鈴木 藏(すずき おさむ、1934年12月1日 - )は日本の陶芸家。重要無形文化財保持者。 岐阜県土岐市出身。この地方は美濃焼の産地であり、父・鈴木通雄は釉薬の研究者。陶土や釉薬について学び、基礎的な知識を身につけた後、荒川豊蔵や加藤土師萌などに師事。桃山時代から継承されてきた陶芸技法である志野の研究に励み、その技法を体得。 1953年、岐阜県立多治見工業高等学校窯業科を卒業後、丸幸陶苑試験室に入社。父親の手伝いをする傍ら制作を続け、1959年に初出品した現代日本陶芸展、日本伝統工芸展で入選。その後の受賞も数多く、1982年には日本陶磁協会金賞、1987年には芸術選奨文部大臣賞を獲得。 若い頃から志野への技法を追求し、古来の半地下式穴窯を改良した独自の焼成方法を考案するなどの姿勢も評価され、1994年6月27日に重要無形文化財「志野」保持者に認定された。2006年現在も志野独特の白色の釉薬の原料である長石に対しても研究を重ねており、陶磁への制作意欲を見せている。 典拠管理
経歴
外部リンク
⇒鈴木藏 - 日本工芸会
WorldCat Identities
CiNii: DA1313095X
この項目は、美術家・芸術家に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:美術)。
更新日時:2018年10月3日(水)02:05
取得日時:2019/01/30 12:59