銀座四丁目交差点 (ぎんざよんちょうめこうさてん)は、東京都中央区銀座にある交差点。銀座のランドマークである和光本館や三愛ドリームセンターなどが建つ交差点として有名である。
概要地図
銀座四丁目交差点は銀座のほぼ中央に位置しており、銀座のメインストリートである中央通り (国道15号)と、日比谷と築地方面とを結ぶ晴海通り (都道304号)が直交する交差点である。晴海通りを境に京橋寄りの北側一帯が「銀座四丁目」にあたるが、交差点名はこれに由来する。晴海通りの新橋寄りの南側一帯は「銀座五丁目」にあたり、旧町名は「尾張町」といった。交差点は、江戸時代は「尾張町四ツ辻」[1]、昭和初期までは「尾張町交差点」と呼ばれたが[2]、旧町名が関連している。
銀座四丁目交差点の周囲には著名な建物が集まっており、銀座を代表する景観を呈している。特に有名な建物は、銀座四丁目西側角に建つ和光本館である。1932年(昭和7年)築の時計台を擁するネオルネサンス様式の建物で、銀座のシンボルとして長い間親しまれてきた[1][3]。銀座四丁目東側角には、老舗百貨店の銀座三越がある。1930年(昭和5年)築の建物で[1]、銀座のランドマークのひとつとして知られてきた[4]。銀座五丁目西側角には、銀座のランドマークのひとつである三愛ドリームセンターがある[5]。1963年(昭和38年)築のガラス張りで円筒形が特徴的な建物で、2003年(平成15年)には「DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選ばれた[1]。三愛ドリームセンターの目の前の歩道上にには警視庁築地警察署銀座四丁目交番がある[6]。銀座五丁目東側角には、白い網目状の外観を呈する銀座プレイスがある。かつては銀座ライオン、のちにサッポロ銀座ビルがあったが、再開発により2016年(平成28年)に新たな商業施設として建替えられた[7]。
交差点周辺は日本で最も地価が高い場所といわれており[1]、公示地価や路線価の発表で話題になることが多い。2018年(平成30年)春発表の公示地価では、和光本館の1棟先にある山野楽器銀座本店が日本一となり、1 m2あたり5,550万円は過去最高額を更新した[8]。