忘れてもらえないの歌[15]に続く「昭和三部作」の3作目であり完結編である[16][17][18][8][19]。なお、「三部作」と言っても、各作品の物語の内容が続いているわけではなく、「福原による作・演出で、安田が主演を務める、昭和が舞台の作品」という流れの三部作となっている[20]。また、「三部作が完結」と銘打たれているが、安田曰く「福原さんとか、プロデューサーの熊谷(信也)さんが『また昭和でやろうか!』と言ったら、『やりましょう!』となる話」であり、今後昭和を舞台にした舞台作品を行わないというわけではない[21][8]

本作の千秋楽公演である、2022年10月30日12時公演(東京公演・東京建物 Brillia HALL)が、舞台関係者に新型コロナウイルスCOVID-19」の感染が確認されたため、上演中止となり、実質的な千秋楽は前日の10月29日17時30分公演となった[4][5]

劇中では、前作2作品と同様に安田演じる是政の歌唱シーンがあるほか、黒木華演じる是政の妹・政子にも歌唱シーンがあり、音楽を通しても楽しめる作品となっている[22][23][24][25]。なお、黒木が舞台上で歌唱するのは本作が初である[26][23][24]

本作にも出演している桑原裕子高山のえみは、「昭和三部作」の全作品に出演している[14][15][1]
制作

本作は、「昭和三部作」の前作『忘れてもらえないの歌』が終演した時点で、主演の安田章大や作・演出の福原充則、プロデューサーの熊谷信也と共に「3作目をやり始めましょう」と企画しており、食事の席でどういう方向性にするかを話し合っていた[27]

本作を制作する上で、安田に対して福原と熊谷から「重たいものを背負わせたい」「周りがみんな悪い人で、安田が全員に騙されていくと言う様な話にしたい」と告げられており、主人公・佐竹是政は、福原が安田に「どんどん重圧がかかっていく役をやらせたい」と描いた役となっている[28][20][29]。なお、当初は、周りに罪を着せられた安田の役が一人で立ち向かっていく、「冤罪」をテーマにした内容も案にあったが、最終的に現在の内容となった[29]。また、福原は、音楽のセッションで用いられる「あるルールの中でアドリブで自由に弾く」を演劇でやりたいと考えており、本作ではそれを踏まえた演出となっている[30]

当初、福原は是政と政子を1人の人物として書いており、その人物のそれぞれにある面を強調して、2人の人物を描き出した[31]。これは福原によると、兄妹は元々の分母が同じであるため、「自分を見る様に相手を嫌いに思ったり、逆に自己愛の様なものを注げたりするんだろうと思います」と語っている[31]

福原によると、元々は劇中で「男女の話をもっとやろう」と思っていたが、新型コロナウイルスCOVID-19」の感染拡大の状況を考慮して上演時間を短くしているこもあり、「長い作品にしたくない」との理由から内容を削り、現在の内容となった[32][33]

本作の裏設定として、是政と政子は「もしかしたら異母兄弟かもしれない」というものがあり[32]、安田も「男女の関係を匂わせる台詞がいっぱいあります」と語っているが[34]、安田は3、4個のパターンを想定して役作りをしており、「本当の兄妹愛」、「男女の愛」「是政が政子に何かをしたから、負い目を感じていて愛情と苦しみで葛藤している」と、台詞は同じでも、安田が強調する言葉のニュアンスで印象が変わるとしており、シーンごとに表現が変わることで観客の理解に含みを持たせている[34][29]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:80 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef