鈴蘭台駅*
鈴蘭台駅ビルのベルスト鈴蘭台
すずらんだい
SUZURANDAI
鈴蘭台駅(すずらんだいえき)は、兵庫県神戸市北区鈴蘭台北町一丁目にある神戸電鉄の駅[1]。駅番号はKB06。
駅南側に鈴蘭台車両基地がある[1]。標高278 m。
利用可能な鉄道路線
神戸電鉄
有馬線
粟生線 - 当駅が始発駅であるが、多くの列車は有馬線経由で新開地駅に発着する。
歴史再開発事業前の東口駅舎
戦前の鈴蘭台地区はダンスホールやビアホールなどを擁する避暑地として栄え、「関西の軽井沢」と謳われた[1]。戦後はニュータウンとして売り出され、特に神戸高速鉄道開業に伴う阪急・阪神との接続が開始されて以降、人口は急激に増加した[1]。
2018年9月に北区役所と商業施設が入居する駅ビル「ベルスト鈴蘭台」が開業し、駅ビルと連結する橋上駅舎の供用が開始された。2020年7月には、ロータリー整備を含む駅周辺の再開発事業が完了した[5]。
年表
1928年(昭和3年)11月28日:神戸有馬電気鉄道 湊川 - 電鉄有馬(現在の有馬温泉)間開業時に、小部駅(おぶえき)として開業[1][4]。
1932年(昭和7年)8月1日:鈴蘭台駅に改称[1][4]。高原に咲く清楚な花「スズラン」をイメージし、命名されたという[6]。
1936年(昭和11年)12月28日:三木電気鉄道(現在の粟生線)の鈴蘭台 - 広野ゴルフ場前間が開業[4]。
1947年(昭和22年)1月9日:神戸有馬電気鉄道と三木電気鉄道が会社合併し、神有三木電気鉄道の駅となる[4]。
1949年(昭和24年)4月30日:社名変更により神戸電気鉄道の駅となる[4]。
1973年(昭和47年)2月:ホーム拡張・拡幅[1]。
1988年(昭和63年)4月1日:社名変更により神戸電鉄の駅となる[4]。
2011年(平成23年)3月26日:ホームと地下道をつなぐエレベーター設置。地下道に面して南改札口新設。この工事により、ホーム全長が縮小。
2016年(平成28年)2月:再開発事業の工事が本格化する。
2018年(平成30年)9月25日:北区役所と商業施設が入居する駅ビル「ベルスト鈴蘭台」と連結した橋上駅舎が供用開始[7][8][9]。
2020年(令和2年)
2月26日:駅前広場完成。
7月:駅前広場周辺道路整備が完了し、再開発事業が完成[5]。
駅構造ホーム (手前が4番線、橋上化工事前)
駅の南北で高低差があるため、駅の南側は盛土駅で、北側は地上駅である。改札はホーム上にあり、エスカレーター、エレベーター、階段で改札とホームが結ばれており[1]、中央改札口が設けられている[1]。島式2面4線のホームを持ち、有馬線・粟生線は方向別にホームを共有している[1]。下りホームには待合室がある。なお、ホーム新開地寄りのエレベーターは中央改札口から独立しており、駅構外の道路に直結する改札となっている[1][10]。 三田方面 谷上方面 三木方面 小野方面 西鈴蘭台方面
のりば
付記事項
ホーム有効長は1番線5両、2・3・4番線は6両であったが、現在はエレベーター設置により、全線4両と短くなっている。主に1・3番線に有馬線、2・4番線に粟生線の列車が入線する。