銀河戦国群雄伝ライ
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銀河戦国群雄伝ライ
ジャンル少年漫画SF漫画
漫画
作者真鍋譲治
出版社角川書店メディアワークス
(いずれも現:KADOKAWA
掲載誌月刊コミックコンプ
月刊電撃コミックガオ!
発表号コンプ:1989年11月号 - 1993年1月号
ガオ:1993年2月号 - 2001年11月号
巻数全27巻
カセットブック
発売元角川書店
レーベルカドカワカセットブック
発表期間1992年1月 - 9月
枚数全3巻
アニメ
原作真鍋譲治
監督奥田誠治
シリーズ構成鳥海尽三
キャラクターデザイン高鉾誠
メカニックデザイン寺岡賢司
音楽和田薫
アニメーション制作イージー・フイルム
製作テレビ東京SofTX
放送局テレビ東京
放送期間1994年4月8日 - 1995年3月31日
話数全52話
ゲーム
ゲームジャンル戦略シミュレーション
対応機種スーパーファミコン
発売元エンジェル
プレイ人数1人
発売日1996年3月8日
レイティング不明
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『銀河戦国群雄伝ライ』(ぎんがせんごくぐんゆうでん ライ)は、真鍋譲治漫画、またそれを原作としたテレビアニメ
概要

月刊コミックコンプ』(角川書店)で1989年11月号から1993年1月号まで、『月刊電撃コミックガオ!』(メディアワークス)で1993年2月号から2001年11月号まで連載された。単行本は全27巻まで発行され、後に『月刊電撃コミックGAO!』2003年2月号別冊付録である『銀河戦国群雄伝ライ 異聞』も単行本化された。

また、作者自身の手によって本作の二次創作同人誌化も行われている。その内容は性的なものがほとんどだが本編とリンクしているものも多く、特に「ライと正宗が肉体関係を持つ」という内容のものは前述の「異聞」と本編をつなぐミッシングリンクとして扱われている。
作品解説

神聖銀河帝国皇帝であった光輝帝が崩御したことにより帝政が崩壊する。多数の軍閥による権力抗争が始まる中、北天を制したのが元 帝国左将軍の比紀弾正である。比紀弾正は自身の最も信頼する側近の四天王と共に北天を瞬く間に併呑。五丈国を建国し、残る南天の制圧を掲げ、銀河統一へ向けて動き始めた。そんな折、四天王の一人である狼刃は、その軍団の中で一兵卒であった竜我雷に興味を示し、師団長に抜擢する。ついに戦国時代の風雲児が歴史の表舞台に立つ時がきたのであった。

作中の内容は、日本の戦国時代三国志史記などの中国史、他に『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河英雄伝説』といったSFアニメがモチーフとなっている。宇宙空間における艦隊戦が舞台でありながら、宇宙艦艇以外は文明・技術がほとんど発達しておらず、前時代的な甲冑や刀剣で武装し、砲撃戦の傍らで艦を直接ぶつけて敵艦に乗り込んでの白兵戦で雌雄を決することが多いなど、あまりSFとしての緻密さは重要視されていない。
主な国家
燕、臨
神聖銀河帝国よりはるか昔に存在していた国。この頃より玉璽が「銀河を統べる者の証」として権威を有していた。
神聖銀河帝国
13代270年に及び銀河中央を統治した一大星間帝国、首都星は斉王都。高い文化力と人的資源を背景に近隣諸国を「蛮族」と呼び将来の併呑を目論んでいたが、13代光輝帝の崩御により瞬く間に瓦解。後釜をめぐって、銀河は戦国時代に突入することとなる。
佐倉
神聖銀河帝国崩壊後に残存勢力が集まって五丈に抵抗していた区画。国であると明言されていないが同等の扱いを受けているので掲載。最高責任者は阿曽主禅、首都星は延高城。紀霊元年、五丈軍の侵攻を受けて滅亡した。
五丈国
神聖銀河帝国崩壊後に元 帝国左将軍の比紀弾正が北天の軍閥諸国家を制圧して打ち立てた
国家。首都星は武王都。国主は比紀弾正だが、「軍閥の集合体」という形式をとっているため、緩やかな専制君主制にとどまっている。また、弾正本人も、「五丈王」を名乗ってはいない。四天王をはじめとした軍閥の勢力が強く、官僚機構が整っていないため文官の発言権は小さい。銀河中央を支配し、神聖銀河帝国の地盤を受け継いでいるので文化・生活水準は他国と比べ群を抜いている。弾正の病没後、四人の大臣と四天王改め四元帥から成る最高評議会が国政を動かす、集団指導体制に移行する。なお、名目上は太政大臣を筆頭とする四大臣が四元帥の上に位置しているが、実権を握っているのは四元帥と八人の校尉からなる元帥府である。車騎元帥の骸羅が、弾正の忘れ形見である麗羅を立てて政敵を抹殺し、大元帥に就任。その軍事力で政府を掌握し太常府(大元帥と太政大臣を兼ねた役職)になると、骸羅の一族や、その盟友である狼刃の一派で要職を独占する。麗羅が玉璽を持って武王都から逃亡すると、名実ともに骸羅が国権を独占する。程なくして、仮の玉璽を鋳造した骸羅が帝位に就き、国名を「大五丈」と改める。
大五丈
五丈国の国権を簒奪し、帝位に就いた骸羅が打ち立てた星間帝国。首都星は斉王都。尊号「聖天大帝」こと骸羅を頂点とする専制君主制で、丞相 骸延が内政を、左大元帥 狼刃と右大元帥 骸山が軍事を統括する。当時、五丈国の鎮南将軍・南京楼太守に収まっていた竜我雷が、すぐさま偽帝討伐の兵を挙げ激戦の末に骸羅を倒し全五丈を統一。新生五丈国を興す。
新生 五丈国
竜我雷が偽帝骸羅を討ち、新王朝を打ち立てた国家。作中での呼称は「五丈」あるいは「大五丈」のままだったが、弾正や骸羅の王朝とは体制を一新しているため、便宜上、「新生 五丈国」と標記する。首都星は南京楼、のちに斉王都。さらに皇帝即位にあわせ天極へ遷都。尊号「竜王」こと竜我雷を頂点とする専制君主制で、丞相 大覚屋師真率いる丞相府が国政を統轄し、尚書令 三楽斎馬防が文官を、大将軍 孟閣が武官を分掌している。官僚機構が前政権より整い、武官重視の風潮が薄くなっている。国主と丞相が遠征に出る際は、尚書令が国主代行を務める。他にも、内府 王福来が後宮を仕切っているが、丞相府の指揮下にあるのかは不明。また、無官ではあるものの、経済顧問 大覚屋英真が、国家経済における相談役を務める。
西羌国
南天諸国と共に銀河帝国(北天)と国境を接する異民族国家。専制君主制であるが、王族である秦一族が共同で国政を担う場面が多い。南天以上に武を尊ぶ風潮が強く、国民も総じて勇猛果敢だが、反面政治の駆け引きには疎い。
南天(練・南蛮連合)

練国
南天の部族国家。首都星は益州都(のちに大王理と改名)。専制君主制で、君主の発言権が非常に大きい。比紀弾正の南征時に、五丈四天王の一人 狼刃との戦いにより国王 羅鶴が戦死する。息子の羅候が兵権を継ぐが、一時は智国の従属国支配に甘んじていた。後に南蛮王国の国王 琥瑛罵洲より羅候が国権を譲り受けて、錬・南蛮連合国の実権を握る。軍師 姜子昌の智国への謀略による紅玉(独眼竜正宗)の失脚により、南天の盟主にのし上がる。
南蛮王国
神聖銀河帝国から離れているため、異なる部族が連合して出来た国。首都星は南蛮王都。しかしその結束は極めて脆く、集散離合を繰り返しつつ国としての体裁を保っている。独自の風潮と文明を築いている。国王の琥瑛罵洲(くえいばす)によって一応のまとまりは見せているものの、部族間の対立が燻っており、一枚岩ではない。後に病床の琥瑛罵洲が、娘婿でもある練国の国主・羅候に譲位し、連合国の一部と成る。以後は羅候が連合の統轄に専念するために、琥瑛罵洲の息子達が南蛮三王となり、南蛮宰相 勃?を御目付け役として、南蛮王国を統治する。雷による第二次南征に先立って諸部族の切り崩し工作が行われ、五丈に帰順した部族が南天攻略の大きな支えとなった。
智国
南天の部族国家。首都星は南帝閣。五丈に近い座王都が第二の都市として要塞化されている。もとは南帝閣周辺を根城にしていた海賊に官位を与えて治安維持を命じたもの。「正宗」を尊号とする君主が頂点に立つ専制君主制を敷いている。先代正宗の死後、娘 紅玉(独眼竜正宗)が幼い弟 虎丸を擁して国政を司る。富国強兵を重ね、南天連合の盟主国と目される。その反面、政治体制は脆弱で、軍部と官吏の連携がとれておらず、紅玉のカリスマによって軍部中心の体裁を保っている。比紀弾正の南征後に南天の反抗部族を征伐,糾合して一大版図を築く。後に従属していた錬国の大都督 姜子昌の策謀により紅玉の叔父 丁儀がクーデターを起こす。これにより紅玉から国権が剥奪され、幼王 虎丸を建てる。しばらくは練国の傀儡国家となるが、紅玉が虎丸を連れ出し、夷にて亡命政府を打ち立てる。それ以外の国土は練国の占領下に置かれ、練と五丈の間で振り回される。最終的に虎丸を擁した五丈軍によって南天軍は駆逐され、五丈に併呑された。その後は如海に統治され、国は三つに分割された。その処遇に不満を持った領民はいなかったとされる。
明国
南天の部族国家。神聖銀河帝国以来の名門家である雷神家一族が治める国家。首都星は洛火閣。比紀弾正の南征後に五丈国の策謀によって智国に侵入するが国境侵入の最初の戦闘で大損害を受け、その後に智国が緒戦の優勢のまま一気に明国の首都である洛火閣を攻め陥し雷神家一族郎党の首をはねられ滅亡した。
孟国
南天の部族国家。首都星は虎卓関。比紀弾正の南征後に明国が智国に滅ばされ南天の大国になった智国に対して国主剛志はただちに息子を人質に差し出し智の将として身分を保った。
趙国
南天の部族国家。首都星は流北平。練と南蛮にはさまれる形に位置する。比紀弾正の南征の際に国主であった曹州が骸羅に討ち取られる。南征後に練国から軍事圧力を受け、援軍として智国の軍を自国に受け入れることで智国の領土となった。
五丈の奴隷連合国
コミックス1巻冒頭の地図に登場する国。五丈の版図、南(地図上の「下」)のはずれにあり、五丈国に従属することで主権と領土を保っている(冊封体制)。一部の国は五丈へ朝貢している。後述の夏巾国はこの連合国の一つ。支配者が弾正から雷に移った後も、同じように朝貢を続けている。
夏巾国
コミックス13巻の外伝に登場、五丈国の南端にあった属国。首都星は呂良閣、国王は包元公。南天より支援を得て太悟元年に弾正へ反旗を翻すが、骸羅軍に鎮圧された。忍者に似た装束をまとう特殊部隊(コマンドと呼称されている)を擁している。

「異聞」に名前だけ登場する。ただし夷という国があるわけではなく、新生五丈の版図外にある中小国の総称。智をはさんで練と反対方向、五丈版図より南(地図での「下」)にあると推測されるが正確な位置は不明。住民は純朴で信義に篤く、夷の地にて亡命政権を樹立させた正宗を快く受け入れていた。その後忘れ形見であるジャムカを支援、一大勢力に仕立て上げる。しかしその勢力が大きくなりすぎたため皇帝による親征を受け壊滅した。皇帝より逃亡を許されたジャムカが再び雌伏、15年の歳月をかけて強力な王朝を打ち立てた。
登場人物

の項はカセットブック版 / テレビアニメ版 。
新生 五丈国
竜我家

※・・・蘭々と梨扇は竜我雷夫人ではないが、両者とも紫紋の近しい側仕えで、梨扇にいたっては後に竜我の愛妾にもなったため、この項目に記述する。
竜我雷(りゅうが ライ)
声 -
太田真一郎 / 檜山修之(海兵団突撃中隊長→重機甲師団長→第一近衛軍騎都尉→南京楼太守→鎮南将軍→南京楼軍盟主→五丈皇帝)本作品の主人公。度胸と悪運の強さを五丈四天王 狼刃に買われて一兵卒から師団長に抜擢され、比紀弾正の南征時に先鋒として南天に雪崩れ込み、座王都に一番乗りを果たし、その勇名は敵味方に響き渡る。数々の武功を重ね、南征後には騎都尉へと昇進。比紀弾正死去後は「危険だが殺すには惜しい」とした玄偉の謀りにより中央から遠く離れた最前線である南京楼の太守に封じられるが、南京楼で希代の天才 大覚屋師真をはじめとする英傑達を迎え、力を蓄えていく。骸羅による政変後は鎮南将軍を歴任する。中央で骸羅が皇帝を僭称すると、すぐさま挙兵。金州海で恩師 狼刃を涙をふるって倒し、その余勢を駆って骸羅をも倒し、五丈国を手中に収める。玄偉や西羌王 秦馬らの謀事を鎮圧して五丈王に即位し、自らの尊号を「竜王」と称し、新たに西羌王となった秦宮括と講和を結び、国内体制を固める事に尽力する。そんな中、智の独眼竜正宗と それに呼応し北伐を敢行した練・南蛮連合の羅候率いる軍が、ほぼ同時に大挙して五丈領内に侵攻してくるが、大覚屋師真の戦力集中による各個撃破案を採用し、開彭沖で独眼竜正宗を討取る。その後、返す刀で南天軍主力と六紋海で激突。天文を利用した作戦を採用し、両軍に壊滅的な打撃を加え、撤兵させる事に成功する。正宗死後の智国に言葉巧みに接近し、軍勢を智領全土に派遣し、有名無実となった智王(虎丸)に自害を強要し、事実上智領の併呑に成功する。その後、比紀弾正公ら歴代の北天盟主が成し得なかった南征に本格的に着手する。それを迎え撃つ南天軍を北京沖で撃破し、首都 大王理をも占拠する。そんな最中、同盟関係を反故にした西羌国により首都 斉王都を奪取されるという事態が発生し、新鋭旗艦「金剛」の単騎駆けという奇策により西羌軍を破るも、斉王都陥落の際の被害で正室 紫紋と大将軍 孟閣を失う結果となる。孟起、雲海の2将軍に西羌進軍を下命し西羌国を滅ぼし、後顧の憂いを絶った竜我は、再び南征主力軍に合流したものの、南天国大都督 姜子昌の首を持参した元智国の将 飛竜の凶刃にあい、刀傷こそ軽いものの毒により一時は危篤状態に陥る。だが、師真達の懸命な努力により銀河一の名医 扶華を呼寄せることができ、その治療で一命を取り留める。最終決戦で羅候を討ち取り全銀河を統一。三年後、銀河皇帝として即位し天極を都と定める。特筆すべきは、自分よりも優れた武勇や知謀をもつ英傑達を大勢惹きつけることである。自身もまた、数々の戦役で培った強靭な肉体と、学なき兵卒から君主たる振る舞いを身につける聡明な頭脳、そして天運を併せ持つ。国政においては冷静沈着な面を見せ、部下たちの助言を大事にする。師団長や太守としての経験から、武官だけでは軍隊や国家が成り立たないことを理解しており、補給担当官を侮蔑する宿将たちを叱責したこともあった。信念や義理によって自分と敵対あるいは降ってきた者には寛容だが、単に職業意識で牙をむく者や、日和見で降ってくる者には厳しい見方をする。欠点は、一度懐に入れたものには考えが甘くなることである。特に秦宮括に対しては、その叛意を早くに知りながらも「末弟 公旦のように冷静な状況判断をしてくれる」と信じて南征を優先させてしまう。また、犠牲を少なくするためには非情な策略も用いるが、それで生じる汚名をそそぐことを後回しにする。それゆえ、南天の謀臣たちからは「智王の自害」を絶好の中傷材料にされ、西羌国背信の一因となった。私的なところでは酒好き、大飯喰らいな面もあって何でも食べるが、きくらげだけは大の苦手。兵卒時代は女に苦手意識があったが、国主になってからは色を知るようになり、後宮に三百人もの女を侍らせる。ただし、紫紋に言わせれば「戯れで女を抱かない」気質で、男性としての愛情は基本的に、紫紋はじめ麗羅、楊尚香、綺羅たち四人の竜我雷夫人と愛妾である梨扇に向けられている。この五人以外の宮女にも夜伽をさせるが、紫紋や麗羅の機嫌を損ねないよう頻度に気を配っている。なお、蘭々のことは「チビスケ」と呼んで妹のように可愛がっているが、愛妾関係だったのかは不明。また「女好き」という評判だが、華玉や神楽、邑峻のような「他人の女」に手を出す描写はなく、相応の節度は持っていたようである。アニメ版でも基本的な性格は変わらないが、智王(虎丸)を保養地に連れ出して懐柔を図るなど、やや穏健さが増している。プロフィールは年齢18歳、身長172センチメートル、体重55キログラム、趣味はよく斬れる刀を集める事、特技は居合い斬りと設定されている[1]。<異聞>五丈帝国初代皇帝に即位し、都を天極に改めて十数年後に、智海南道で海賊ジャムカ(雷光)の軍勢の動きに頭を悩ませる。一向に戦功の上がらない守備軍に代わり、自ら車騎大将軍 項武と隠居していた元丞相 大覚屋師真を伴い、親征する。始めのうちは軍の指揮を項武と師真に委ねていたが、戦役間際に自らジャムカの前に姿をあらわし、一騎討ちを行い、これを捕らえる。「竜我」と呼ばれることが主だが、親しい者には「雷」と呼ばれる。「竜王」を名乗って以降は、「竜我」に代わり敵味方問わずそちらで呼ぶ者が多くなる。
紫紋(しもん)
声 - 小山裕香 / 三石琴乃(阿曹主禅息女→竜我雷正妻→死亡)旧帝国将官、阿曹主禅の娘。母は帝国最後の皇帝である光輝帝の皇女であり、唯一皇室の血を受け継いでいる。父親が討たれ敗れた後、皇孫であるゆえに五丈に身柄を引き渡される。その後、恩賞として竜我の許に預けられた。竜我は先陣として父を討ち取った直接の仇であり、それを初対面の際に知るが、同時に情深い部分を見たこともあってか当初から恨みを覗かせることはほぼなく、惹かれ合っていく。


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