銀河鉄道999
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「スリーナイン」はこの項目へ転送されています。

アニメについては「銀河鉄道999 (アニメ)」をご覧ください。

主役メカの鉄道車両については「999号」をご覧ください。

お笑いコンビについては「スリーナイン (お笑いコンビ)」をご覧ください。

この項目では、松本零士による『銀河鉄道999』の原作について説明しています。同作品に関連する作品については「銀河鉄道999 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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銀河鉄道999
ジャンルSF漫画
漫画:銀河鉄道999(アンドロメダ編)
作者松本零士
出版社少年画報社
掲載誌週刊少年キング
発表号1977年5・6合併号 - 1981年48号
漫画:銀河鉄道999(エターナル編)
作者松本零士
出版社小学館
掲載誌ビッグゴールド
発表号1996年9月号 - 1999年3月号
漫画:銀河鉄道999 ANOTHER STORY
アルティメットジャーニー
作者松本零士(原作)
島崎譲(漫画)
出版社秋田書店
掲載誌チャンピオンRED
発表号2018年5月号 - 連載中
アニメ


銀河鉄道999(テレビアニメ)

銀河鉄道999(映画第1作)

さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅

銀河鉄道999 エターナルファンタジー

etc.


小説:GALAXY EXPRESS999 ULTIMATE JOURNEY
著者和智正喜
出版社グライドメディア
巻数上下全2巻
その他同人誌として発表されたものに加筆修正して出版
テンプレート - ノート

『銀河鉄道999』(ぎんがてつどうスリーナイン、Galaxy Express 999)は、松本零士作のSF漫画、およびそれを原作としたテレビアニメ番組、アニメ映画である。略称は「999(スリーナイン)」。

本項ではこのうち、主として漫画作品と関連作品について述べる。アニメ番組、アニメ映画の詳細については「銀河鉄道999 (アニメ)」を参照のこと。
概要

1977年から1981年にかけて、少年画報社少年キング」にて、同誌の看板作品として連載された。ヒットコミックス全18巻。第23回(1977年度)小学館漫画賞を受賞した松本零士の代表作。連載中にテレビアニメ化、劇場アニメ化されて大ヒットしてアニメブームの原点を確実なものとし、『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』とともに昭和50年代の松本零士ブームをも巻き起こし、当時のアニメブームとともに松本ブームの頂点となった作品である[1][2][3]

1981年9月に連載を終了して、当初はこれをもって完全に完結し続編はないとしていた[4]

その後もイベント向けの番外編的な短編映像化は行われていたが、1996年になって小学館ビッグゴールド」誌上で続編の連載が始まる。1999年の「ビッグゴールド」誌の休刊後は、「ビッグコミック」を経てWebで不定期連載し、松本は999話まで描きたいとしていた[5]

関連書籍となる「松本零士大解剖 無限の零次元宇宙編」では、「少年キング」版を「アンドロメダ編」、1996年からの新作を「エターナル編」と分けている[6]。エターナル編は1998年に劇場アニメ化されて、ストーリーの完結までを描くその続編が1999年に劇場アニメとして公開される予定だったが頓挫している。

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』とモーリス・メーテルリンクの『青い鳥』をヒントに執筆が始められた[7][8][9]。タイトルの999には、大人の1000になる前で未完成の青春の終わりという意味が込められている[10]

物語の枠組みは『銀河鉄道の夜』に登場する銀河鉄道を元にしているが、列車や運行システムの細部は日本の旧国鉄をモデルとしている。松本自身が『銀河鉄道の夜』『青い鳥』とともに、SLの引く列車に乗って東京へ行った青春時代の体験が基になっていることを述べている[11][12]

松本は物心ついた頃には既に宇宙について興味があったという。京都産業大学の創設者である荒木俊馬著の『大宇宙の旅』を小学生の時に読んだことで、後の漫画家人生を歩む上で大きく影響を受けたという。『銀河鉄道999』の主人公の氏名は「星野鉄郎」であるが、『大宇宙の旅』の主人公の氏名は「星野宙一」である。両作の主人公の苗字が「星野」であることは偶然の一致であるが、松本はインタビューで「この本の『星野』という名前が、無意識のうちに自分の中に刷り込まれていたのかもしれません」と語っている[13][注 1]
作品解説

本来『宇宙海賊キャプテンハーロック』(以下、『ハーロック』)とともにアニメの企画であった[14]1976年秋に東映動画(現・東映アニメーション)からテレビアニメ『惑星ロボ ダンガードA』への参加を要請された際、ロボットアニメに気乗りしなかった松本がこの2つの企画を東映動画に逆提案し、松本自らが企画書を作成してテレビ局にも売り込んだがアニメ化は実現に至らず[15]、ちょうど「少年キング」から連載依頼があり[15]、『ハーロック』にも同様の話があったことからそれぞれ漫画連載していたところ、松本零士も関わった『宇宙戦艦ヤマト』のブームが到来。両作品とも1978年からテレビアニメ化された。連載開始時は全10回の予定だった[14][16]。10話分を描き溜めて編集部に渡してアフリカ旅行に旅立って1977年1月から連載スタート、帰国すると予想外の人気で連載を何回でもやるように言われ[16][17]、220回、5年に及ぶ連載になった[16]

元々『銀河鉄道999』『ハーロック』『クイーン・エメラルダス』は同一の物語として構想していたところ、アニメ化・漫画化の際に別々の物語として再構成したものである[18][19]

大ヒットした本作は「少年キング」後期の代表作ではあったが、松本がアニメ制作に時間を取られて掲載されないことが何度もあったため、単行本の売れ行きこそ非常に良かったものの同誌の部数を増加させるまでには至らなかった。同誌では銀河鉄道のパスのプレゼント企画が実施され、40万か50万の応募があったという[20]

前述のように1981年9月の原作終了と同年夏公開『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』をもって作品のテーマを完全に描き終わったことから、これで本作は完結したとし、それを無理につなげて創作するのは「デッチあげ」であってもう2度と作らないとしていたが[4]、1988年に再映画化について取材されると「ぜひまたやりたいと考えている」と意欲を見せ[21]、1991年頃のインタビューで「999号そのものの旅が終わったわけじゃないんです」として、主人公星野鉄郎のドラマが完結している問題がクリアされたらという前提で新シリーズに含みを持たせた[14]


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