鉄人28号_(2004年版アニメ)
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鉄人28号
アニメ
原作横山光輝
監督今川泰宏
シリーズ構成今川泰宏
脚本今川泰宏、山口亮太北嶋博明
荒木憲一面出明美
キャラクターデザインなかむらたかし
音楽千住明
アニメーション制作パルムスタジオ
製作敷島重工(GENCOガンジス
放送局テレビ東京ほか
放送期間2004年4月7日 - 9月29日
話数全26話
ゲーム
ゲームジャンル巨大ロボット操縦アクション
対応機種PlayStation 2
発売元バンダイ
開発・発売元サンドロット
プロデューサー黒田志郎
プレイ人数1 - 4人
発売日2004年7月1日
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメコンピュータゲーム
ポータルアニメコンピュータゲーム

『鉄人28号』(てつじん28ごう)は、今川泰宏監督による横山光輝漫画作品『鉄人28号』をテレビアニメ化した4番目の作品。2004年テレビ東京系列で放送され、翌2005年キッズステーションBSジャパンで放送された。鉄人28号シリーズ初のハイビジョン製作かつデジタルアニメでもある。
概要

本作品はメディアミックス戦略を取り、同時期にPlayStation 2によるビデオゲーム、音楽集CD、本作品のDVD化、オリジナルアニメ(モノクロ版)DVDの再パッケージ販売、フィギュア付き食玩の販売、超合金ミニチュアの販売、鉄人28号解説本、実写版映画の公開、劇場版アニメの製作が行われた。また、原作漫画の完全復刻版の発売も開始された。

2007年3月には本作の作風(一部キャラクター設定については、相違あり)をベースにした劇場アニメが公開された(詳細は『鉄人28号 白昼の残月』を参照)。
解説

原作の連載時期である昭和30年代を舞台に、「もはや戦後ではない」と言われた当時の日本の風物を積極的に取り入れ、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しているのが特徴。原作のイメージを重視しているがストーリーはアニメオリジナルで、ロボット活劇よりも鉄人も含めた太平洋戦争の残した闇の遺産の数々に、戦時中の記憶を持たない少年である金田正太郎が直面するヒューマンドラマが重視されている。

オープニング映像は、アニメ第1作の雰囲気を残しながら鉄人の勇姿を描いている。昭和30年代の東京上空を鉄人が飛び、夜の銀座交差点、跳ね上げ式の勝鬨橋隅田川土手、おばけ煙突などが登場する。

放送中の2004年4月15日に原作者の横山光輝が急逝したため、追悼文を画面上部に流した(ローカル編成の深夜アニメのため、追悼文が流れた日付や話数はネット局によって異なる)。
シリーズ構成

26回放送分の内、前半部は2話または3話構成のオムニバス形式となっている。鉄人登場編2話、モンスター編3話、スリルサスペンス編3話、ケリー編3話、短編集3話、京都編2話となっている。短編集3話では鉄人はほとんど活躍せず、正太郎の少年探偵としての活躍を描いている。それぞれの部分は独立性を持ちながらも、後半部の伏線として、「戦争兵器」、「人造人間」、「善悪はリモコン次第」、「超人間」、「科学者の悲劇」、「人工知能」についてを説明している。

後半部は連続したストーリーであり、まだら岩編4話、黒部編6話となっている。この部分は原作の設定がかなり変えられた部分が多い。大塚署長が更迭され、敷島博士が自殺し、鉄人の行動が制限され、少年探偵としての活動もできなくなり、金田邸も取り上げられて、暗い雰囲気が漂っている。大塚署長と敷島博士の関係も、前半では公人としての関係を保っていたが、後半は無二の親友に切り替えられている。ただし、結末に関しては本来原作者である横山がやりたかったとされるものを元にしている。

予算面から大型ロボットの格闘シーンは少なくならざるを得ず、その代わりに正太郎とその「父」である金田博士、大塚署長、敷島博士らとの親子の情愛が強く描かれている。

科学技術に溺れる科学者とその悲劇を繰り返し描いている。しかし、科学や科学者自体を否定的に描写するのではなく、時代の流れからやむをえないものとして捉えている。
設定の相違

原作は昭和30年代において科学の最先端を描くため、舞台は欧米風で、登場人物はドライだが、本作は21世紀において昭和30年代を描くため、日本風や昔風のものが多く、登場人物はウエットである。
正太郎
原作の正太郎は、身体は少年だが、思考パターン、言葉遣い、体力、能力は大人そのものだった。本作では、優れた能力と特別な資格を持つものの、あくまでも子供として描かれている。
敷島博士
原作では大学教授的な科学者、技術者として描かれたが、本作では敷島重工の社長であり、かなり大きな工場を持つ経営者とされた。
大塚署長
原作では正太郎の生い立ちについてはほとんど触れられていないが、本作では正太郎の出生、養育について全て大塚署長が関与したものとされた。
ストーリー

第二次世界大戦末期、大日本帝国陸軍は決定的な兵士不足に悩まされていた。そこで考えられたのが不死身の兵士「鉄人」を作り出す鉄人計画であった。


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