長ぐつアイスホッケー(ながぐつアイスホッケー)は、長靴を履いてアイスホッケーを行うスポーツ[1]。1978年(昭和53年)に元アイスホッケー日本代表選手で当時の釧路村(現在の釧路町)の教育委員会職員であった森嶋勝司により、冬の運動不足解消のため誰でも簡単に楽しめるニュースポーツとして考案された。毎年1月に『釧路町民長ぐつアイスホッケー大会』、2月に『全国長ぐつアイスホッケー選手権大会』(北海道長ぐつアイスホッケー選手権大会併催)を開催している。公式マスコットは「ガッホくん」[2]。 通常のアイスホッケーと大きく異なる点として、1.スケート靴でなく長靴を履くこと、2.パックでなく柔らかめのボールを使用する、3.プレイする選手はGK含め8名(キャプテン1名、フォワード3名、ディフェンス3名、ゴールキーパー1名)で編成する(補欠7名以内)、などがある[1]。 全国長ぐつアイスホッケー選手権大会(北海道長ぐつアイスホッケー選手権大会併催)[5]回(年)1位2位3位
ルール
競技場(リンク):長さ56 m?61 m、幅26 m?30 m、フェンス高さ1.15 m?1.22 m[3]
ゴールポスト:高さ1.22 m、幅1.83 m、奥行き0.6 m?1 m[3]
用具
長ぐつアイスホッケー専用スティック[3]
長ぐつ(金具などが付いているものは禁止)[3]
防具(ヘルメット、エルボー、ニーパッド、手袋。加えてゴールキーパーはワイヤーマスク、レガース、グローブ着用)[3]
ボール:ノーパンクボール[3]
試合時間:10分間(ロスタイム含む)、5分経過時にサイドチェンジ[3]
レフェリー:2名または3名[3]
監督・コーチ:各1名ずつプレイヤーズベンチ入場可[3]
交代:負傷以外不可[1]
沿革
1979年(昭和54年):『第1回町民長ぐつアイスホッケー大会』開催。
1986年(昭和61年):『第1回北海道長ぐつアイスホッケー選手権大会』開催。
1986年(昭和61年):『秋田県ながぐつホッケー連盟』
1993年(平成05年):「釧路町長ぐつアイスホッケー普及啓発事業推進委員会」発足。
2004年(平成16年):『関東長靴ホッケーリーグ』(KNHL)初開催[4]。
2005年(平成17年):『第1回全日本長ぐつアイスホッケー選手権大会』開催(『第20回北海道選手権大会』併催)。
大会結果
第1回(2005年)ジャンカシーズ(釧路市)秋田なまはげ倶楽部(秋田県)双進スラップショット・サンライズ(釧路町)
第2回(2006年)双進スラップショット(釧路町)ジャンカシーズ(釧路市)クラップチョット(釧路町)
第3回(2007年)ジャンカシーズ(釧路市)ヘアハウス・きたがみ(釧路市)サンライズ(標茶町)
第4回(2008年)双進スラップショット(釧路町)モーターグレーダーズ(釧路市)こがねちゃん弁当城山店(釧路町)
第5回(2009年)ジャンカシーズ(釧路市)ヘアハウス・きたがみ(釧路市)モーターグレーダーズ(釧路市)
第6回(2010年)せちりあおば幼稚園おやじの会(釧路町)双進スラップショット(釧路町)ジャンカシーズ(釧路市)
第7回(2011年)ヘアーハウス きたかみ(釧路市)サンライズ(標茶町)双進スラップショット(釧路町)
第8回(2012年)双進スラップショット(釧路町)泊村選抜(泊村)TEAM フランダース(中標津町)
第9回(2013年)ヘアーハウス きたかみ(釧路市)双進スラップショット(釧路町)荻の子(釧路町)
第10回(2014年)枝豆くーにーず(釧路町)ヘアーハウス きたかみ(釧路市)双進スラップショット(釧路町)
第11回(2015年)双進スラップショット(釧路町)三協ブラックホークス(釧路市)WALLABYS(釧路市)
第12回(2016年)ヘアーハウス きたかみ(釧路市)荻の子(釧路町)WALLABYS(釧路市)
脚注[脚注の使い方]^ a b c “長ぐつアイスホッケー発祥地
^ “ ⇒あつまれ!釧路町のゆるキャラ大集合”. 釧路町. 2017年11月21日閲覧。
^ a b c d e f g h i ルールブック.