長打率(ちょうだりつ、英: Slugging percentage / SLG)は、野球において打者を評価する指標の一つ。 長打率は、打数が記録される打席において打者が打撃によって獲得できる1打数あたりの塁打数の期待値(平均値)を表す指標である。歩合(割・分・厘など)で表され、上記の式で算出された数値の小数第4位を四捨五入して第3位までの値を長打率として用いる。整数部分の0は省略することが多い。 二塁打以上の長打を多く放てば数値が1.000を超えることも有り得る。最高値は4.000で、全打数で本塁打の場合に記録される。 順位選手名長打率 順位選手名長打率 順位選手名所属球団長打率記録年備考 2000打数以上4000打数未満順位選手名長打率 セ・パともに表彰対象ではないが、NPBから年間最高長打率打者は発表される。なお、首位打者同様、規定打席に達しなくても不足打席凡退で換算することにより最高長打率打者に選ばれる事があり、直近では2019年のY.グラシアル(福岡ソフトバンクホークス)が該当する[3]。 順位選手名長打率 順位選手名長打率
概要長打率 = 塁打 ÷ 打数
日本プロ野球
個人通算記録
1王貞治.634
2A.カブレラ.592
3松井秀喜.582
4落合博満.564
5T.ローズ.559
6ブーマー.555
7中西太.553
8L.リー.5419
9山本浩二.5416
10柳田悠岐.5400
11小笠原道大.5399
12長嶋茂雄.5397
13田淵幸一.535
14張本勲.53393
15長池徳士.53387
16松中信彦.5337
17掛布雅之.531
18レオン.530
19門田博光.529
20A.ラミレス.523
記録は2023年シーズン終了時点。4000打数以上が対象[1]。
個人シーズン記録
1W.バレンティン東京ヤクルトスワローズ.7792013年セ・リーグ記録
2R.バース阪神タイガース.7771986年左打者記録
3落合博満ロッテオリオンズ.7631985年パ・リーグ記録
4王貞治読売ジャイアンツ.7611974年日本人左打者記録
5A.カブレラ西武ライオンズ.7562002年
6王貞治読売ジャイアンツ.7551973年
7落合博満ロッテオリオンズ.7461986年
8小鶴誠松竹ロビンス.7291950年
9王貞治読売ジャイアンツ.7251976年
10王貞治読売ジャイアンツ.7231967年
記録は2023年シーズン終了時点[2]
参考記録
1R.バース.660
2R.ペタジーニ.633
3C.マニエル.604
4T.ウッズ.573
5鈴木誠也.570
6R.ブライアント.568
7村上宗隆.566
8G.アルトマン.561
9W.クロマティ.558
10C.ポンセ.555
記録は2023年シーズン終了時点
最高長打率打者
メジャーリーグベースボール
個人通算記録
1ベーブ・ルース.690
2テッド・ウィリアムズ.634
3ルー・ゲーリッグ.632
4ジミー・フォックス.609
5バリー・ボンズ.607
6ハンク・グリーンバーグ.605
7マーク・マグワイア.588
8アーロン・ジャッジ.586
9マニー・ラミレス.585
10マイク・トラウト.582
11ジョー・ディマジオ.579
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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