この項目では、かつて東海道本線を運行していた寝台急行列車について説明しています。
釜石線で運行していた臨時快速列車については「SL銀河」をご覧ください。
北海道ちほく高原鉄道がふるさと銀河線で運行していた快速列車については「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」をご覧ください。
JR西日本が運行する臨時長距離列車については「WEST EXPRESS 銀河」をご覧ください。
銀河
銀河(2000年8月 根府川駅 - 早川駅間)
概要
国 日本
種類寝台急行列車
現況廃止
地域東京都・神奈川県・静岡県・愛知県・岐阜県・滋賀県・京都府・大阪府
運行開始1949年9月15日[1]
運行終了2008年3月14日
運営者日本国有鉄道(国鉄)→
西日本旅客鉄道(JR西日本)
東日本旅客鉄道(JR東日本)
東海旅客鉄道(JR東海)
路線
起点東京駅
終点大阪駅
営業距離556.4 km
列車番号101・102
使用路線JR東日本:東海道本線(東海道線 (JR東日本))
JR東海:東海道本線(東海道線 (静岡地区)・東海道線 (名古屋地区))
JR西日本:東海道本線(琵琶湖線・JR京都線)
車内サービス
クラス
銀河(ぎんが)は、日本国有鉄道(国鉄)および、その分割民営化後は東日本旅客鉄道・東海旅客鉄道・西日本旅客鉄道が、東海道本線の東京駅 - 大阪駅間で運行していた寝台急行列車である。また、最後の『寝台急行』でもあった[2]。
本項では、東京駅 - 大阪駅間で運転されていたその他の急行列車についても記述する。
概要「銀河」のイラストマーク
1949年(昭和24年)9月に東京駅 - 神戸駅間で、これまで一等車・二等車のみで組成された夜行急行列車である15・16列車に「銀河」の愛称を与えて運転を開始したのが始まりである[1]。列車最後尾には特急列車並みの行灯式テールマークが取り付けられた[1]。
しかし戦前の名士列車に準えた豪華な編成が仇となって利用が伸び悩み、戦後混乱期の当時はまだ混雑する列車が多い中でがらがら状態で走っていたため批判を呼ぶことになり、わずか9日後の9月24日には三等車を連結するようになりテールマークも外された。
1976年頃より運行距離(営業キロ556.4 km)から特急列車化も考えられたが、東京駅 - 大阪駅間では有効時間帯の問題からさほど所要時間も変わらないことから「単なる値上げ」とも取られかねず、また繁忙期に運転されていた「銀河」の臨時増発列車は座席車中心で編成されていたこともあり、急行列車として存置された。
2000年代に入ってからは車両の老朽化や利用客の低迷が続き、2008年3月15日のダイヤ改正で廃止された[3]。JR西日本は廃止した理由を、新幹線や飛行機、高速バスが整備されるとともに、格安な宿泊施設が増えたことにより、宿泊設備を持つ列車の競争力が下がったためとしている[4]。
列車名の由来は、天体の銀河に因んでいる。
運行概況14系座席車による臨時「銀河51号」