鉄甲機ミカヅキ
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鉄甲機ミカヅキ
ジャンルテレビドラマ
原作雨宮慶太
脚本雨宮慶太
井上敏樹
監督雨宮慶太
出演者高柳勇太
ナレーター玄田哲章
製作
制作小椋事務所
製作フジテレビジョン
メディアファクトリー

放送
放送国・地域 日本
放送期間2000年10月23日 - 2001年3月24日
放送時間不定期
放送分60[注釈 1]
回数6
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『鉄甲機ミカヅキ』(てっこうきミカヅキ)は、2000年10月23日から2001年3月24日までフジテレビ系で全6話が放送された、メディアファクトリー製作の特撮番組。
内容

基本的に月1回の放送で、地域によって放送日や放送時間が異なっていた。制作費は10億円で、テレビ作品としては破格の巨費が投入された。

『序夜』は当初映画作品として企画され[1]、総勢500名以上のスタッフが参加し1年かけて製作された[2]

DVDでは5.1chサラウンドで音響設計がなされており、監督の雨宮慶太はこれを「音の特撮」と称している[3]。また画面アスペクト比はテレビ放送ではスタンダードサイズであったが、撮影ではビスタサイズを想定して製作されており、雨宮はビスタサイズで収録されたDVD版が演出の意図した構図であると述べている[3]
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この作品記事はあらすじの作成が望まれています。ご協力ください。(使い方)

登場人物
岩動 風雄(いするぎ かぜお)
主人公。小学4年生。10歳。内向的な性格で同級生からいじめを受けているが、ミカヅキと出会いAITのメンバーとなり、心身ともに逞しく成長していく。言霊の力をもってミカヅキを操る。
火野アカネ(ひの アカネ)
女子高生にして「あけぼの重工」3代目社長。16歳。月光機の操縦者。男勝りで活発な性格。
二宮 ユキ(にのみや ユキ)
アカネの同級生にして彼女の親友。シンゲツの操縦者としてAITに所属する。実はザメに憑依されていたが、アカネたちの活躍により無事救出される。
岩動 哲朗(いするぎ てつろう)
風雄の父。元Z-ONEの中心メンバー。天才的な考古学者で、ウテルスを発見するが行方不明となる。実はウテルスに取りこまれ、そのままアストラル体として、アストラル界で生きていた。最終回で風雄との再会を果たすが、「本当に会いたいと思うなら、自分の力で会いに来い!」と息子に発破をかけた。
岩動 朋子(いするぎ ともこ)
風雄の母。34歳。元Z-ONEメンバーで研究所で暮らしていた。ミカヅキを見つけた日に風雄を出産。出産後はZ-ONEを退団し、ウテルスを探しに出た哲朗の帰りを幼い風雄とともに待ち続けていた。哲朗が行方不明となり、たった一人の大切な家族である風雄のAIT加入を初めは反対していたが、最終的には風雄を温かく送り出す。
麻田ナナ(あさだ ナナ)
風雄の同級生。風雄と
交換日記をしている。いつもいじめられている風雄のことを不憫に思っているが、言い出せずにいる。母子家庭で育っている。
遊佐 亘(ゆさ わたる)
元Z-ONEメンバーで、日下有希子の婚約者。哲朗たちとウテルスを見つけた日に、トルパに心身を乗っ取られて死亡。身体はそのままトルパのものとなった。その後、ザメに倒された。
ルナ・ティカル
アストラル界の妖精。
AIT

Annihilate Idea-monste Tacklersの略、読みは「エイト」。イドム殲滅のために組織された。正式発足前は、所在地から「幕張」というコードネームで活動していた。
日下 有希子(くさか ゆきこ)
AIT 統括官。元Z-ONEメンバー。Z-ONE時代、哲朗たちとウテルスを見つけたが直後に発生した事故により婚約者の亘を失くし自身も脚を負傷。その為歩行には杖を使っている。
土肥原 邦夫(どいはら くにお)
作戦室室長。3等抑佐。パーソナルカラーは黄色。酒飲みで、勤務中でも酒を飲むことがある。嘘をつくとき関西弁になる。離婚歴があり、作家をしている元妻の高島勢津子に強い未練がある。非常に女好きでスケベだが、人情味溢れる性格。
木場 勇(きば いさむ)
機動班隊長。抑曹長。パーソナルカラーは赤。真面目な性格で、複数のサブイドムを一人で撃退するほど戦闘能力も高い。青汁が好きで勤務中にも飲んでいる他、土肥原曰くスティックタイプのものを常に持ち歩いている。
金城 正人(かねしろ まさと)
機動班隊員。2等抑曹。パーソナルカラーは青。怪獣オタクで、学生時代は「怪獣研究会」に入っていた。「怪獣研究会」はイドムびいきで、ミカヅキを敵扱いしている。月光機については「やられっぷりが良い」と評価されている。アカネに気がある素振りを見せる。
和泉 沙織(いずみ さおり)
通信課課長。准抑尉。パーソナルカラーは紫。女性隊員ながら、月影とも互角に渡り合える実力を持つ。後述する過去の出来事の後悔から、ナナと喧嘩した風雄に仲直りのきっかけをつくる。
ガイラの国
トルパ
ガイラの国の王。封印されていたが遊佐に憑依して復活した。ユカ王朝復活を目論む。
月影
トルパの従者。複数の武器と、高い身体・格闘能力を持つ。
神官ザメ
ガイラの国の神官。かつてトルパの部下だったがトルパに反逆する。二宮ユキに憑依している。
ゲスト
壬生 海我(みぶ かいが)
第二夜に登場。沙織の幼馴染で、
女性ばかりを狙った連続殺人犯。沙織とのふとした行き違いから裏切られたことをきっかけに、女性への憎悪を爆発させ、復讐のために女性を殺し続けていた。護送される途上でトラウマを思い起こされて暴れ狂ったところ、トルパにその復讐心を見出され、彼の力によって転移したことで護送車から脱走。ドアイドムを生み出し、荒廃した2人の秘密の場所で沙織と再会する。お互いに正体を知らぬまま当時の出来事を含め、思いをぶつけ合う。沙織のこと(ひいては女性そのもの)を憎んではいたが、沙織との思い出を断ち切られておらず、「秘密の場所に沙織が来て海我が居なかったらガニメデ像の壷に赤いビー玉を入れていく」という2人で交わした約束を覚えており、やり取りの途中で彼女が沙織だと気付く様子を見せる(沙織は海我に謝りたい一身で、秘密の場所に毎日訪れビー玉を入れ続けていた)。直後に、風雄を狙って乱入してきたトルパの従者・ツキカゲが逸らした攻撃がガニメデ像に当たったことによって、その真実を思い知らされて呆然とするも、ツキカゲの攻撃から咄嗟に沙織を庇い致命傷を負う(ツキカゲは沙織に発砲されたことで一時的に行動を停止。その後沙織と戦闘になり同時に風雄も狙うが、ミカヅキの登場により撤退した)。最期は赤いビー玉を沙織に一つ手渡し、そのまま不運に満ちた人生を終える。ドアイドムは海我の死後、ミカヅキに倒された。
登場ロボット

諸元ミカヅキ零
身長60 
m
体重3万5千 t(推定)
ミカヅキ凱
身長50 m
体重3万 t(推定)
最高飛行速度マッハ3

ミカヅキ零(ミカヅキゼロ)
全身がソムニウムという物質で構成された黒き巨人。厳密にはロボットではなくただの巨像であり、なぜ動くのかは謎に包まれている。風雄の言霊によって動き、風雄の命令を全力で実行する。特別な武器はないが、全身を構成するソムニウム自体にイドムの構成物質を中和する作用があるため、パンチやキックなど敵に直接触れる攻撃を行う。ミカヅキ自体のパワーも凄まじく、パンチ一発でビルを砕き、重量数万トンのイドムを軽々と投げ飛ばす。胸の真ん中に三日月の紋章がついている。空間転移能力により、風雄の生命の危機には即座に現れる。激昂したアカネが風雄を叩いたときは、アカネを踏みつぶそうとするなど、風雄のことは全力で守る。自己修復能力も備え、シンゲツビースト戦で失った右腕を戦闘後に再構成している。
ミカヅキ凱(ミカヅキガイ)
第三夜で、風雄の「飛べ、ミカヅキ!!」の言葉に応えて発現したミカヅキの第二形態。体色が銀色に変化し全体的にスマートになった他、背中にロケット(漫画版では天使のような羽)のようなものが出現し、飛行能力を得た。従来の拳や蹴りの他に、手刀を振るうことでエネルギーの刃を出す攻撃も行った。
シンゲツ
ミカヅキと対になる巨人。初登場時はミカヅキ零の姿で現れ、殻を破るように中から出てきた。一時はミカヅキ同様AITの管理下に置かれるが、やがて本来の使命を果たすべく動き出す。
胎曲天[4]
シンゲツがミカヅキを取り込み、融合した姿。「ミカヅキ・シンゲツ融合体」とも呼ばれる[5]。現世をリセットすべく、地上に向けて、無数の落雷を放つ。AIT本部をも容易く壊滅させたが、イエイドムから飛び出した風雄がミカヅキの制御を取り戻したことで分離。シンゲツビーストへと変形した。
シンゲツビースト
最終決戦の際、ミカヅキと分離させられ異形化したシンゲツ。その名の通り生物的でグロテスクな外見。胎曲天と同じく電撃を放つ他、自らの周囲に回転刃を展開することが可能。ミカヅキと全月光機の集中攻撃すら寄せ付けず、ミカヅキの右腕をもぎ取るが、風雄やアカネ、AIT隊員たちの言霊によって作られた言霊の剣に刺し貫かれ、消滅した。
月光機(げっこうき)
あけぼの重工製作の有人ロボット兵器シリーズの名称。ブリキのロボットの玩具のような外見をしている。基本的にやられ役だったが、シンゲツビーストとの最終決戦ではミカヅキと共に奮闘した。漫画版では丸いデザインのロボットで、いわゆるリアルロボット的な外見になっている。

諸元月光機 初号
身長25.6 m[要出典]
体重1800 t[要出典]
最高速度80 km/h[要出典]

初号
緑色の外装。動力はディーゼルエンジン。30mm機関砲2門、105mm砲1門、ソムニウムミサイル4発を搭載。胸部中央に掘削作業用クレーンが収納されている。コックピットは離脱式。トレーラー形態への変形が可能。スイカイドムと二度交戦するも、二度とも敗れる。対スイカイドム戦敗退後、装甲板の一部をリサイクルして“月光鍋”が製造販売された。

諸元月光機 弐号
身長40 m[要出典]
体重3000 t[要出典]
最高速度50 km/h[要出典]

弐号
ピンク色の外装。30mm機関砲2門、ソムニウムビーム砲2門、105mm砲1門を搭載。全身に高圧電流を流すことができる。多機能だった初号から、設計を単純化し戦闘用に特化させた大型機。ドアイドムの扉に飲み込まれかけ、ミカヅキに助けられた。

諸元月光機 参号
身長24.5 m[要出典]
体重1600 t[要出典]
最高速度70 km/h[要出典]

参号
黄色の外装と二足歩行が特徴。30mm機関砲1門、ソムニウムビーム砲4門、ソムニウムミサイル1門、ピンポイント・バリアーを装備。二足歩行の弱点である安定性の低さをカバーするため、機体背部に大型アーム状の転倒防止装置を装備している。フウリンイドムに敗れるも、今までとは違い機体損傷自体は小破で済んでおり戦闘後も普通に稼働していた。
四号
赤い外装と卵型のボディが特徴。ソムニウム砲2門、ソムニウムシャワー1門を装備。ソムニウム兵器に特化した武装を補うため、背部に大容量ソムニウムタンク2器を装備している。参号の2倍の機動力、攻撃力を誇る。従来機に比べると桁違いの性能を持ち、イドムギリークの頭部を一撃で完全に吹き飛ばしたが、すぐに再生され腕で貫かれて沈黙した。
五号
金色の外装とこれまでの月光機にはない軽快な動作と飛行能力が特徴。ソムニウムバルカン2門を装備。背部に折りたたみ式の翼を持ち、VTOL 能力を有する。
AITの装備
タクティカル・スーツ
対イドム用特殊戦闘防護服。AITジャイロのパイロットスーツとしても機能する。
AITジャイロ
AITの一人乗り戦闘機。
ライノスネイル
98式高機動多目的装甲車。
ウルティマ砲
AIT本部に装備された対イドム用兵器。
用語
アストラル界
この世に隣接する非物質世界。精神のみが存在する世界。
ガイラの国
太古に存在した謎の王国。思念を物質化することで繁栄を誇ったが、ウテルスを濫用した王トルパにより滅んだ。
ウテルス
人の思念を実体化する存在。
言霊(ことだま)

想念の実

ソムニウム
人の思念に反応する物質。
Z-ONE(ゾーン)
古代文明の研究機関。エイトの前身となる。
イドム
Idea-Monster(イデア・モンスター)の略。人間に植え付けられた想念の実が熟し、弾けると誕生する。宿主となった人間のトラウマや思い出に影響されて形態や能力が変化する。
キャスト

参照公式ビジュアルブック 2000, pp. 62?63、公式ビジュアルブック2 2001, pp. 76?77、宇宙船YB 2001, pp. 20?21

岩動風雄 - 高柳勇太

木場勇 - 高知東生

土肥原邦夫 - 螢雪次朗

火野アカネ - 奈良沙緒理

日下有希子 - 白島靖代

二宮ユキ - 原史奈

金城正人 - 岡田秀樹

和泉沙織 - 松丘小椰

ルナ・ティカル - 吉野紗香

遊佐亘 / トルパ - 小家山晃

ザメ - A・W杏子

広瀬晋平 - 赤星昇一郎

花山千吉 - 楠見尚己

防衛庁幕僚 - 大谷朗

麻田ナナ - 野口由佳

岩動風雄(5歳時) - 神木隆之介

AIT隊員金子 - 金子昇

AIT隊員藤本 - 藤本学

OP・MAI - 八木田麻衣

OP・YOU - 黒沢ゆう子

OP・HIRO - 戸田比呂子

岩動朋子 - 高岡早紀

岩動哲朗 - 杉本哲太

オープニングナレーション - 玄田哲章

スーツアクター

ミカヅキ零、タクティカル・スーツ(木場)、スパルタクスTC -
吉田瑞穂

ミカヅキ凱、タクティカル・スーツ(和泉) - 大橋明

シンゲツ - 福沢博文

タクティカル・スーツ(土肥原) - 森崎えいじ

タクティカル・スーツ(金城) - 秋山智彦

タクティカル・スーツ(金城) - 林潔

タクティカル・スーツ(パイロット)、月光機4号 - 佐々木俊宜


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