長ぐつをはいたネコと9つの命
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長ぐつをはいたネコ
と9つの命
Puss in Boots: The Last Wish
監督ジョエル・クローフォード
(英語版)
脚本ポール・フィッシャー
トミー・スワードロー(英語版)
原案トミー・スワードロー
トム・ウィーラー(英語版)
原作ジョヴァンニ・フランチェスコ・ストラパローラ(英語版)
長靴をはいた猫
製作マーク・スウィフト
製作総指揮クリス・メレダンドリ
出演者アントニオ・バンデラス
サルマ・ハエック
オリヴィア・コールマン
ハーヴィー・ギーエン(英語版)
サムソン・ケイオ(英語版)
ヴァグネル・モウラ
アンソニー・メンデス
ジョン・ムレイニー(英語版)
フローレンス・ピュー
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
レイ・ウィンストン
音楽ヘイター・ペレイラ
編集ジェームス・ライアン
製作会社ドリームワークス・アニメーション
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
東宝東和ギャガ
公開 2022年12月13日(リンカーン・センター
2022年12月21日
2023年3月17日[1]
上映時間102分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
興行収入9,000万ドル[2]
配給収入3億1,190万ドル[3][4]
前作長ぐつをはいたネコ
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『長ぐつをはいたネコと9つの命』(ながぐつをはいたネコと9つのいのち、原題: Puss in Boots: The Last Wish)は、2022年アメリカ合衆国コンピュータアニメーションアドベンチャーコメディ映画[5][6]

ドリームワークス・アニメーションが製作し、ユニバーサル・ピクチャーズが配給する。『シュレックシリーズ』のスピンオフ作品で、『長ぐつをはいたネコ』の続編に当たる。監督はジョエル・クローフォード(英語版)、共同監督はジャニュエル・メルカド、脚本はポール・フィッシャー。アントニオ・バンデラスサルマ・ハエックが、それぞれ長ぐつをはいたネコ(プス)とキティ・フワフワーテを続投し、オリヴィア・コールマン、ハーヴィー・ギーエン(英語版)、サムソン・ケイオ(英語版)、ヴァグネル・モウラ、アンソニー・メンデス、ジョン・ムレイニー(英語版)、フローレンス・ピューダヴァイン・ジョイ・ランドルフレイ・ウィンストンが新たに声を担当する。

アメリカ合衆国では2022年12月21日に公開され、続いて日本でも2023年3月17日に劇場公開された。
ストーリー

デル・マーの町では、賞金首だが伝説のヒーローでもある剣士のプスがパーティーで住民たちと共に騒いでいたが、眠っていた巨人を誤って目覚めさせてしまう。プスの活躍により巨人は倒されるが、プス自身は鐘に押し潰されて死ぬ。病院で目を覚ますと、町の医者は、プスに彼が9つの命のうち8つを失ったことを伝える。そして、現在の無茶な生活から退き、猫好きの女性で多くの猫を引き取っているママ・ルナのもとに身を寄せたらどうかと提案した。提案を邪険に扱ったプスは、その夜、バーで黒い頭巾をかぶったウルフから話しかけられる。相手を賞金稼ぎと悟ったプスは自信の表れから返り討ちにしようと戦いを挑むが、まるで歯が立たず、挙句の果てに額を切られて血を流してしまう。流れる血を目にしたプスは、ここでようやく自身の命があと一つであることを理解し、そして、死への恐怖を感じたことで、プライドも命の次に大事な剣も投げ捨ててその場から逃げ出す。

トラウマを負ったプスは、ママ・ルナの家へと向かい、そこで服や長ぐつを埋めて墓を作り自らの引退を宣言する。そして、慣れない飼い猫としての生活に順応すべく奮闘する。ママ・ルナの家での生活は平和だが代わり映えせず、プスは退屈する。プスはママ・ルナの家でワンコと呼ばれる猫に変装した楽天的なチワワに会う。そして、ゴルディロックスと3匹のクマ(ママ・ベア、パパ・ベア、ベイビー・ベア)が、プスを探しにやってくる。彼らはパティシエであり犯罪組織のボス・ビッグ・ジャック・ホーナーから願いを叶える願い星の位置を示す地図を盗む計画を立てており、プスを雇おうと考えていたが、彼の墓を見つけて立ち去る。

プスは、願い星を使って失われた命を取り戻すことにした。ワンコを伴ってホーナーのパン屋に侵入して地図を盗むが、憤慨した元婚約者のキティ・フワフワーテ、ホーナー、ゴルディロックスと3匹のクマ家によって邪魔された。プスは、キティとワンコと共に地図を持って逃げることができたが、逃げている最中にウルフの姿を見つけ、プスは怯える。

願い星の地図は、それを手にした人物によって別々の試練が与えられ、異なった世界が作り出されるという魔法の地図だった。ワンコが地図を手にすると、巨大な花畑が広がる世界が作り出され、プスとキティが苦戦する中、ワンコが花の匂いを嗅ぐと先へ進むための道が示されるのだった。

ホーナー、彼の子分、ゴルディロックスと3匹のクマがプス一行に追いつき戦闘が始まる。地図はゴルディロックスに奪われ、再びウルフを見たことで死の恐怖に囚われたプスは逃げ出す。ワンコがプスのパニック状態を沈静化した後、プスは結婚式の日にキティの元から離れてしまったことに対する後悔を告白した。告白を陰で聞いていたキティは自身も結婚式に出席していないこと、プスが好きなのは伝説のヒーローとしての自分自身であり、それには勝てないと思っていたことを明らかにするのだった。

ゴルディロックスと3匹のクマが、お互いが初めて出会った場であるコテージの出現に気を取られている間、プスとキティは地図を盗み返す。世界が変化し、プスは水晶の洞窟に閉じ込められ、そこで傲慢なかつての自分たちと、自らが死神であることを明かすウルフに遭遇した。死神は、自分の命を大事にしなかったプスを軽んじており、早々に最後の命も奪ってしまおうと考えていた。恐ろしくなったプスは洞窟を飛び出し、キティとワンコの存在を無視して一人で願い星のもとへ向かう。一方、ゴルディロックスは、3匹のクマに、自分の願いが実の家族と再会することだと打ち明ける。3匹のクマはショックを受けつつも、ゴルディロックスの願いならと彼女を助けることに同意した。

プスは願い星に到着し、地図を使って願い事をし始める。その姿を見たキティはプスに裏切られたと感じ失望する。彼女の願いは自分が信頼できるパートナーを見つけることだった。そこへゴルディロックスと3匹のクマ、ホーナーが到着し、地図を巡っての戦いが繰り広げられる。ゴルディロックスは簡単に地図を手に入れたが、ベイビー・ベアを救うために地図を手放し、キティはホーナーを魔法バッグの中に閉じ込めた。

死神が現れ、プスに決闘を挑む。仲間と過ごした時間で命の価値を学んだプスは、命を増やすことをやめ、死神との決闘を受け入れる。プスは死神に「死神に勝つことはできないが、最後の命のために戦うことはやめない」と宣言する。傲慢でなくなったプスを見た死神は、プスを殺す価値がないと判断する。死神とプスはいつかまた会うことを約束し、死神は去っていった。

死神は去ったが、魔法バッグの中でクッキーを食べて巨大化したホーナーがプスらに襲い掛かる。ホーナーは世界の全ての魔法を自分でコントロールしたいという願い事を叶えようとしたが、ワンコの機転でホーナーの注意をそらし、その間にプスらが地図を破壊することで企みは阻止され、ホーナー自身も願い星の崩壊に巻き込まれて消滅した。

ゴルディロックスは3匹のクマに彼らが本当の家族でもう願いは叶っていると言う。そしてゴルディと3匹のクマはホーナーのパン屋を引き継ぐために去っていく。プスは、キティとのロマンスを再燃させる。プスは「古い友人を訪ねる」と言い、キティ、ワンコと共に船を盗んで「遠い遠い国」へ旅立つのだった。
キャスト

※括弧内は日本語吹替[7]

プス / 長ぐつをはいたネコ(英語版) - アントニオ・バンデラス山本耕史[注 1][8]
本作の主人公。サン・リカルドの英雄にして賞金首の剣士[9]。9つの内の8つの魂を失い、彼の前に現れたウルフの圧倒的な力に敗北し、失意のうちに隠居生活をしていたところを、「願い星」の噂を聞きつけ魂を取り戻す旅に出る。

キティ・フワフワーテ - サルマ・ハエック土屋アンナ[注 2][8]


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