長野線
長野線を走る1000系「ゆけむり」
(2019年8月7日)
概要
起終点起点:長野駅
終点:湯田中駅
駅数24駅
路線記号N
運営
開業1923年3月26日 (1923-03-26)
所有者河東鉄道
長野電気鉄道→
長野電鉄
使用車両長野電鉄#車両を参照
路線諸元
路線総延長33.2 km (20.6 mi)
軌間1,067 mm (3 ft 6 in)
電化直流1,500 V 架空電車線方式
運行速度90 km/h[1]
最急勾配40‰[1]
路線図
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停車場・施設・接続路線
凡例
JR東:北陸新幹線
0.0N1 長野駅
0.4N2 市役所前駅 1981-
緑町駅 -1981(1945休止)
1.0N3 権堂駅
1.6N4 善光寺下駅
2.7N5 本郷駅
3.6N6 桐原駅
4.3N7 信濃吉田駅
6.3N8 朝陽駅
7.0N9 附属中学前駅
8.0N10 柳原駅
10.0N11 村山駅
11.0N12 日野駅
屋代線 -2012
12.5N13 須坂駅
15.0N14 北須坂駅
17.5N15 小布施駅
18.6N16 都住駅
21.3N17 桜沢駅
23.3N18 延徳駅
25.6N19 信州中野駅
河東線(木島線) -2002
27.0N20 中野松川駅
29.3N21 信濃竹原駅
30.4N22 夜間瀬駅
31.8N23 上条駅
33.2N24 湯田中駅
長野線(ながのせん)は、長野県長野市の長野駅から、同県須坂市の須坂駅と同県中野市の信州中野駅を経由して、同県下高井郡山ノ内町の湯田中駅までを結ぶ長野電鉄の鉄道路線である。
以前は、長野線は長野から須坂までで、須坂駅 - 信州中野駅間は河東線の一部、信州中野駅 - 湯田中駅間は山ノ内線であったが、2002年(平成14年)9月18日から運行形態に合わせて長野駅 - 湯田中駅間を長野線とした。 志賀高原の観光輸送に加え、長野駅 - 信州中野駅間において朝夕時に普通・特急合わせて約5 - 20分間隔の高頻度運転を実施しており、長野市近郊の通勤・通学輸送を本格的に担ってきた。 長野駅 - 善光寺下駅間は途中に地下駅を有する地下区間(地下線)となっている。この区間も開業当初は他区間同様に地上に敷かれていた。同区間にある市役所前駅(地上当時は錦町駅[2])は、当時は三角屋根の駅舎で市民に親しまれていた[3][4]。同駅の隣には1945年(昭和20年)まで緑町駅が存在していた[5]。連続立体交差事業によって、1981年(昭和56年)3月1日より地下化された。またこの区間を含む長野駅 - 朝陽駅間(開業当初は信濃吉田駅まで)は複線となっている。 長野線の地下線区間には非貫通型車両が乗り入れが可能である。火災時の被害軽減のため、A-A基準によって、通常地下線区間への非貫通型車両は乗り入れが制限されるが、長野線は「架空線であること」「車体と建築定規(建築限界)との間隔が400mm以上確保されていること」から、車両両端の貫通扉の省略が許容されている[6]。 柳原駅 - 村山駅間の千曲川に架かる村山橋は鉄道道路併用橋で、橋梁の下流側を線路、上流側を国道406号が通っている。現在の橋は2009年(平成21年)に完成したものであり、それまでは下流側15mに1926年(大正15年)に開通した旧橋を使用していた。この旧橋も併用橋で、道幅が狭く老朽化のため現在の橋を建設。2004年(平成16年)8月7日に車道上り線部分が開通、2008年(平成20年)12月22日に車道下り線部分が開通。線路部分も2009年11月9日より供用開始となった。線路部分は長野電鉄初のロングレールである。 また長野駅 - 須坂駅 - 信州中野駅間の各駅(無人駅含む)と湯田中駅には自動券売機が設置されており、これらの駅では自動券売機で乗車券を購入した上で乗車することになるが、それ以外の自動券売機が未設置の中野松川駅 - 上条駅間では下車駅にて精算する形態をとっている。 車庫は須坂駅にある。信州中野駅から湯田中駅までは最高40‰の急勾配が続く。終点の湯田中駅はホーム設置位置の関係で変則スイッチバック構造の駅だったが、1000系「ゆけむり」の導入に伴い2006年(平成18年)9月から10月にかけて行なわれた改修工事でスイッチバックは解消された。また、工事中は上条駅から湯田中駅まで代替輸送バスが運行された。 2007年(平成19年)には、一部の駅で未設置であった構内自動放送設備や電光掲示板などの新設工事が行われた。 長野駅 - 須坂駅・信州中野駅間には朝夕毎時3 - 4 本・昼間毎時1 - 3本程度の普通列車、信州中野駅 - 湯田中駅間では朝夕毎時2本・昼間は1-2時間に1本の普通列車が、朝方を除くと長野駅発10時・13時・17時・20・21時台、湯田中駅発11・12・14・18・19・21・22時台以外には有料特急が運行されている[8]。1998年長野オリンピック開催時には観客輸送でも大きな役割を果たした。
概要
地下区間にある長野駅
現村山橋(正面)と旧村山橋(右、現在は撤去)
須坂駅構内にある車庫
路線データ
路線距離(営業キロ):33.2km
軌間:1067mm
駅数:24駅(起終点駅含む)
複線区間:長野駅 - 朝陽駅間
電化区間:全線(直流1500V)
最高速度:90km/h[1]
最急勾配:40‰[1]
閉塞方式:自動閉塞式
保安装置:ATS(点制御車上速度照査式)
運転指令所:須坂運転指令所
輸送密度
2008年度:6,060[7]
2009年度:5,921[7]
2010年度:5,906[7]
2011年度:5,874[7]
運行形態