銭の戦争
ジャンルテレビドラマ
原作パク・イングォン
『銭の戦争』
脚本後藤法子
演出三宅喜重
白木啓一郎
鈴木浩介
出演者草g剛
大島優子
木村文乃
高田翔
新川優愛
志賀廣太郎
木野花
津川雅彦
ジュディ・オング
大杉漣
渡部篤郎
エンディングSMAP「華麗なる逆襲」
製作
製作総指揮笠置高弘(チーフプロデューサー)
プロデューサー三宅喜重
河西秀幸
制作関西テレビ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2015年1月6日 - 3月17日
放送時間火曜 22:00 - 22:54
放送枠関西テレビ制作火曜夜10時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数11
フジテレビ番組基本情報
『銭の戦争』(ぜにのせんそう)は、2015年1月6日から3月17日まで毎週火曜日22時 - 22時54分に、関西テレビ制作・フジテレビ系の「火曜22時枠」で放送された日本のテレビドラマ[1]。
主演を務めるSMAPの草g剛は関西テレビ制作の火曜ドラマにおいては『僕の生きる道』『僕と彼女と彼女の生きる道』『僕の歩く道』といった「僕シリーズ3部作」を始め、『いいひと。』『37歳で医者になった僕?研修医純情物語?』など自らの温厚なキャラクターをそのまま生かしたヒューマンドラマをこれまで演じたが、今回は「復讐に燃える熱血漢」のキャラクターに挑んだ。また大島優子はAKB48卒業後、初の連続ドラマ出演となった[2]。
なお、主要な登場人物の役名には色が入っている。 本作品は韓国のテレビドラマ『銭の戦争』(2007年制作)[3]を原作として、関西テレビが舞台を日本の東京に置き換えて製作する。 栄光と挫折を経験した男が、恋と借金返済、そして自らの人生を取り戻すまでの様を描いた壮絶な復讐劇が、時にはシュールに、また時にはコミカルに展開される[4]。 あらすじはエピソードリストを参照。 キャストの横の話数は、その他の出演回。
企画・制作
あらすじ
キャスト
主要人物
白石富生(しらいし とみお)〈36〉
演 - 草g剛[5](少年期:酒井天満)本作品の主人公。東大卒。外資系会社クレディ・パートナーズ証券の元赤坂社員。数字に対して驚異的な記憶力を持ち、自身の顧客データはパソコンに残さずに全て記憶するほどである。父・孝夫の連帯保証人になっており、借金から逃げることも出来ずに全ての地位や財産を失う。自らが失ったものを取り戻すため、赤松金融に再就職し、成り上がることを誓う。
紺野未央(こんの みお)〈26〉
演 - 大島優子[2]洋の娘。会社受付の派遣社員として勤務しているが、危惧していた通りに就業の契約更新に至らず、仕方がなく以前よりも賃金が安い会員制リゾート会社のテレフォンアポインターに就く。実業家の植草から求婚され、父の借金や経済的な理由から受け入れようとするが、富生に阻止される。500円玉を巡るいざこざから富生を「500円男」と呼ぶ。富生と出会った当初は険悪な仲だったが、徐々に態度を軟化させていく。
青池梢(あおいけ こずえ)〈27〉
演 - 木村文乃富生の元婚約者であり、青池ファイナンスホテル部門の社員。大企業の令嬢。借金から逃れられない運命となった富生から別れを告げられる。富生と未央の仲を疑い、愛憎を抱くようになる。
赤松金融
赤松大介(あかまつ だいすけ)〈45〉
演 - 渡部篤郎[6]社長でホワイト化学の債権者。孝夫が自殺することを見越し、飛ばし携帯を相次いで購入させ債権を回収する。ホワイト化学に関する重要な資料を隠し持っている。富生に対しては、当初はその優秀さを買っていたが、お互いに素性を知った後は壮絶なマネーゲームを繰り広げることになる。
桜田慎一(さくらだ しんいち)〈24〉
演 - 高田翔(ジャニーズJr.)就職も決まらないままチンピラだったところを赤松に拾われる。口達者だが、何事も中途半端。
円アカネ(まどか あかね)〈22〉
演 - 新川優愛受付。赤松の愛人らしい。
ホワイト化学(白石家)
白石孝夫(しらいし たかお)〈66〉
演 - 志賀廣太郎社長。富生の父。妻や専務が把握できないほどの借金を残し、失踪の末に自殺を遂げる。
白石三保子(しらいし みほこ)〈60〉
演 - 木野花富生の母。夫の失踪後脳内出血で倒れ、北海道にいる脳外科医の手術を受けるしか助かる方法がない。
白石光太郎(しらいし こうたろう)〈26〉
演 - 玉森裕太[7](特別出演)大学院生。富生の弟。借金のことは知っており、富生の幸せを願う父から口止めをされていた。実家の内情を気にかけようとしなかった富生を快く思っておらず、訣別する。その後富生が金貸しになったことを蔑みつつも、自身の経済的な無力さに焦燥を感じている。
その他
紅谷裕蔵(べにや ゆうぞう)〈77〉
演 - 津川雅彦赤松の師匠。ホームレスから300億円もの大金を動かせるまでに成り上がったが、現在は貸金業を引退し、小額の融資しか取り扱っていない。弟子入りを志願した富生を試し、騙されずに課題をクリアした彼を認め、赤松の元で貸金業を学ぶよう勧める。復讐心にとらわれる富生と金儲けのためには手段を選ばない赤松の両者の身を案じている。
青池早和子(あおいけ さわこ)〈68〉
演 - ジュディ・オング梢の祖母。青池ファイナンス会長。多重債務者となった富生に、梢と別れることを条件に金銭を提供しようとする。赤松とはホワイト化学を巡る因縁があり、穢れ仕事を請け負った赤松を小物扱いし、見下している。
紺野洋(こんの ひろし)〈58〉
演 - 大杉漣未央の父。富生の高校時代の恩師。赤松の策略で親戚に騙され、500万円の借金を背負うことになる。さらに結婚式の途中キャンセルの額も併せて一時1200万の借金を背負ったが、後に冨生が暴力団から取り立てた金の一部で返済になった。借金完済や経済的理由で愛のない結婚に走ろうとする娘の姿勢に反対する。富生の行動が原因で婚約破棄となり、さらに借金を重ねる結果になったが、娘が幸せにならない結婚を阻止してくれた富生に感謝する。富生の金での復讐に執念を燃やす手法に対しては懸念を示している。
目黒桃子
演 - 朝倉えりか未央の友人で元同僚。富生のことを怪しみつつも未央に協力する。
ゲスト
第1話
植草守
演 - 丸山智己(第2話 - 第4話)レストラン「UEKUSA」社長。バツイチ。訪問先の会社受付で未央を気に入りデートに誘う。未央にプロポーズするが、その目的は面倒な母の相手をしてもらうためだった。
黒田部長
演 - 飯田基祐(第2話・第9話 - 第10話)富生の元上司。保身を第一に考えており、窮地に立たされていた富生に無理難題を押し付けて、それを解雇の口実にしようと目論む。しかし、富生が顧客データを残さず退職したために、自身が窮地に立たされる。後に富生に利殖の協力を持ちかけられるが、これを知った赤松に唆される。
金原
演 - おかやまはじめ(第5話 - 第6話)ホワイト化学専務。世話になった社長家族の行く末を心配し、富生のことも気にかけている。
灰谷
演 - 中林大樹(第8話・第11話)富生の大学時代の後輩。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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