ながはま ひろし
長濵 博史
生年月日 (1970-03-15) 1970年3月15日(54歳)
出生地 日本・大分県
職業
アニメーター
アニメーション演出家
アニメーション監督
コンセプトデザイン
メカニックデザイン
ジャンル
テレビアニメ
アニメーション映画
活動期間1990年 -
主な作品
テレビアニメ
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『蟲師』シリーズ(監督・シリーズ構成・絵コンテ・演出)
『惡の華』(監督)
『THE REFLECTION』(原作・監督・絵コンテ・キャラクター原案)
OVA
『デトロイト・メタル・シティ』(監督・演出)
長濵 博史(ながはま ひろし、1970年3月15日 - )は、大分県出身のアニメーター、アニメ監督、アニメ演出家[1][2]。 川尻善昭監督のOVA『妖獣都市』を見たことをきっかけにアニメーターを目指し、東京デザイナー学院アニメーション科[注釈 1]に入学[3][4]。卒業後の1990年にマッドハウスに入社[1][2]。テレビアニメ『YAWARA!』で原画デビュー[3]。 1993年、OVA『銃夢』に参加。作画監督を担当した藤川太の裁量で多くのアクションシーンを担当するチャンスを与えられた[3]。 1996年、マッドハウスを辞めてフリーランスとなり、専門学校の同級生だった長谷川眞也の誘いで幾原邦彦監督のテレビアニメ『少女革命ウテナ』に参加[5]。コンセプトデザインを担当し、以降はプリプロダクションでの作品参加も増えていく[1]。 1998年、『ウテナ』の制作中に知り合った桜井弘明の誘いで大地丙太郎監督のテレビアニメ『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』に参加し、初めて演出を担当する[5]。これをきっかけに大地との交流が始まり、1999年に大地監督のテレビアニメ『十兵衛ちゃん -ラブリー眼帯の秘密-』で演出を任され、2001年には大地から漫画『フルーツバスケット』をどうアニメ化するかについての相談を受け、原作者も交えて打ち合わせをする[5][注釈 2]。そして2004年に大地からテレビアニメ『十兵衛ちゃん2 -シベリア柳生の逆襲-』の監督を打診されるが、その時にはすでに初めての監督作品が決まっていたので断る[5]。ただし、監督には就任しなかったものの、クレジットに表記しないという条件で監督としての仕事は引き受け、基本的には新たにキャラクターデザイナーとして参加した馬越嘉彦と2人で制作を進めた[5]。 2005年、漆原友紀の漫画が原作のテレビアニメ『蟲師』にて初監督を務める[6]。きっかけは、数々のヒット作を手掛けたアニメプロデューサーの片岡義朗が長濵を監督に誘ったこと[6]。何かやりたい作品はないかと聞かれたので原作漫画のファンだった『蟲師』を挙げると、片岡は一週間足らずでアニメ化の契約を取り付けてきた[6]。同作は、東京国際アニメフェアの第5回東京アニメアワードのテレビ部門にて優秀作品賞を受賞した[1][2]。 2008年、若杉公徳によるギャグ漫画が原作のOVA『デトロイト・メタル・シティ』の監督のオファーを受ける[6]。最初、制作会社のSTUDIO 4℃は渡辺信一郎に監督をオファーしたが、長濵の作品をチェックしていた渡辺[注釈 3]が自分の代わりに彼を推薦した[6]。 2013年、押見修造の漫画が原作のテレビアニメ『惡の華』を監督[7]。日本のテレビアニメでは史上初となる、全編にわたってロトスコープ[注釈 4]を用いた作品[8]。キングレコードの中西豪プロデューサーからアニメ化のオファーを受けるが、最初は断っていた[6][注釈 5]。監督を引き受ける条件を聞かれたので無理を承知でロトスコープで制作することを要求すると、意外にもOKが出たので引き受けることになった[6]。 2017年、テレビアニメ『THE REFLECTION』で初めてアニメオリジナル作品を監督する[9][10]。同作では、数多くのマーベル・コミックを生み出してきたアメコミ界の巨匠スタン・リーと共同原作も務めた[2][11]。
来歴