銃夢_LastOrder
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銃夢 LastOrder
ジャンルSF漫画
格闘漫画
サイバーパンク
漫画
作者木城ゆきと
出版社集英社講談社
掲載誌ウルトラジャンプイブニング
発表期間2000年 - 2014年
巻数集英社版:1-15巻+外伝1巻
講談社版:16-19巻+新装版全12巻
シリーズ作品


銃夢

銃夢火星戦記

テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『銃夢 LastOrder』(ガンム ラストオーダー、GUNNM LastOrder)は、木城ゆきとSF格闘漫画で、『銃夢』の続編である。集英社の雑誌『ウルトラジャンプ』にて2000年から2010年にかけて100話を連載するが、『銃夢』新装版における台詞修正を巡る集英社法務部との諍い[1]により連載終了し、講談社へ移籍して2011年3月22日発売の『イブニング』2011年8号より連載再開、2014年1月28日発売の同誌2014年4号まで連載された。

後述する前作との区別のため、『銃夢LO』『LO』という通称で呼ばれることもあり、本項目でも以降、本作を『LO』、前作を『銃夢』と呼称する。

集英社より本編15巻、外伝1巻が発刊されていた。後に講談社より、UJ版コミックスの続きとして16 - 19(完結)巻および集英社初出分本編に短編読切を一本ずつ収録した「NEW EDITION」が全12巻刊行されている。
概要

本作の内容は、前作『銃夢』に引き続き、全身サイボーグで戦闘技能に優れた少女ガリィが、「機甲術」(パンツァークンスト)と呼ばれるサイバネティクス格闘技術を駆使してさまざまな強敵と戦うという、サイバーパンク格闘アクションとでも言うべきストーリーである。他惑星への植民、惑星改造不老不死技術等のオーバーテクノロジーが実現された未来世界を舞台とする。

『銃夢』には本来「宇宙編」の構想があったものの、連載末期に様々な事情により連載の継続が困難になり、急遽物語に一応の決着をつける形を取って終了した。このため十分に回収されないまま残った伏線が多く、作者にとっても不本意な形での終了であった[2]。その結末を「なかったこと」にし、ストーリーを分岐させて新展開を始めたものが本作である。

旧版の単行本9巻の155ページから直接LOの冒頭とリンクしており、愛蔵版の結末はこのつながりを考慮して、旧版の終幕部分を削除している。作者自身が明かしている通り、作品としては終了前既にガリィがザレム、イェールを経て宇宙へ行く「宇宙編」の構想があったが、人間としての限界の中で土壇場でネームを変更して「ザレム墜落」のエピソードを執筆したと語っている。そして、1996年から1997年にかけて執筆した外伝を機に別メディアで「宇宙篇」を描くことを構想し、それは1998年にPS版ゲーム『銃夢?火星の記憶』として実を結ぶ。そして、完全版刊行を「宇宙篇を漫画として描く最後のチャンス」として、『銃夢 LastOrder』の連載に踏み切ったとしている。

『LO』連載に当たって、当時連載していた『水中騎士』の連載を一時中断するに至るが、あくまで水中騎士は「中断」であり、必ず結末を描くことをファンに約束している。『LO』執筆の理由は公式サイトに本人付けのコメントが記されており、具体的にはPS版ゲームで構想された「宇宙篇」を基にしている。

なお、副題の「LastOrder」は、劇中で主人公ガリィがある人物から「人類への最終指令」を下すエージェントの役割を託される事に由来する。
ストーリー
ザレムでの混乱
『銃夢』の花崗岩堂での戦いにおいて一度は宿敵ディスティ・ノヴァ教授に勝利したガリィ。しかし、予備の脳チップにより復活したノヴァの罠によりガリィは殺害され、爆散した彼女の遺体の一部は空中都市ザレムに持ち込まれる。ノヴァはザレムにおいてガリィの脳組織を復活させ、宇宙兵器「バーサーカーボディ」を参考に彼が設計し開発したナノマシンベースの戦闘用サイボーグボディ「イマジノス体」を与える所から物語は始まる。だが、復活を果たしたガリィが目にしたのは、何者かに惨殺され放置されたノヴァの死体と、ノヴァ自身が彼女宛に残したインタラクティブメッセージであった。思わぬ形でザレムへの進入を果たしたガリィ。しかし、前作の舞台であるクズ鉄町の人々から天上人の住まう楽園と考えられていたザレムでは、ノヴァが海賊放送で無差別に流したザレム人の秘密、「成人したザレム人の脳がマイクロチップ」であることを暴露したことにより、住民が暴徒と化していた。さらにこれを鎮圧しようとする治安維持マシーンと両者から身を守るために武装した子供らによる、三つ巴の殺戮と破壊が渦巻く混迷した状況を迎えていた。ザレム人の友人ルゥ・コリンズの消息を確かめるため動き出すガリィの前に、量産型TUNEDの生き残りであるゼクス、ツヴェルフ、エルフ、そして再生したノヴァが姿を表す。戦いを挑んで来たゼクスを倒したガリィに対し、ノヴァは宇宙都市「イェール」を目指すことを告げる。その頃、子供達のリーダーであるジム・ロスコーがザレム人のさらなる真実を知り、ひそかに製造していた怪物・サチュモドでザレムを破壊し始めるが、ガリィによって鎮圧される。サチュモドがガリィに倒されてから一週間。平穏を取り戻したザレムで、遂にルゥを発見するが、それは脳チップを取り除かれた肉体だけだった。ノヴァは彼女が成人した際に摘出された脳が「イェール」にある中央電脳「メルキゼデク」に取り込まれている可能性を示唆する。ガリィはそれが自分と出会う前のルゥだと知りつつも、彼女を蘇らせる為ノヴァ達と共にイェールへと向かう。
イェール潜入
イェールへとたどり着いたガリィたちの前に、 太陽系条約調停議会(LADDER)の議長補佐アガ・ムバディが現れる。彼はノヴァやロスコーがGENE計画によって意図的に生み出された存在であること明かす。直後、ムバディのハッキング能力によって為す術なく宇宙へ廃棄され、捕らえられたノヴァも脳チップ摘出されてしまう。ハッカーであるピング・ウーに救出されたガリィたちは、偶然持っていた残りのノヴァの脳チップの譲渡を交換条件に彼の協力を取り付け、ザレム人の脳は「インキュベーター」という装置に集められており、それはイェール人の思想をコントロールする「ユナニマスシステム」の補助装置となっていることを知る。そしてルゥの脳を救出する為、10年に一度開催される「神羅天頂武闘大会(ZOTT)」に出場し、その隙を狙ってルゥの脳を救出することを決める。ガリィ達はLADDERに出席していた、火星のリメイラ新女王の船に密航するために忍び込み、一悶着ありながらもリメイラに歓迎されて宇宙コロニー「レヴァイアサン1」にたどり着く。現在の宇宙ではナノマシンによる不老不死が実現しており、子供は生存権を認められていない。それを知らなかったガリィは迷子と勘違いした子供のジローを警察に届け、結果として彼を死なせてしまう。激怒したガリィは児童歩兵スクールのペイン大佐を殺害し、戦闘解放区に介入して各ポイントに立てられたフラッグをコンプリートする活動を始める。そこで同じくZOTTに出場する「空手連合」の刀耳と出会う。
ZOTT第1回戦、第2回戦
ZOTTとは、優勝者に独立国家権を与えるという大会だが、大国である金星共和国と木星系連邦しか優勝したことがなく、現在の目的は大国の威信を示すための模擬戦争、そして不穏分子を排除であった。第1回戦では子供達を救っている「星の保育園協会」の代表チーム「ガントロール」とぶつかったガリィたち「宇宙天使隊(スペースエンジェルス)」。ガリィは大将であるカエルラとの戦いで、200年前に彼女に敗北した記憶を思い出す。それを知り運命を感じたカエルラはわざと敗北し、ガリィはメルキゼデクのキープログラム「ファタモルガーナ」を託される。第2回戦の「星船教団(スターシップ・カルト)」とゼクスたちが戦っている最中、端末機器として復活した通称ポタ・ノヴァと共に、イェールに潜入を試みるガリィだったが、徐々に過去の記憶が蘇える。さらにかつての教官ツァイクロウが現れ、200年前にガリィがメルキゼデクへの破壊工作「マオヴルフ作戦」のためイェールに侵入したこと、その結果のちに「カムランの惨劇」と呼ばれる複数の宇宙コロニーが破壊されたこと、ガリィがカエルラに敗北し証拠が残ったことで機甲術門・グリューンタールが解体されたことが明かされる。事実を思い出し愕然としつつも、ツァイクを倒しイェール中央コアへとたどり着いたガリィは、ネットワークへと侵入し、その中に残された「マーリン」で過去の歴史を垣間見ることになる。
文明復興編
e.s.55年(西暦2011年)、太陽面爆発によって地球の電子機器が麻痺し、さらに小惑星の衝突によって「衝突の冬(インパクト・ウィンター)」が訪れた地球。当時ヴィルマと名乗っていたカエルラは、その夫であり同じ「血族(コグニート)」を率いるヴィクターと共に、雪に閉ざされた世界を旅していた。ある時、地下シェルターで暮らす人間のコミュニティを率いるコリン・ファレルとその息子のジョンと出会い、人類との共存を考えるようになる。しかし、彼らの裏切りに会ったヴィクターはジョン以外の人間を虐殺してしまう。さらに時が経ち今度はジョンの孫であるアーサーと出会う。彼らは小惑星衝突を予知した量子脳シミュレーター「マーリン」の復元を試みており、再び人類との共存を模索するヴィルマだったが、それを知ったヴィクターはアーサーの許嫁のハルカを殺害してしまう。人類を救うためヴィクターとの決別を決めたヴィルマは、死闘の末勝利するが、直後に長い眠りにつく。眠りから覚めると、アーサーが人類のリーダーとして文明の復興を進めていた。ヴィルマは彼を影から守ることを決めるが、やがてアーサーは独裁者となって宇宙開発を強行していく。彼の真意を確かめようと問い詰めるヴィルマに対し、もう一度小惑星が衝突すれば人類は確実に滅亡してしまうことや、かつて二人の死闘を目にしたことをで人類にとっては「生存すること」が第一優先事項であると学んだことを告げる。そして人々が道を間違えた時のために、最終指令(ラストオーダー)を下す人類の後見人としてメルキゼデクのキーであるファタモルガーナをヴィルマに託した。
ZOTT準々決勝、準決勝
世界の成り立ちを知ったガリィの前に、ファタモルガーナを狙うムバディが現れる。ピングはガリィを逃がすために戦い再起不能に陥る。さらに、ムバディに寝返り二つの脳チップを手に入れたスーパー・ノヴァが現れ、ムバディが地上(くず鉄町)の再開発を名目に地上制圧部隊を編成していることを告げられる。町を守るためにZOTT優勝を目指すことを決意するガリィに対し、S・ノヴァはガリィがザレムから持ってきたPボックス内の謎の脳と、ルゥの脳の交換条件を告げられる。ここでPボックス内の脳がノヴァが黙って摘出したガリィの脳であることが明らかとなる。ルゥの救出に成功するも、今の自分がザレム人と同じ脳チップであることを知ったガリィはS・ノヴァのハッキング攻撃を受けてイマジノスボディが崩壊してしまう。


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