長田駅(ながたえき)は、大阪府東大阪市長田中二丁目にある、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)・近畿日本鉄道(近鉄)の駅である。両社共通の駅番号はC23。 Osaka Metroの中央線と、近鉄のけいはんな線の2路線が乗り入れており、中央線は当駅が終点、けいはんな線は当駅が起点である。両路線は当駅を介して相互直通運転を実施している。中央線の早朝・深夜時間帯を除く列車がけいはんな線に、けいはんな線の全列車が中央線にそれぞれ直通運転しており、両線の統一愛称である「ゆめはんな」の中間駅としての性格が強い。 Osaka Metroと近鉄の共同使用駅であり、Osaka Metroの管轄駅である。 島式1面2線のホームを持つ地下駅で、改札口は1ヶ所のみ。生駒寄りに逆Y字形の引き上げ線があり、夜間当駅止まりの車両が留め置きで使われる。また、コスモスクエア寄りにも片渡り線があり、コスモスクエア行き始発列車が使用する。 けいはんな線に入る列車は当駅からワンマン運転になるため、1番線のみ他のけいはんな線の駅と同じホームセンサーが設置されている。 自動券売機はOsaka Metroと近鉄の2種類のものが設置されている。近鉄線についてもほぼ全線の乗車券を購入可能である。 当駅は阿波座管区駅に所属し、駅長が配置されている。また、当駅および高井田駅を管轄している。 番線路線行先 近年の1日乗降・乗車人員の推移は下表の通りである。 年度Osaka Metro[注 1]近鉄線 長田駅前にある大和リースによる「フレスポ」ブランドのショッピングセンター。主要テナントは以下の通り。 大阪バス 近鉄バス(長田駅前停留所)
概要
歴史
1985年(昭和60年)4月5日:大阪市営地下鉄中央線深江橋 - 当駅間の開通と同時に開業[1]。
1986年(昭和61年)10月1日:近鉄東大阪線(現:けいはんな線)が開業し、直通運転を開始する。
2004年(平成16年)7月1日:中央線の駅番号導入。
2006年(平成18年)3月27日:近鉄東大阪線がけいはんな線へ移行する事に伴い、けいはんな線にも駅番号導入。当駅の駅番号(C23)は近鉄と共通のものとなる。
2018年(平成30年)4月1日:大阪市交通局の民営化により、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の管轄駅となる。
駅構造
のりば
1C 近鉄けいはんな線生駒・学研奈良登美ヶ丘方面[2]
2 中央線本町・大阪港・コスモスクエア方面[2]
当駅発のコスモスクエア行き始発列車は1番線から発車する。
プラットホーム
券売機(Osaka Metro)
券売機(近鉄)
利用状況
大阪市高速電気軌道 - 2020年11月10日の1日の乗降人員は17,558人(乗車人員:8,826人、降車人員:8,732人)である[3]。
近鉄線との2020年11月10日の1日直通人員は64,527人である[3]。
近畿日本鉄道 - 2018年11月13日の1日の乗降人員は5,049人(乗車人員:2,861人、降車人員:2,188人)である。
中央線
直通人員近畿日本鉄道出典
特定日特定日1日平均
乗車人員[4]
調査日乗降人員乗車人員調査日乗降人員乗車人員
1985年11月12日10,5605,346未開業[5]
1987年11月10日14,0947,00032,193-2,370[6]
1990年11月06日16,5258,35546,54811月06日4,5042,8993,493[7]
1995年[注 2]2月15日18,7579,63879,802-4,813[8]
1996年[注 3]7,801-5,030
1997年[注 3]8,186-5,178
1998年11月10日19,9759,50057,03411月10日4,2482,0515,245[9]
1999年[注 3]7,409-5,238
2000年[注 3]7,74111月07日4,1261,9925,191[10]
2001年[注 3]8,245-4,849
2002年[注 3]8,245-4,699
2003年[注 3]8,35111月11日4,1072,0884,680[11]
2004年[注 3]8,708-4,602
2005年[注 3]9,35111月08日4,0682,0434,652[12]
2006年[注 3]9,339-5,075
2007年11月13日19,4209,87158,551-6,774[13]
2008年11月11日19,0679,69160,51011月18日4,6202,5617,927[14]
2009年11月10日18,5829,47257,842-8,945[15]
2010年11月09日18,4449,35357,33111月09日4,3312,26010,166[16]
2011年11月08日17,7749,00357,476-10,944[17]
2012年11月13日18,5859,36557,73111月13日4,1022,12011,726[18]
2013年11月19日19,3309,80458,843-12,830[19]
2014年11月11日19,2449,72760,085-13,398[20]
2015年11月17日19,5909,88160,74811月10日3,8561,89114,021[21]
2016年11月08日19,2979,67061,538-14,546[22]
2017年11月14日19,4259,78261,620-15,127[23]
2018年11月13日19,5279,77968,94411月13日5,0492,86115,467[24][25]
2019年11月12日19,5079,81971,363-[26]
2020年11月10日17,5588,82664,527-
駅周辺
商業施設
フレスポ長田
ノースエリア
ゴルフ5東大阪長田店(ゴルフショップ)
スポーツDEPO東大阪長田店(スポーツショップ)
サウスエリア
ライフ東大阪長田店(食品スーパー)
スギ薬局東大阪長田店(ドラッグストア)
ファッションセンターしまむらフレスポ長田店(カジュアルファッション・生活雑貨)
その他の商業施設
商工中金東大阪支店
百十四銀行東大阪支店
阿波銀行東大阪支店
その他
リッチモンドホテル東大阪
ホテルウィングインターナショナルセレクト東大阪
大阪紙文具流通センター
医療法人清和会 ながはら病院
東大阪JCT - 近畿自動車道
阪神高速13号東大阪線
国道308号(築港枚岡線)
バス路線
東大阪長田駅停留所
1番のりば(長田駅3号出入口、国道308号線沿い)
「京都特急ニュースター号」京都駅・祇園四条駅 行(京都観光バス、大阪バス近畿と共同運行)
「名古屋特急ニュースター号」名古屋駅 行(名古屋バス、京都観光バス、大阪バス近畿と共同運行)
「関西空港エアポートリムジン」関西国際空港 行(近鉄バス、関西空港交通と共同運行。かつては南海バスも運行)
2番のりば(長田駅1号出入口西側、国道308号線沿い)
高速バス、関西空港エアポートリムジンの降車専用
3番のりば(長田駅4号出入口東側)
「大阪空港エアポートリムジン」大阪国際空港 行(阪急観光バス[注 4]と共同運行)
フレスポ長田店前停留所[27]
1番のりば(長田駅2号出入口、フレスポ長田前、近鉄バス「長田駅前停留所」鴻池新田駅行のりばと併設)
東大阪西地区循環バス北回り 市立東大阪医療センター 行
2番のりば(フレスポ長田ノウスエリア北側)
東大阪西地区循環バス 高井田中央駅、布施駅南口、俊徳道駅 行
長田駅2号出入口、フレスポ長田前(大阪バス「フレスポ長田店前停留所」1番のりばと併設)
15番(春宮線)鴻池新田駅 行(東大阪市役所〈府立図書館前〉・荒本駅前経由)
長田駅3号出入口、ホテルウィングインターナショナルセレクト東大阪前
15番(春宮線)小阪駅前 行(八戸ノ里駅前経由)
かつては布施線(紙文具流通センター系統)と中央環状線(鶴見緑地系統)の停留所があったが、2000年代初頭までに廃止され、春宮線の停留所として2021年12月20日に新設される[28]まで近鉄バス(リムジンバスを除く)の路線がない空白期間があった[注 5]。
隣の駅
大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) - 近畿日本鉄道
中央線 - C けいはんな線高井田駅 (C22)(中央線) - 長田駅 (C23) - 荒本駅 (C24)(近鉄線)
( ) 内は駅番号を示す。
脚注
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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