長老制とは、キリスト教の教会における、三種類に大別できる教会政治制度の一。他の二つは監督制と会衆制。　
目次

1 各個教会（小会）での長老制 The Session

2 複数教会レベル（中会）での長老制 The Presbytery

3 地域レベル（大会）での長老制 The Synod

4 国家レベル（総会）での長老制 The General Assembly

5 他の制度との比較

6 脚注

7 関連項目

各個教会（小会）での長老制 The Session

教会員の互選による信徒代議員「治会長老」と牧師・伝道師である「宣教長老」からなる長老会議が教会内の指導・運営にあたる制度。この各個教会内の長老会議を「小会」という。新約聖書時代の長老会議は小会に近い働きをしていたと見られている[1]。　
複数教会レベル（中会）での長老制 The Presbytery

その地域の複数教会の長老による地域長老会議を、中会という。この中会をこそ教会権能を担う中心的議決機関として重んじる、全体教会を認める教会理解が長老制の特徴といえる。　
地域レベル（大会）での長老制 The Synod
国家レベル（総会）での長老制 The General Assembly
他の制度との比較

理解の為に世俗の政治制度と対比するなら、第2バチカン公会議以前のカトリックやイングランド国教会（聖公会）の聖職者位階制に代表される監督制は中央集権的官僚制、会衆派教会（独立派）・バプテスト教会・クエーカーなどの会衆制は直接制民主主義、改革教会の長老制は議会制民主主義に準える事ができる。
脚注^ 『キリストの教会』岡田稔 小峯書店 p.164

関連項目

カルヴァン主義

改革派教会

長老派教会

改革長老教会

表

話

編

歴
教会政治


監督制

長老制

会衆制

Connexional polity

表

話

編

歴
カルヴァン主義
人物

カルヴァン・メランヒトン・ノックス・カイパー・植村正久・小野村林蔵・浅野順一・植村環・佐波亘・フルトン・メイチェン・ヴァン・ティル・岡田稔・常葉隆興田中剛二・松尾武・春名寿章・渡邉公平・小畑進・宇田進・丸山忠孝
神学綱要・長老制・契約神学・全的堕落・予定説・聖徒の堅忍・限定的贖罪
　信条スコットランド・ウェストミンスター・ドルト信仰基準
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