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この項目では、工具について説明しています。植物については「カンナ (植物)」を、その他の用法については「かんな」をご覧ください。
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出典検索?: "鉋" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2016年12月)
台鉋

鉋(かんな、かな)は、木工用の工具の一種。主として材木の表面を削って加工する目的で使われ、一般には台鉋を指す。通常は材木の表面を平滑にするために使われるが、材木に溝を作るなど特殊な目的用の鉋も存在する。

台鉋は四角形の木製の台(鉋台)の中に刃を組み込んだ鉋である。日本では明治初期以降、図のような刃が2枚ある二枚鉋がヨーロッパの鉋から導入され、現代ではこちらのほうが主流である。2枚の刃うち、下側の刃を「鉋身(鉋刃)」といい、上側の刃を「裏金」という。鉋身は鉋台に斜めに取り付けられており、刃の付いている側は僅かに鉋台から下側に出ており(この部分で木材を削る)、その反対側の部分は鉋台から上側に出ている(その上端の部分を「頭」という)。また、鉋台のうち、刃が組み込まれている側の端を「台頭」、反対側の端を「台尻」といい、加工材と接する部分を「下端」という。鉋身を出すには鉋身の頭(刃の反対側の部分)を叩いて出し、反対に引っ込めるには台頭(刃の取り付けられている側の鉋台の先端)を叩いて調整する。台には主にシラカシアカガシが用いられる。

日本の大工仕事では、台鉋の使い方一つで腕前の良し悪しが判断されることがある。名人級になると、0.003 mmの薄さに削ることもできる[1]。ただし、実際は鉋に求められる技量は薄削り以外にも多岐にわたるので、薄削りの名人が腕のいい職人であるとは限らない。
歴史
中国魯班経1606年刊の絵による、明時代の建築風景。画面左側で台鉋が使用されている。両側に取り付けられた柄を持ち、押して材を削るタイプである。

中国では鉋の文字が唐の時代から使われ始めるが、これは現在の鉋台ではなく蜈蚣(むかで/ごこう)鉋子のことで、スクレーパーが複数枚並んだの様な道具である。
槍鉋槍鉋 (竹中大工道具館蔵)

槍鉋・?(やりがんな)は棒の先にの葉のような形の両刃を付けた道具である。

日本では古代から中世には、建築部材の表面の平滑な仕上げを行うために、この槍鉋・?を用いた(その前工程の表面加工には(ちょうな)を用いた)。国内最古の?は、石川県小松市の八日市地方遺跡から2017年に出土した弥生時代の製品が発見されている[2][3]
廃絶と復元

日本の近世 - 近代以降は、台鉋が現れ普及し、槍鉋は途絶えた。文献や絵画に残るのみで、槍鉋の製法や技法は久しく失われていた。しかし西岡常一らが文献、発掘品、当時の柱の削り跡など様々な資料を調査・分析し、20世紀の終わり頃に槍鉋の復元に成功した。
台鉋

台鉋の起源は明確ではないが、79年に噴火で埋もれたポンペイから世界最古の台鉋が出土している。また世界各地で、鉋の台頭が無い様な(日本の押し鉋の様な)形のwedged adzが発見されている。現代の日本の鉋は使用者が手前に引く際に木材が削れるようになっているが、ヨーロッパ中国のものは逆に押した時に削れるようになっているものが多い。ただし、日本で鉋を引く様に統一されたのは江戸時代中頃の事であり、室町時代に中国から台鉋が入って来た当初は押して使っていたことが当時の絵図などから判明している。

現在では、建築用には回転刃で切削する備え付け式または可搬式の電動カンナが多用されている。


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