この項目では、企業について説明しています。この会社が運営する鉄道路線については「銚子電気鉄道線」をご覧ください。
銚子電気鉄道株式会社
Ch?shi Electric Railway Co., Ltd.
銚子電気鉄道本社・仲ノ町駅駅舎
(2021年8月16日)
種類株式会社
市場情報非上場
略称銚子電鉄、銚電、CDK
本社所在地 日本
〒288-0056
千葉県銚子市新生町2丁目297番地
設立1922年(大正11年)10月10日
(銚子鉄道株式会社として設立)
業種陸運業
法人番号5040001062287
銚子電気鉄道株式会社(ちょうしでんきてつどう)は、千葉県銚子市に本社を置く鉄道会社である[2]。通称は銚子電鉄[2]、略称は銚電[3]またはCDK。同市内において銚子電気鉄道線(銚子駅 - 外川駅)を運営している[2][4]。本社所在地は同線仲ノ町駅構内[5](銚子市新生町2丁目297番地[2])。
1923年(大正12年)に銚子鉄道株式会社として設立開業。戦後、企業再建整備法により、新旧勘定合併のため銚子電気鉄道株式会社と改称し、設立登記を行った。1969年(昭和44年)からは公的助成・補助を受けている[2]。営業キロ数は銚子駅構内から外川駅まで6.4キロメートルである。鉄道事業のほか、食品製造販売業及び物品販売業を行っており、年5億円程度の売上高のうち鉄道以外が8割を占める[3]。とりわけ食品では、鯛焼きやぬれ煎餅、揚げ餅、佃煮等を製造・販売している。
歴史「銚子遊覧鉄道」および「銚子電気鉄道線」も参照
銚子から犬吠埼・外川方面に至る鉄道敷設は、総武鉄道[注釈 1]によって1901年(明治34年)4月に免許が得られ、一部工事が着手された[6]。しかし工費が莫大であり、到底収支は償わないことから、重役会議において中止が判断されて、工事は途中放棄となった[6]。明治の末頃からは避暑客・遊覧者が増加し、土地の有力者間に私設鉄道敷設の議がおこり、1912年(大正元年)12月7日に銚子遊覧鉄道が設立された[6]。これは官線銚子駅を起点として、犬吠に至る3里半の軽便鉄道で、途中、仲ノ町・観音・本銚子・海鹿島の4か所に駅を設置することも併せて認可を得た[6]。工事は翌1913年(大正2年)6月15日に着手され、その年12月28日に開通した[6]。1914年(大正3年)6月に欧州で第一次世界大戦が勃発すると鉄材の暴騰が起こり、特にレールの価格は高値となったため、これを筑波鉄道に売って解散した[6]。