銀河鉄道999の停車駅
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銀河鉄道999の停車駅(ぎんがてつどうスリーナインのていしゃえき)では、松本零士の漫画『銀河鉄道999』およびそれを原作とするアニメ作品などに登場する停車駅(天体)について解説する。

本稿では便宜上、少年キング連載分をアンドロメダ編、90年代後半に入って執筆されたビッグゴールド連載分ならびにウェブコミック連載分をエターナル編として区分し、登場順に記載しておりTV版とは違う順番になっている。また、999号が臨時停車した天体など、本来の停車駅ではない天体なども併せて記載している。
アンドロメダ編の停車駅
銀河鉄道管理局本部管内
地球
星野鉄郎の故郷。TVアニメ版(以下、TV版と表記)エンディング「青い地球」では地球に太陽光が当たるカットが毎週映され、劇場版第1作冒頭とラストなどでも、その青々とした姿が映っている。ここでは身体を機械に換えた機械化人によって生身の人間が迫害されており、外を歩いているところを銃で撃たれても文句は言えないというありさまである。東京はメガロポリスと呼ばれ[1]、高層ビルが林立し、エアカーが走る透明なチューブ等もある典型的なSF都市として描かれている。不可視の気温調節スクリーンの大ドームにより常時快適な環境を維持しているため、鉄郎が母と暮らしていた郊外の無人地帯は雪が降るほどに寒かったが、メガロポリスは春のように暖かかった。ここでは機械化人たちが富を貪る一方で、生身の人間は路地裏などで貧困にあえいでおり、格差が生じている。機械の体をタダでくれる星にいけるというアンドロメダ行きの銀河超特急999号が停車するため、生身の人間の中には高価な999号のパスを手に入れてこの町を出ようと考えている者が多いが、鉄郎はメーテルからパスをもらったことで999号に乗ることができた。夜になると、機械化人の住んでいる街には灯りがともるが、機械の体を買えない生身の人間が住んでいる地域は暗いまま。劇場版第1作では、999号のパスを盗んででも宇宙の海へ飛び出したい鉄郎と機械化人の警官による追走劇が序盤の見せ場となっている。劇場版第2作では、生身の人間と機械化人との戦乱で廃墟と化している。エターナル編では、機械帝国の滅亡に伴い機械化人がいなくなったことで一旦は生身の人間の手で繁栄をとりもどすも、新興勢力である金属生命体メタノイドの支配下に置かれることとなる。その後、地球を支配する総督ボルカザンダIII世の手で太陽系ごと消滅させられてしまった。
メガロポリス中央駅 / メガロポリス・ステーション
999号の始発駅。モデルは
東京駅。999号は1年に1本のみ、99番ホームより午前0時に発車する[2]。多くの人がここから旅立っていったが、列車が帰ってくるときには乗客が誰もいない無人の空車となっていることが劇中ナレーションで語られている。劇場版第2作では前述の通り戦乱によって廃墟と化していたが、999号に乗ることを促すメーテルのメッセージカードを受け取った鉄郎はその言葉に導かれ仲間たちと共にそこに向かい、停車していた999号に再び乗り込むことになる。線路もかなり傷んでおり、999号の発車時に崩壊している。
火星
地球の植民星の一つ。停車時間は24.37226時間。赤い大地にオレンジの空の景色が広がり、赤色の風が吹く。人間が住めるように惑星改造(テラフォーミング)を行い、気圧を地球と同等にするまでに一世紀かかったことがメーテルの弁で語られているが、作中では住民の大半が機械化人となっている。メーテルは機械の体なら地球なみの住み心地にする必要はないとして、改造を行った人間の努力を「ムダな努力」と評した。エターナル編では荒廃が進み元の火星の姿に戻ってしまい、停車せず通過している。その後、太陽系とともに消滅した。
大シルチス
999号が停車した火星の都。馬車を使って2、3時間で周れる広さであるが、
ゴーストタウンと化しており、火星の自然環境に耐えられずに死んだ者の墓が無数に存在する場所がある。プレイステーション用ゲーム『松本零士999 ?Story of Galaxy Express 999?』では、大シチルスという名称になっている。
タイタン
土星の衛星。停車時間は16日。かつては人間が住めなかったが、入植者の努力により地球よりも緑豊かな惑星となっている。土星からの光が強く、生身の人間は帽子などを被っていないと土星射病になってしまう。メーテル曰く「人間の科学も使い方しだいでこんな素晴らしいこともできるという見本みたいな星」だが、「楽国法」[3]という法律で住人は何をしてもよいとされているため、殺人や強盗が横行している。メーテルも到着早々ぶどう谷に拉致され、鉄郎はこの星に住む老婆から息子の形見の戦士の銃と帽子を譲り受け、救出に向かうこととなった。劇場版第1作では鉄郎に戦士の銃と帽子を渡した老婆はトチローの母とされており、トチローの故郷として描かれている。エターナル編では、惑星が荒廃したことにより停車せず通過している。その後、太陽系とともに消滅した。
ぶどう谷
メーテルをさらった機械化人たちがおり、老婆が暮らす花のホテルに面する川の下手にある。劇場版ではトチローの母の家に面した川から行くことができ、メーテルを拉致したのは生身の人間のアンタレスとその部下とされており、彼らのアジトがある。ここには巨大なカブトムシのような虫(劇場版では虫に似たラジコン)を利用して人間狩りを行う機械化人がいた。
冥王星
太陽系最果ての惑星(2006年以後は冥王星は準惑星に分類)。見渡す限りの氷の世界で、空にはオーロラが輝いている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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